teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

才能とは、自分自身を卑下する人が使う言い訳である。

あなたも「天才」になれる? 10000 時間積み上げの法則 | Lifehacking.jp
http://lifehacking.jp/2008/11/the-law-of-10000-hours/


後者の「時代のタイミング」は自分ではなかなか選べませんが、
前者の「10000 時間の積み上げ」だったら
意識的に人生設計をすることでできなくもありません。


…とはいえ、10000 時間というのは途方もない時間です。
10000 時間の積み上げを2年、5年、10年で行おうと思うと、
毎日次の時間が必要です。


* 2年:10000 / (2 x 365) = 13.7 時間
* 5年:10000 / (5 x 365) = 5.4 時間
* 10年:10000 / (10 x 365) = 2.7 時間


これで見ると、2年というのが如何に非現実的かわかるかと思います。
やはり、「天才」は数年にして成らずなのです。

すごい物を見てもへこたれない人
http://anond.hatelabo.jp/20081117033650


2chのスレでもよくある、「上手い人見て凹んで描けなくなった」とかいうやつ。
自分も上手い作家さんとか見たりするとああいう気持ちになったり、
年下なのに上手いのとか見るとホントへ込むんだけど、
どうやら友人はそういうのが無いっぽい。
前その辺語ってて判明した。


「できない」って思わないみたい。なんか。


すごい人見ると、即座に「そうなるにはどうすればいいか」
「自分に何を+すればそうなれるか」「そして+する方法は何か」
を考えてる。


だからすごい人を見たほうがモチベーションとか上がる。みたい。

1万時間どころか、10万時間ぐらい費やしてる人も多数のアニメーター、スポーツ選手、サラリーマン、プログラマー、漫画家、フリーター、派遣に時代のタイミングがくるのはいつだろうか?


もし、1万時間「改善」を続けてたらどうしたってトップランクへ上がらざるを得ないだろう。
「運」だって濡れ手に粟だ。


しかし何の「目標」もなくただ10万時間同じ事続けてたら
そもそも「どうなりたいか?それはいつなりたいか?」というゴールがないのだから
世に言う天才なんかたどりつけるわけがないと思う。


ここで大事なのは、1万時間続けるより先に、

目指す目標をほんとに自分が知ってるか?

ということじゃないだろうか。


どうなりたいか、いつなりたいかという目標がなければ、
改善しようにもすぐ頭打ちだ。


例えばこちらの本から引用すると。

仕事は、かけ算。 ~20倍速で自分を成長させる
仕事は、かけ算。 ~20倍速で自分を成長させる鮒谷 周史

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毎日何かを学んで改善して、1日0.1%づつ自分が成長していったらどうなるか?


365日目       144%
2年目         207%
3年目         298%
5年目         619%
10年目      3千840%
20年目   14万7千490%


特に目標も持たず1日0%づつ自分が成長していったらどうなるか?


365日目       100%
2年目         100%
3年目         100%
5年目         100%
10年目        100%
20年目        100%


ほんのわずかな改善はまったく取るに足りません。
1日や1ヶ月ではほとんど成長してるように見えないでしょう。
ましてや初心者、始めてやる人なんかは亀の歩みと同じです。


でも、それを続けれるというのは目指す場所と、自分の居場所を知ってる人。
10年で38倍。
20年で147倍。
これはもはや天才と呼んでも構わないレベルでしょう。
現実に、天才と凡人にはそれだけの差があります。



2番目の記事は「性格の問題か?」「努力する才能か?」と言ってますが。
むしろ問題は、、

みんな赤ちゃんの頃。絶対的な差をみても真似してへこたれるという概念もなくて、それらを多数組み合わせて短期間で言葉を覚え、知能がない状態から自我まで確立したのに。いつからそれを諦めるようになったんだろう?


と、、どうやったら天才になれるのかではなく、
自分が天才でなくなったことのほうが問題です。



アダムとイヴは、知恵の実を食べて余計な知恵を得たばかりに
恥まで覚えたんでしたっけ?


余計なこと考えずに、感じるまま生きていけば良かったのにねw

諦める理由1


んで、諦めるってことは、あまりに途方もない様に見えて無理だと思うわけですよね。
でも、それは上のように計算間違ってるだけなんじゃないかと。


100の力に、今日は0.1学習して、100.1になった。
明日は100.2
明後日は100.3
10日後でやっと101。
そして、夢の日本一までは300。。。
8年後か、、
バカバカしいやーめた。。。というのが普通。


でも本当は足し算ではなく、%のかけ算で考えるべきで
今日は100.1
明日は100.2001
明後日100.3003001
4日目100.4004006004001
1年後144
2年後207
3年後298

です。
仮に世界一が3000でも、
10年目で達成可能。


そしてかけ算がほんの0.1じゃなく、0.5だと。

100日目 164%
1年目   609%
2年目  3708%
3年目2万2586%


0.1の10年が3000%ですから、
3年目で遙かに超えますね。


どれだけ明確な目標をもってるかで
発揮される力が全然違ってきます。

才能ってなんだ?


しかし「才能」なんてどこに存在するんでしょうか?
目の前のパソコンは「才能」で動いてるんでしょうか?
自分には組めないしろものでしょうか?


もちょっと簡単なところで
ガンダムのプラモデルは「才能」で組み上げるのでしょうか?
プラモデル作れる人は「才能」があるのでしょうか?


卵焼き作るのも才能?
卵を割るところも才能?
努力出来る人は才能?


線引きもできないし、だいたい天才は才能を認めてないですよね。
証明できない物を信じたら、疑似科学と同じじゃないですかw


しかし言葉として存在するというなら、
「才能」は諦める人の言い訳として使われる言葉ですね。

真似は、0.5%以上の改善になる。


かけ算とは組み合わせのこと。
うまい人のやり方を取り込めば、それだけ手段が豊富になります。
この組み合わせの数はあまりに膨大なため、
自分にしかない組み合わせもできるようになります。


自分は何を目標としていいか分からない場合、
赤ちゃんのように、好きな人の、尊敬する人の真似をしたらいいと思います。
するとそのうち自分でもできるようになったり、
それが飽きて、また別の人の真似をしたくなるでしょう。
これを繰り返すだけでも、よっぽど引き出しとその組み合わせが増えていきます。


ちなみに本では、TTP。
「徹底的にパクル」とありましたw


諦める理由2「恥ずかしい」


大人になったら真似がはずかしいというプライドは誰にもあります。
でももっとも恥ずかしいのは、うまい人と自分を比べられることでしょう。
2chじゃないけどやっぱり凹む。


そしてなんで比べられて恥ずかしいかというと、
他人に笑われたり、見下されたりするからです。


しかし、いわゆる天才に成った人は
途中過程を笑われたり見下されたりして恥ずかしくなかったのでしょうか?


リンク先の記事にもありましたけど、
どうやらそういう感情はないようです。


とするとなんで、自分は途中過程を笑われたり
見下されたりするのを気にするんでしょうか?


そうなんです。
自分が他人の途中過程を笑ったり見下してるから、
批判ばかりしてるから、自分はされたくないと思う。
要は、一番自分をあざわらって、見下してるのは自分自身なんです。


自分にそういう矮小な考えがなければ、
他人に笑われても実感がないのでまったく気になりません。
だから前に進める。


じゃあ自分を卑下しないためには、
自分はダメな奴だ、
自分にはどうせ無理だと思わないためには
どうしたらいいでしょうか?


って、そこまでいったらどうしたらいいも何も
「そう思わなければいい」だけです。


自分をその目標に関して聖人君子か何かと勘違いしていくのが
一番手っ取り早い。
赤ちゃんは、こっけいなまでに調子にのりますが
学習としてはそれぐらいバカになるのが一番早い。


とっかかりはほんとにバカです。
どうしようもなくヘタで効率が悪い。
0.5%改善しつづけたところで笑われるどころの話じゃないでしょう。
ところがこれを気にせず1年も続けてると違ってきます。


ただ、この単純なことが普通は気持ち悪くてできない。
批判をしないというのは、ある意味バランスを欠いてます。
どんな事もプラスマイナス両面があって当然です。
それを差し置いて、自分の目標に関しては絶対に批判せず
否定語を使わず、
「できないかもしれない」なんてつゆも思わず、
楽観的に自分を信じてやる。
その分野の聖人君子を演じ続ける。


それはおこがましくて恥ずかしい?
そう思ったら負けで、演じきれてないのです。


いままでそうじゃなかったのだから、
演じるのは慣れなくて気持ちが悪いはず。
すぐに元に戻ろうと、できない人に戻ろうとする。


これが普通にできる人を天才だ、才能だ、運だ、性格だというのは
まさにその通りなんでしょう。


ここでの分かれ道は、気付き。
自分をどう認識してるかの違い。
ただそれだけが、天才と、凡人を分けます。


凡人が天才に変わるには、1ヶ月その気持ち悪さを我慢すること。
1ヶ月演じきれたら、それが今度は普通になります。