teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

頑張っても成果が上がらなければ、頑張らなければいいのに

痛いニュース(ノ∀`):【論説】「頑張れば夢はかなう」は幻想、成功者の傲慢だ。そんなにうまくいかないのが普通。「可能性のよき断念」こそ必要ではないか…脚本家・山田太一
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1089459.html


「あきらめるな」とよく言います。だから誰でもあきらめさえしなければ夢がかなうような気がしてきますが、そんなことはあまりない。頑張れば何でもできると思うのは幻想だと僕は思う。成功した人にインタビューするからそうなるのであって、失敗者には誰もインタビューしてないじゃないですか。


人間は、生まれ落ちた時からものすごく不平等なものです。国籍も容姿も選べない。
親も子供も選べない。配偶者だって、2、3の候補の中から選ぶのがせいぜいで、
それでもいいくらいのものでしょう?つまり限界だらけで僕らは生きているわけで、
そんなにうまくいかないのが普通なんです。その普通がいいんだと思わなければ、
挫折感ばかり抱えて心を病んでしまう。


僕は一握りの成功者が「頑張れば夢はかなう」というのは傲慢だと思っています。
多くの人が前向きに生きるには、可能性のよき断念こそ必要ではないでしょうか。
(以下略。全文は日経ビジネスアソシエ 2/19号をお読み下さい)
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/backno/BA1127.html


これだけでは、真意がつかみ取れない。
日系ビジネス読めって話だけど、近くの本屋になかったからいいやw
これをネタにいつもの努力否定話。
2chコメントが失敗者へのインタービューみたいになってたから
この話はいくらしてもしたりないということはないのかもね。*1


天才とは1%のひらめきと99%の努力である


似たような話にも思えるのでこの発言をした人の真意を紹介。

トーマス・エジソン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%82%BD%E3%83%B3


「天才は1%のひらめきと99%の努力」の真意


エジソンは自身を自然界のメッセージを受け取る受信機と例えるほどひらめきを重視していた。
「天才は1%のひらめきと99%の努力」という世界的に有名な発言があるが、
本人が後年語ったところによると


「私を取材した若い記者は私の言葉を聞いて、
落胆したのか大衆受けを狙ったのか、
努力の美徳を強調するニュアンスに勝手に書き換えて発表してしまった」


ものである。


実際は「1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄である」との発言だった。
言い換えれば、「1%のひらめきさえあれば、99%の努力も苦にはならない」ということである。
それこそが、例えば竹のフィラメントを発明するのに
1万回失敗しても挫折せずに努力し続けるよう彼を支えたものであったと思われている。
つまり、エジソンにはひらめきに裏付けられた確信があったのであろう。



最高級のひらめきは突然やってきては一瞬のうちに消え去ってしまうものが多い。
よいアイディアほど、自分の深層意識のより深いところからやってくるものであり、
それが深ければ深いほど、表層意識では意識できないので、いとも簡単に忘れてしまうという。


エジソンは、ペンと紙を常時携帯し、思い浮かんだ瞬間には面倒くさがらずに書き留めていた。
ちなみにアインシュタインもメモ魔として有名であった。


天才には「アインシュタイン型」と「エジソン型」の2つのタイプがあると言われ、
前者はひらめき重視型、後者は努力重視型とされている。
ただしこれは、冒頭のエジソンの誤解された発言を元にしたものである。
エジソンもまたひらめき重視型の天才であって、
両者ともに同じタイプの天才だったのである。


「99%の努力は無駄」ね。


一つの発明に9999回失敗したエジソンでさえそう思ってたんだよ。
最初にうまくいけば9999回の努力はいらないと思ってるんだよ。
*2
芸能界とかもそうだけど、
身近にもいない?
ほとんど努力らしい努力してないのに、
めちゃめちゃ要領よく立ち回って、知恵使って
おいしいポジションと、結果を出してる奴。
*3


これをスポーツに例えると、
厳しいルールで限界を設定してるのでまた表現を変えないといけないけど
スポーツほどルールが限定してないビジネスや通常の生活だと
結果を出すために、
42.195km先へいくのに
必ずしも足で走る必要はないんだよね。


42km先へいくのに自転車を使って結果出してもいいし、
ヒッチハイクしてもいいし、
タクシー使ってもいいし、
社用車使ってもいいし、
他人に走ってもらってもいいし、
なんなら42km先へいかないくても電話だけで結果出してもいいし、
携帯のメールだけで結果出してもいいし、
そもそも42km先へ「何もしなくても」結果が出るような仕組みを作ってもいい。
*4


まあ、ほとんどの人はこういうことはしない。
理由としては


「自分が何もしないで仕事が進むとかありえないからそういう発想はそもそも考えない」


「機械を使ったり、他人に頼るより、自分の足で走ったほうが確実」


「ちゃんと顔を合わせてやりとりしないと失礼。モラルに反する」


「そこまで努力したほうが相手の好感度が高くなり、商品も少し高くで売れる」
(たくさんは運べないけど)


「自分が何もしないで、右から左に移しただけで大きな結果を得るとかは
自分の正義感が許せない。苦労して得た結果だけが本物」



うん、、いいよ。
直接否定はしないw
正義だもんね。
結果よりもその過程が大事なんだよね。
だからたとえドンケツでも、
ボロボロにながら走りきったらみんな暖かく拍手してくれるんだよ^^
*5



じゃあ、こういう考えはどうだろう?

週112時間労働だったのが、週4時間労働に変わった人の仕事術


なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?
なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?ティモシー・フェリス 田中 じゅん

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著者の講演のまとめ
1週間に4時間しか働かない人の仕事術 - himazu blog
http://d.hatena.ne.jp/himazublog/20070408/1175994799


7つの習慣、GTD に次ぐ第三の潮流、4HWW | Lifehacking.jp
http://lifehacking.jp/2007/06/tim-ferris-interview-on-scoble-show/


The 4-Hour Workweek: 週4時間しか働かない仕事術 (1) | Lifehacking.jp
http://lifehacking.jp/2007/05/the-4-hour-workweek-1/


The 4-Hour Workweek: 週4時間しか働かない仕事術 (2) | Lifehacking.jp
http://lifehacking.jp/2007/05/the-4-hour-workweek-2/


The 4-Hour Workweek: 週4時間しか働かない仕事術 (3) | Lifehacking.jp
http://lifehacking.jp/2007/05/the-4-hour-workweek-3


The 4-Hour Workweek: 週4時間しか働かない仕事術 (4) | Lifehacking.jp
http://lifehacking.jp/2007/05/the-4-hour-workweek-4


The 4-Hour Workweek: 週4時間しか働かない仕事術 (5) | Lifehacking.jp
http://lifehacking.jp/2007/05/the-4-hour-workweek-5/


金言いっぱいあるので、記事も本もオススメ。



どうやって、42km先を効率よく走るかも大事だけど、


「そもそも、走らないで済む方法は無いか?」
「どうしたらこれをやらないで結果が得られるか?」


を、常々振り返って考えることがもっと大事なんだよね。


どうやって戦いに勝つかよりも、
どうやって戦わないで勝つかをまず最初に考える。


著書にも
「今の自分の作業はベストな方法なのか?
 そもそも本当にそれは必要なことなのか?」
って書いた紙を部下のデスクに貼ったと書いてあるw
根本的なチャンスや、ひらめきに対するアンテナを常に100%にしてるわけだね。



2chの反応を見るとさ、
1%の可能性を見つけても安易にそれにのらないというか、
むしろ自分でひらめきの可能性を0にしたり、
同じ努力だけをずっと積み重ねて、
その過程とそれなりの結果だけで満足とか
もちろん全然それでかまわないんだけどさ、
じゃあなんで1の発言にそんな噛み付いてるんだよww
頑張って大きな成果を上げてる奴は噛み付きはしないよw
頑張っても報われないから噛み付いてるんだろ?
その状況を肯定してほしいのか?
否定してほしいのか?
変わりたいのか、変わりたくないのかどっちなんだよw
*6



でもいいんです。
僕がそう思ったところで
別に「みんなそういう風に考えようよ」とは言いません。
努力も結構、
その過程も結構、
苦労に苦労を重ねてやっとの成功を手にしたり
そこまで苦労して努力したのに、
1万回同じ努力を積み重ねたのに報われないこともあるでしょう。
きっとそれはそれで味わい深い人生だと思うんですよね。
*7





なんとなく、そんな場面がよぎった
でもWiki調べたらマリーが本当にそんなこといったかどうかは定かでないらしい。

*1:それよりむしろ、自分自身に言い聞かせないといけない

*2:自分が思うこととWiki後半の解説はちょっと違う。僕の訳は「1%でも自分を信じきれるのなら、前に進むのは楽しく、それを努力とも呼ばない」だ。

*3:要領よさを手に入れるため9999回の新しいことにチャレンジするのを努力というかな?

*4:なのでスポーツと同列に語るにはいろいろ応用が必要

*5:上記理由で、成功者の定義にスポーツ選手を同列に混ぜると非常に話がややこしくなる

*6:ああ、耳が痛い

*7:これも成功を味わいつくしたものが、貧乏や不幸な生活そのものを楽しむかのような傲慢な発言だよなあ