FlashPlayer10で、Flashニコニコ動画が速くなるか試してみた。
昨日AdobeからFlashPlayer10が正式リリースされました。
様々な新機能の追加の中に、
GPU対応強化、マルチコアプロセッサの対応強化があるそうです。
Adobe - Flash Player 10: 機能
http://www.adobe.com/jp/products/flashplayer/features/
Adobe Flash Playerダウンロードセンター - Windows
http://www.adobe.com/shockwave/download/download.cgi?P1_Prod_Version=ShockwaveFlash&Lang=Japanese&promoid=BPCKX
とすると、CoreDuoなどのマルチコアプロセッサや
GeforceなどのグラフィックボードをのせたPCなら
ニコニコ動画(秋)からアップされはじめた、
Flashのswf動画も快適に見れるでしょうか?
マシンスペックは
CPU:Core2Duo 2.0Ghz
GPU:NVIDIA GeForce8600M GT 256MB
OS:Vista
DELLノート、inspiron1720
まず、Flash9から。
CPU使用率は平均60%ぐらい。
次にFlash10をインストール。
CPU使用率は平均60%ぐらい、、、、
あれ? 変わらない?*1
ほぼ一緒ですね。
これだけで結論は出せませんが、
とりあえずこの魔理沙動画に関しては効果がない模様です。*2
こちら、5月のベータバージョンのときの記事ですが、、
Flash Player 10は現時点でGPUをサポートしていない : boreal-kiss.com
http://blog.boreal-kiss.com/2008/05/23174500.html
開発者ブログを読むかぎり現段階でサポートしていない
(Pixel Bender Toolkitはサポートしている)。
理由は動作確認の問題とか
Playerサイズをでかくしたくないとか色々書いてある。
詳細はリンク先を読んでみてください。
とりあえずwmode=”gpu”と書くだけ無駄なことがわかった。
ニコニコ動画アップには、
アクションスクリプトが一切書けないとのことですから、
この wmode=”gpu” という記述も無理なんでしょうね。*3
この辺は、スマイルビデオのサーバー側が無理矢理ねじ込むとか、
再生時にGPU対応とかしてくれると、
CPU弱くてコマ落ちしててもグラフィックボードが助けてくれるとかないでしょうか?
それとも特別なフィルター使ってなかったら関係ないのかな?
、、なーんだ、という結果でしたがせっかく入れたので、
Flash10で面白いデモを紹介してる記事を見つけました。
公式リリースされたFlash Player 10の新機能を試せる20本のデモ | ClockMaker Blog
http://clockmaker.jp/blog/2008/10/flash-player-10/
中でもこちらが楽しかったです。
もってけセーラー服のピクセルブレンダー処理。
http://moeten.info/flex/20081003_OpenCanpasDemo/bin-release/main.html
Flash10ダイナミックサウンドによる
リアルタイム音源加工シンセサイザー。
サンプル:『Tenoran』
http://www.adobe.com/jp/devnet/flash/articles/flp10_sound_02.html
デモを見てるとFlashの表現力パワーアップにワクワクしてきます♪
しかしこれだけの機能を真面目に使いこなすとなると、
PS3開発のように、製作コストが大変なことになっちゃうかもしれません。
それよりは肥えた技術の水平思考というか、
「9より描画が軽くなる」
「9よりデータが軽くなる」
「9よりエフェクト作るのが楽になる」
というふうに捉えた方がいいのかもしれませんね。*4
追記;
「Firefox+WindowsでYouTubeの映像が固まる問題」の解決法 | IDEA*IDEA
http://www.ideaxidea.com/archives/2008/10/firefoxwindowsyoutube.html
タブを開きすぎると、2秒ぐらいで映像が止まるアレですが、
コメント欄みるとどうやらFlash10では解決されてる模様。
これだけでも入れる価値ありですね。