teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

俺が上司だったら、、、

今はもう通わない心と心…部下から上司へ7通の手紙/Tech総研
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001121&vos=dyterssc000000000000


感じ悪い上司がいっぱいいるなあw
もちろん、記事を面白くするため感情的な表現を集めたり
本来の意図でいってない言葉もあるとは思う。
けど、これだけではあまり参考にはしたくないようなw



僕は部下なんてもってないけど、試しに答えてみる。


1,なぜ納期ギリギリで残業とわかってる仕事をさせるのですか


それは、上司が無能だからだw


というよりは、どっちかといえば「これもうちでは仕方ない」なんて
勘違いしてるほうが多い。
本来は「そんなうちでも残業なしで利益を上げるには?」が仕事のはずなんだけど
それより簡単なミッション
「それは無理だから、残業してなんとか利益を上げよう」という仕事を選んでいる。


働き方はなかなか変えれないからね。
そういうことは、いままでやってきたことの否定になるかもしれないし、
新しすぎて自分がついていけないかもしれない。
自分の実績すら関係なくなるかもしれない。
一番大きいのは、みんながそれに順応しなかったり
やりきれずに失敗したときのリスクを考えると、
「残業しよう」ということになる。


冷静に考えるとそれは仕事の放棄なんだけどね。
リスクが怖いから「仕方ない」では上司は務まらない。

80:20の、さらに80:20の結果は? - あるSEとゲーマーの四方山話
http://finalf12.blog82.fc2.com/blog-entry-603.html


2004年に私の会社は15ヶ国120の会社に製品を卸していた。その中の5社が利益の95%を生み出していた。しかし、私は残りの115社のために自分の時間の大部分を使っていた。


そこでまず、115社にこちらから働きかけることをやめた。注文は受るが、営業活動はしない。そして、注文はFAXでだけ受け付けるように変え、電子メールや電話では受けないことにした。そして、5社については業務の共通点を洗い出し、業務効率を向上させた。


その結果、私が使う時間は週60時間から週2時間に減った。このように変えてから2週間で利益は20%増えた。

ベストロールモデルを言えばこんな感じ。
以下に続く質問もほとんど同じ。



上司に必要なのは「部下と自分を犠牲にして責任を守る」ことではなくて、
リスクを積極的に取っていってその「責任を取る覚悟」のほう。
それでつぶれたり、給料が下がるとかだったら、
そもそものビジネスモデルが間違ってるとしか言いようがない。


間違ってるのをわかったままずっとそれを引きずらないで、
早めに間違って再起を図るべき。


2,なぜ突発的な仕事が入ってくるのですか


これはわりと同意できる意見があったw

未来が予測できたらそれは神。(半導体設計:40歳:課長)


元から完璧な設計など存在せず、
前に進むほど、新たな情報が手に入る。
ついでに、市場もものすごいスピードで変わっていくし、
ライバル会社が、先に製品化をなすこともある。
お金のこともある。
で、そのカオスは自分の会社だけではなく、
クライアント先でも同時に発生している。
仕事の段取りが悪くて、
後回しにしてたのが膨らんできたというのは論外だが
これも結構多いだろう。


とすると、当初完璧と思われた確実性の高そうな計画は
途中からどうしても修正される。
そのカオスを誰も読み切れないので突発的に仕事が入るのは必然として扱う。


そして、そこからさらに残業もせずに突発的仕事も含め
どうショートカットして全てこなしていくかというのが、
本当のプロの仕事。
(そのときは多少ルール無視してもいいんじゃね?)


カリスマ経営者達が口を揃えて
「判断をすぐに下さないのは、一番最悪の判断」といってるのも
結局このカオスをつかむのには、今ある情報だけで前に進むしか
(もしくはばっさり切ってしまうか)
ないわけで、判断を遅らすほど時間的コストと、
チャンスロスがふくれあがっていくのを肌身で知ってるから。


それだったら、正しかろうが間違っていようが、
すぐに判断して、間違ってたと気付いたときに損切りするほうがずっと賢い。

POLAR BEAR BLOG: 第二次世界大戦中のライフハック「仕事を進まなくさせる8ヵ条」
http://akihitok.typepad.jp/blog/2008/06/8-411f.html


1. 何事をするにも「通常のルート」を通して行うように主張せよ。決断を早めるためのショートカットを認めるな。


2. 「スピーチ」を行え。できる限り頻繁に、長い話をすること。長い逸話や自分の経験を持ちだして、主張のポイントを解説せよ。「愛国的」な主張をちりばめることを躊躇するな。


3. 可能な限りの事象を委員会に持ち込み、「さらなる調査と熟考」を求めよ。委員会のメンバーはできるだけ多く(少なくとも5人以上)すること。


4. できる限り頻繁に、無関係なテーマを持ち出すこと。


5. 議事録や連絡用文書、決議書などにおいて、細かい言葉遣いについて議論せよ。


6. 以前の会議で決まったことを再び持ち出し、その妥当性について改めて問い直せ。


7. 「警告」せよ。他の人々に「理性的」になることを求め、将来やっかいな問題を引き起こさないよう、早急な決断を避けるよう主張せよ。


8. あらゆる決断の妥当性を問え。ある決定が自分たちの管轄にあるのかどうか、また組織上層部のポリシーと相反しないかどうかなどを問題にせよ。

この項目は、時に安全性とリスクを減らすためと思って
どこの会社でも行われてることではあるのだけども、
ほとんどがレッドオーシャン市場の中で戦ってる会社では
「この世界ではリスクを取らないのが、最大のリスク」というのが真理。


リスクが怖いからリスクを避けるというのが本末転倒。
リスクが怖いなら、そのリスクに賢く立ち向かうのがあるべき上司。


3,なぜ言うことがコロコロ変わるのですか。


同上。
カオスは誰にもわかんねえw


官公庁相手のビジネスとかだったら、
なんの競争も発生しなさそうだけどね。


信念と、哲学と、自信がない上司もこれにはまりそう。


カッコイイ上司であれ!!


4,なぜいつもお客のいいなりなのですか


1のロールモデルを参照のこと。


お客様はもともと神様ではない。
尊敬して対等に取引をするのが、お客様。
なめた態度で来るお客はいらない。
それが言えないほど自信のない会社に未来はない。


未来工業研究結果 - あるSEとゲーマーの四方山話
http://finalf12.blog82.fc2.com/blog-entry-471.html


ちなみにもう一つのロールモデル「未来工業」は、
かき入れ時の11月にあえて社員旅行をするとかいう伝説もあります。


当然クライアントから「こんなときに休むなんて何考えてるんだ!!」
と、怒られそうなもんですが、
後に、「いや、未来工業さんは悪くない。当たり前の時に休まない俺たちが悪い」
と、評価されたそうで。
さらに、事前にそれはクライアント各社へ告知されてたので、
前倒しで増産した結果、その月は休みが多かったにも関わらず
利益は増加したとか。


5,評価の基準がわかりません。どう評価しているのですか。


これはさすがにわかんない。
パスw


6,スキルを磨く時間がないのですが、部下のスキルアップをどう考えていますか。


というか、仕事の中でのほうが効果的なスキルアップが可能です。
普段の仕事しながら何もスピードアップしてないとか、
経験値と判断力が上がってないわけはないでしょう。


仕事中の改善もしてると思いますし、
仕事すすめながらカオス的な新しいアイディアも浮かぶはず。



業務以外の例えば英語を学びたいとか、
別部署のスキルを磨きたいとかは
当然、上記の残業が発生しないことを前提で言うけど、
とりあえずアフターファイブ空いてたら充分でしょう。



茂木健一郎だと、「細切れ時間を活用せよ」といいます。
10分、15分の隙間時間はつもると1日で2時間ぐらいになったりするので
その隙に勉強でも、アイディアでも練れると、本人は実践しています。


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7,本音では部下のことをどう考えていますか。


会社に入ったら、上司も部下もないですよ。
みなそれぞれの役割をこなして、協力していかないと会社は成り立ちません。


このアンケートにあるような責任におしつけあいなんぞまさに論外です。