teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

その完璧主義を叩きなおしてやる!

進捗が遅れてるだと?


(以下、矢島金太郎風)

仕事ナメてんのか。
なんでそれが遅れてるか理解できてないだろ?
この件に関しては何度でも怒るぞ。

とにかくまず「完成」させろ!!

どこまで丁寧に仕事してるんだ?
そんな細部まで完璧にやれといったか?
手触り?
高速、軽量化?
神は細部に宿る?
馬鹿野郎!!

1章だけ100点で、残り9章が0点だったら納品できねーんだよ!!
だいたいそんなスピードじゃ、誰よりも先にお前が飽きるだろ!!!
そんなやる気も感性も鈍った状態で完成にたどりつけるか!!

まず、10点で10章分作れ!!!
島本和彦も言ってるだろ!!

「クオリティ」は次回作で上げろ!!

いきなり「ガンダム」作りたいとか
実力に合わない妄想言ってんじゃねえよ!!

ガンダムの前身に「無敵超人ザンボット3」があんだよ!
勇者ライディーンがあんだよ!
トリトンは原作改変!
なによりもコンテ千本切りだ!!
最初はスピード重視でクオリティはそこそこなんだよ!!

ビートルズも鮮烈にデビューしてるんじゃねえぞ。
デビュー前は毎日巡業先のクラブで6時間以上の演奏だ。
そりゃいろんな名曲をも吸収するよな。

そんなんでもな、監督じゃ無くても、
デビューしてなくても、プロとして金稼いでるんだよ。

10点の10章を作りあげたら、そのベースがあるんだから
次は20点の10章を作ったらいいだろ。
Ver3は、35点か40点いくかもしれねえ。
そうやって、量をこなして「実力」をつけるんだ!!
最初から妄想どおりの完璧作ろうとすんじゃねえ!!

「信用」を勝ち取れ!!

おまえの妄想を実現するには
「金」x「時間」x「実力」が必要だ。
当然、今は全然足りねえ!!!

「実力」はさっき言ったとおり、頭を使い量をこなせ。
「金」と「時間」は「信用」で引き出すんだよ!

間に合わせるのが「信用」だ!!
1回も落とすな。
「信用」を積み上げろ!!!!

いくら天才で「実力」があっても、
間に合わせねえ「信用」のないやつに
金は出せねえんだよ!!!


それでもクオリティにこだわりたければ、、

どんどん「仕様」を削れ!!!

そんな機能はいらねえ!!
そんなにキャラはいらねえ!!
そんな情報密度はいらねえ!!
そんなデカイ舞台も必要ねえ!!
周りがやってる常識的なモードも必要ねえ!!
解像度を落とせ!!
色を減らせ!!
話も短くていい!!!

キャラ達が金太郎飴でもいいんだ!!
その分元の金太郎飴にクオリティかけたらいい!!

わかるか?
Ver1.0は機能もキャラも話も
足りないぐらいでちょうどいいんだよ。
どんどん削って絞り込んだら、
足りない時間と実力でも尖ったクオリティちょっとは出せるだろ?
仕様が少ないほどボリュームも作りやすいだろ?


ドラゴンクエストはPCのウルティマ、ウィザーリィがすでにあったから
ドラクエ3の転職パーティ制が当初の仕様なんだ。
でも当初のROM容量や技術や、
なによりRPG初心者に対しての配慮もあって、
とんでもなく仕様を削ったドラクエ1が生まれたわけだ。

最初はそれでいいんだよ。
それから難産の2でパーティ制ができて、
やっと3で転職までのボリュームを備えるんだ。
「実力」や「信用」はそうやって溜めるんだ。

常に「休憩」(終わり)を意識しろ!!


馬鹿野郎!!!
スケージュールを「仕事」で埋めんじゃねえ!!!

スケジュールは、
1に「休憩」
2に「瞑想」
3,4が「無くて」
5に「仕事」だあ!!!


おまえ、クオリティ足りない時は
残業とか休日出勤ありきで仕事考えてるだろ?
そんな研がない包丁でマグロがさばけるかい!!


スケジュールは最初に休憩を入れろ!
休憩(終わり)、を常に意識しながら仕事しろ!

次は昼休み、次はおやつ、6時には残業せずに帰る!
疲れたら必ずリラックスかストレス発散する!
その時間でできる事は限られてる。
休憩でストレス発散して精神力をとりもどし、
残り限られた時間の中という条件でやっと頭がフル回転する。

もうただ汗を流すだけじゃ、今の世の中にも追いつけねえ。
頭をつかう方に自分を追い込め!
そのためにも仕事に使う時間はむしろ減らせ!

そうすれば必ず10章が上がるし、
仕様も否応なく削るしかなくなる。
やりたいことを次に繋げろ!!

1日の仕事は「ギギギ」でストップしろ!

なにか煮詰まったら、ストップだ!
ちょっとの試行錯誤で解決しなんだら、後回しにしろ。
まだ時間あるなら別のことせえ。

やりかけの事は常に頭のなかで働いている。
それを放おって置くことで、
休憩中や、帰ってからの風呂や、朝起きた時に
別の案が浮かぶことがある。

だからおまえみたいに
その場で視野狭窄しながら無駄に時間かける必要はない!
切り上げるのも仕事だ!!

調子よく仕事が進んでても時間が来たらストップだ!!


そのほうが次の日のスタートにそのスピードをもっていける!
おまえは残業して区切りついた所で帰るから、
スタートが遅いんだ!!


また、こうやって仕事を短い単位で止めていい、
という習慣を覚えておくと、
より最初のスタートが切りやすい。

ゆとりのおまえは知らんだろうが、
土曜は半ドンといってな、学校も休みでなく午前中で終了だった。
ところが、午後から好きに遊べるもんだから
集中力は平日よりも高い。
仕事の半ドンだと、平日と同じだけの仕事量をこなす奴も多かった。
中にはなぜか平日以上の仕事ができる奴もいた。
つまり時間の意識が長い平日ほどエンジンかかるのが致命的に遅いのだ。

仕事中は常に休憩(終わり)を意識しろというのは、
半ドンの感覚を意識しろということだ!

「瞑想」で時間の空きを作れ!!

人間は習慣の生き物だ。

1分1秒たりとも、自分の意識で習慣を曲げることは難しい。
無理に新しいことを押しこんでも、
そのしわ寄せが、遅刻や、トラブルに繋がってしまう。

ほんとに、1秒たりとも自分の習慣には「暇」がないんだ。

1に「休憩」
2に「瞑想」
としたのは

3と4に「習慣による惰性」が詰まっているからだ。

本来の瞑想の意味とは違うかもしれんが、
瞑想により大局的な哲学的な、習慣とは違う判断を手に入れろ。
本当にそれをやる必要があるか、なんのためにやるのか疑え!

習慣を変えるために3と4を空けろ。
すぐ自動的になにか入ってくる。
それがまた惰性でないか注意しろ。
「運動」や「新しいこと」が望ましい。


ただあまり大局的に観ると、その仕事に意味が無いとか
この会社に意味が無いとかまで考えてしまうだろう。

その判断は上に任せて、
「実力」がないうちは、まだやっておけ。
素直に量をこなし頭を鍛え、実力つける場にしろ!
素直さがあればすぐそこで覚える上限を達する。
その方が結果的によい転職や独立にもつながる。
例えブラック会社でも、体力と精神力が持ちそうならやっとけ。
やばい感じは心でわかるからそれは遠慮なく逃げろ。

「慣性」に流されるな!!!

ここまでを一言で言えばこれに尽きる。

休憩すれば、休憩し続けてスタートしないし、
仕事を始めれば、細かいことにこだわり続けてゴールしない!

心も慣性に流されるんだ!

仕事の遅れは、おまえが「意思」を働かす訓練を怠って
全ての行動が「慣性」に流されるままなことにある!

ただまあ、お前だけじゃない。
9割の人間が自分の意思で動いてると思いながら流されっぱなしだ。
慣性に流されながら自己嫌悪におちいる。
そこをいやらしくついたり、
カバーする商品、商売もたくさんある。


いいか?
休憩といっても5%ほど体力は使っていて残りの95%を回復するんだ。
休憩し続けたら充電池の過充電のように、
充電量が80%,70%と劣化しつづけてしまう。
一番スッキリ休憩できるのは、90%程度でまた動き出すことだ。
もちろん、過放電で回復せず放置状態というのも寿命を縮めて良くない。
質の良い動きをするにも、仕事の時間は長く出来ないんだ。

飯を一番美味しく食べる方法はわかるか?

腹を減らすんだ。

その最初の一口が一番うまい。
ポテチがビールだって同じだな。
最初の一口がうまい。
そしたら、腹6分で切り上げることだ。
おまえもったいないから大盛り全部食ってるだろ?
でも最後はうまいから、腹が減ってるから食べてるのではなく、
最初の味を追い続けて惰性で食べてるだけだ!
だからブクブク太るんだ。
ついでに、消化で回復は遅れるし体力も無駄に使う。
最初の味を覚えておけ!
今食べた味は最初ほど価値があるか?
次に美味しく食べるため、今そこで引くことを意識しろ!!

中国嫁日記:なぜ美人すぎる姪はスタイルがいいのか
http://blog.livedoor.jp/keumaya-china/archives/51582329.html

RPGだって「最初のRPG」が一番感動するんだ。
後は、惰性で「最初のRPGの感動」を探し続けるために
プレイしてるにすぎない。


「慣性」の選択肢は増殖する。

ドラクエ3をクリアしたとする。
その慣性は、次のドラクエ4につながる。
派生してFF4もやりたくなったりする。
さらにドラクエ3をもう一周するのが一番面白かったりする。
これだけでも3つに選択肢が増える。

仕事も同じで、やればやるほど細かい気になる選択肢が増殖したり
1からやり直したくなったりする。
「慣性」の選択肢のままに流されるのは楽しいかもしれないが
それではゲームから逃れられずなかなか先へ進めない。


「意思」を鍛えるために、腹を減らせ。
もったいなくても食事を残せ。
量の割に割高でもスモールサイズを選べ。
多少大事でも仕事を減らせ。
仕事を早く終わらせるために休憩を意識しろ。


行動の前に瞑想しろ。
欲張って全てを捉えようとするな。
全部読むな。
全部見るな。
全部食べるな。
全部集めるな。
完璧な仕事をするな。
完全回復まで休もうとするな。
今やってる全ての行動で何か利を切り捨てる訓練をしろ。
切り捨てた分だけがおまえの「意思」であり
未来の習慣となる。



完璧主義者になるな!!

、、では具体性が全然足りない。

遊びも仕事も休みも何かしら終りがあるように見えて
突き詰めればそんな終わりなんて永遠にないのだ。
完璧に仕上げることだって永遠にこないのだ。
100%の回復だって永遠に来ないのだ。
おまえが切り捨てて気持ちよく宣言しない限りはな!!


何をどこまで切り捨てるか基準がもてないなら、
その行動を「半分」にしろ!
半ドンだ。半分投げろ!
8%とか10%とかみみっちいこといったら
汗で解決しようとするだろ?
5割捨ててなおそれ以上の結果だそうとすれば
発想を変えるしかない。
頭使うしかない。


全部やらなくても「もったいなく」はない!


捨てることで、1-2割は確実に損するだろう。
全部やらないのはあきらかに「もったいない」だろう。

だが残した5割に本質がある!
残した5割に2倍以上の価値がある!!
半分減らしても2割しか損して無ければ、
それは3割以上の時間を得したということだ!!


その価値のある行動が膨らんで
習慣として身についたらまた半分投げろ!

ああ、そうだ!
捨てることは「もったいない」じゃない!!
「捨てること」はつまり価値の、