戦場では諦めた奴から先に死んでいく


同じ話が続くんですけど、
はてな界隈でも似たような話を拾ったので言及。

amachang(天野)のような人間から殺される - ぼく最速戦記君劇場@自宅の日記 Not Found - 技術日記
http://tech.g.hatena.ne.jp/itkz/20080321/1205990323


先日開発技法について天野と俺を含めた数名が議論したことがあった。
不特定多数の大規模開発においては、
技術の向上よりも少しでも確実な開発を行わなければならないという趣旨の発言を誰かがしたところ、
天野がそれはどうかと言った。


周囲の人間が何度も「大規模開発にはそれなりの事情がある」と説明をしたが一向に納得する様子が無く、
一時間後にようやく「わかった、事情があるのはわかった」と折れていた。
そもそも大規模開発の現状も知らず、
いくら説明をしても「でも技術の向上を優先しなければ」などと言っていたが、
天野は大規模開発どころか数十人の開発体制すら経験したことがない筈で、
自分がやったことも責任を持ったこともないことに偉そうに口を挟むことは、
技術をやったことのない人間が
「いや、技術はこうあるべきだろ」と言って本職から指摘されても折れないのと同じで、
否定された側に極めて失礼な行為なのだがこれの一応の理解に一時間を要している。


繰り返すが、天野は他人が自分と違う前提を持っているということを全く考慮しない。


おとつい似たようなエントリーしたんだよねえ。

■会社が数字を気にして動いてはいけない理由 - teruyastarはかく語りき
http://d.hatena.ne.jp/teruyastar/20080320/1206021009


数字にとらわれるな。


達成可能な数字に自分を過小評価するな。
そこは極端な工夫や改善が認められない重労働のレッドオーシャン


レッドオーシャンはどんどん体力を削っていく。
結局ブルーオーシャンの夢を見ない奴は生き残れないのだから。


目標を現実と夢とどっちに置くのかで、拾えるイノベーションが全然違ってくる


なんで、僕はamachan派。
例え大規模開発であろうとも、途中でもっといいイノベーションが見つかったら
ちゃぶ台ひっくり返しても、それを取りたい。
その方がみんな楽になるから。


もちろん、大規模開発でそんなこといってられないのは分かってる。
大規模どころか、小規模でさえ、、、、、

■組織における、責任回避を逆手に取る意志決定術 - teruyastarはかく語りき
http://d.hatena.ne.jp/teruyastar/20080321/1206039060

広告β:意志決定の謎


意志決定には、謎があると思う。


国家の意思決定といえば、政治が思いつく。
政治は意志決定の連続であるが、私の目から見ると、
「いったいなんでそんなことになるのか?」「この人達はおかしいのか?」
そんな決定を見ることも珍しくない。どうなっているのか?
頭がおかしいのだろうか?そんなことはないだろう。


クライアントのところへいく。クライアントも意志決定をしている。
とんでもないオリエンペーパーを渡されることがある。
なにこれ?一ヶ月かけて、これって・・・何も決まってないのでは?
迅速に意志決定の検討をする・・って何も言っていないのでは?
クライアントは頭の弱い人なのか?そんなことはない。


意志決定には謎がある。外部から見ると、悪魔的な力が働いて、
どうみてもおかしい、変な意志決定が出力されているように見える。
おそらく、悪徳祈祷師がいるのだろう。
もしくは、古代中国に習い、亀の甲羅の割れ方で意志決定をしているのだろう。

これは責任回避の法則です。



会社が会議で何かを決めようとするとき、当然誰も責任は取りたくない。
うまくいって当たり前、ミスしたら減俸なんてこともあったりします。
だからリスクを回避するほどチャンスもなくなっていき、
全てが無難に、全て安全にやっていくと、
いったい何がしたいかわからないとか、
かつ何も行動を起こせないとかになっていく。
何も変えなかったら責任は取らなくて済みますし。
(ほんとはそんなはずないけどねえ)


かくして、「誰も意志決定をしないという意志決定」がまかりとおる。


みんな責任を取りたくないから当たり前のことでも動けない、良い案があっても動かない。


なので、まあ
『周囲の人間が何度も「大規模開発にはそれなりの事情がある」と説明をした』
というのは一応、わかるつもりなんです。


いろんな『事情(笑)』がありますもんねえ。



ではこの場合はどうでしょう?

レジデント初期研修用資料: 夢は描いた瞬間から陳腐化する


ニュース番組で、岐阜大学の救急医療情報共有支援システム「GEMSIS」が特集されていた。


サンダーバード」に発想を得たプロジェクトで、
数年がかりで取り組んでいて、 これが完成した暁には、救急医療の問題解決に役立つらしい。


開発するのに数千万円かかってて、完成にこぎつけるまであと5000万円、
数年後の普及を目指してて、各病院に設備を入れるのに、30億円かかるんだという。


報道されてたのと同じことやればいいなら、今すぐにでも無料でできるなと思った。




たぶん「はてなダイアリー」を使うだけで実現できる。


とても的を得た提案ですが、
たぶん、id:medt00lz さん以外にも現場の医療スタッフや、
さらにいえば、開発現場の人だって気づいてる話だと思います。


ですが、一度走り出したプロジェクト。
そんな提案を受け入れてくれるでしょうか?

レジデント初期研修用資料: 夢は描いた瞬間から陳腐化する



「お金かからなくて、2年後じゃなくて明日から始められる代わり、
30 億円かけられないやりかたありますけれど、いかがなもんでしょう ?」なんて、
だれかが提案したとき、上の人達はどんな振舞いをしたんだろう ?

もちろん、たくさんの理由をつけて却下でしょう。


30億もお金が動いてます。


これで仕事を得る人もいるでしょう。


大学の研究にも都合がいいでしょう。


プロジェクトリーダーは大きなメンツもかかってます。


大学や関わる会社のメンツや信用も大事です。


さらに、それを指摘されて計画を中止されたら
現場のモチベーションはどこへいくのでしょう?


次の仕事に差し支えあるかもしれません。
ちゃぶ台返しはモチベーションを0どころかマイナスにしかねないですから。


さらにそれを順次説明して回るとしたらもの凄い労力がかかります。


それで既得権益を得てる人は
イノベーションを全力でつぶしにかかるでしょう。


そういう人たちを全部相手にするわけにもいきません。


兵隊は物を考えない方が幸せだったりするのです。
諦める兵隊が一番使いやすい。


こういう場で、全員に認知を取ってちゃぶ台ひっくり返すというのは
あまりにも至難の技なのです。


だからみんな不幸になる


ですが、今回は緊急医療現場の話。
それで救えたはずの命が2年間分失うことになります。
かつ30億の出費です。


これが正しいと?


それも仕方ないと?



医療に限らず、普通の会社でもたいていそうでしょう。

クライアントのところへいく。クライアントも意志決定をしている。
とんでもないオリエンペーパーを渡されることがある。
なにこれ?一ヶ月かけて、これって・・・何も決まってないのでは?
迅速に意志決定の検討をする・・って何も言っていないのでは?
クライアントは頭の弱い人なのか?そんなことはない。


現場ではずっと良いやり方を思いつく人が何人もいたりするのに、
それが実行できないジレンマなんて、
僕が仕事やアルバイトしただけでも、たくさん見かけます。


それを判断するのには、個々人の情報があまりに足りない。
隣で働いてる人や、上司の事情や、会社の状況とお金の流れすらわからず、
しかも、上司ですら部下のそれを把握してなく
誰も正しい判断をできないという、諦めのジレンマ。


すると、一切の文句は言わさずトップダウンで実行するしかなくなる。

先日開発技法について天野と俺を含めた数名が議論したことがあった。
不特定多数の大規模開発においては、
技術の向上よりも少しでも確実な開発を行わなければならないという趣旨の発言を誰かがしたところ、
天野がそれはどうかと言った。


周囲の人間が何度も「大規模開発にはそれなりの事情がある」と説明をしたが一向に納得する様子が無く、
一時間後にようやく「わかった、事情があるのはわかった」と折れていた。
そもそも大規模開発の現状も知らず、
いくら説明をしても「でも技術の向上を優先しなければ」などと言っていたが、
天野は大規模開発どころか数十人の開発体制すら経験したことがない筈で、
自分がやったことも責任を持ったこともないことに偉そうに口を挟むことは、
技術をやったことのない人間が
「いや、技術はこうあるべきだろ」と言って本職から指摘されても折れないのと同じで、
否定された側に極めて失礼な行為なのだがこれの一応の理解に一時間を要している。


繰り返すが、天野は他人が自分と違う前提を持っているということを全く考慮しない。


僕は必ずしも技術の向上を言ってるわけじゃないですが、
やはり似た話に思うのです。


「それなりの事情」のせいで、
会社が30億の出費をせまられて、
2年間顧客サービスの低下を強いられて、
そのおかげで「メンツ」と「誰かの既得権益」が守られる状況と、


「メンツ」と「誰かの既得権益」をつぶして、
会社に30億の黒をだして、
かつ顧客サービスの向上も計れるとしたら、
どっちを取りますかね?


例えば、うち3億ぐらいを「メンツ」の人と「既得権益」の人に
渡るように仕組めば、それでも27億浮いて丸く収まりませんか?
そんなモラルハザードは許されませんか?



現場はみんなずっと良いやり方を分かってるのに、
構造上仕方ないと諦めてデスマるなんて最高の下策です。
それ、なんて特攻隊ですか?
兵隊全部特攻させて、資源も尽きたらその後だれが会社を守るんですか?


そんなんで、鬱になったり、病気になったり、ハゲたり、ほられたり、
家族や恋人ともあえなかったり、
かつ残業して給料も少ないとかバカらしいと思いませんか?



どんな企業でも Web2.0化して利益を倍増させるコロンブスの卵が発見された!! - あるSEとゲーマーの四方山話


下っ端が会社を自分のいいように変えていく方法 - あるSEとゲーマーの四方山話



追記:また似たようなのみつけたw

スーツな会社でギークになりたい人へ - GoTheDistance


大きな会社の時の流れはインターネットの外の世界の時の流れより相当遅れています。
JUnit知らない人がわんさかいます。
構成管理って食えますかという人がわんさかいます。
間違ったことを綿密にやっているがために生産性が相当低くなっているケースが相当ある。
誰もこんなことで苦労したくはないのですが、それしかやり方がわからない、と。
本当はギークの出番がいっぱいあるんだけど、
ギークの価値を活かすようなことをすると今までのやり方が否定されることになるので、
なかなか厳しいわけです。
誰もがそれについてくるわけではありません。