teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

宙に浮く飛行艇が詐欺なのか本物なのか素人にも分かるように教えてプリーズ

宙に浮く飛行艇
http://www.business-i.jp/news/for-page/chizai/200903300003o.nwc


記事を見て理論聞いて素人ながらにこれすげーーーw
って思ったんだけど、はてなブックマーク見てみると
トンデモ、疑似科学これはひどいというタグがいっぱいついてますw


はてなブックマーク - 特集:生かせ!知財ビジネス/逆説理論で“開発” 宙に浮く飛行艇 - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.business-i.jp/news/for-page/chizai/200903300003o.nwc




16Kgの模型が、モーター2個で自由に飛ぶということですが
どうやら凄いことではなく、モーターの出力があれば充分飛べるとのことで詐欺といわれてるような?

その飛行艇は両翼がない。魚のマグロが3本寝たような形状である。ほとんど滑走することなく垂直に近い角度で上昇し、180度旋回や横転を瞬時にこなす。圧巻は、空中停止。そのままゆっくり下降して着陸できるが、上昇や直進を再開することもできる。まるで水中を泳ぐ魚のように自由自在。見た者誰もがUFOの実在を信用するようになる。


飛んでる動画はこちら。
凄くないのこれ?


ルシオン 実験動画
http://www.globalenergy.jp/product/movi/movi.htm
(風速、竹やぶに注目を参照)


これがもっと大きくなるとさらに安定して、
人を乗せて飛べる!!
、、、、というのはありえないと詳しく解説してるかたはこちら。

謎の飛行艇と「2乗3乗法則」 - 玄倉川の岸辺
http://blog.goo.ne.jp/kurokuragawa/e/f577c126a7b54d7efc7847a32dd9c000


まあそのなんというか。
逆説の航空理論って何なのか、鈴木政彦氏がどういうお方なのか、グローバルエナジーがどんな会社なのか、まったく存じませんけれど(面倒なので調べてない)、「機体が大きくなるほど空気をつかめ、安定して飛べるはず」ということだけは絶対にありえない。
それこそ「水からの伝言」レベルのナンセンスである。締めの名セリフがトンデモだから記事すべてが胡散臭くなり「エイプリルフールネタじゃないのかこれ」と思ってしまう。いや、本当にエイプリルフールのネタ記事ならよかったのに。



なぜ「機体が大きくなるほど空気をつかめ、安定して飛べるはず」ということが絶対にありえないのか。
「逆説の航空理論」が何なのはともかく、空気を利用し地球の重力に逆らって飛び上がるのには違いない。であれば、未来永劫いつまでも絶対確実に「2乗3乗の法則」からは逃れられない。



「2乗3乗の法則」とは何か。名前はいかめしいけれど、小学生でもわかる簡単なことだ。
よく飛ぶ模型飛行機ができたので、設計図を10倍に拡大して自分が乗れる実機を作ろうとする。
そのとき胴体の長さと幅、そして翼の長さと幅も10倍になる。当然、平面図つまり翼の面積は10×10=100倍になる。
ところが、三次元の物体の本当の大きさは「体積」であり、高さ方向の係数がかかる。これも10倍だから10×10×10=1000倍だ。
結果として「翼面積は100倍、体積(=重量)は1000倍」の鈍重なシロモノができあがり、これではまともに飛べない。
飛行機はムクの塊じゃないから体積そのまま重量が増えるわけではないけれど、それにしても「巨大化すれば重量がかさみ、相対的に翼面積が減少して飛ばすのが難しくなる」のは避けられない。これこそが飛行機の発明以来たくさんの技術者を悩ませてきた「2乗3乗の法則」だ。
さらに追い討ちをかけると、エンジン(推力)にも2乗3乗の法則が効いてくる。
プロペラやジェットエンジンの推力を決めるのは前方投影面積だ。要するにたくさんの空気をつかまえて後ろに押し出せば強い力が出る。だからといってそのまま大きさを倍にすると、前方投影面積は4倍なのに体積は8倍となり、推力重量比が低下してしまう。まったく困ったものだ。



要するに、空を飛ぶものは小さければ小さいほど楽であり、大きければたいへん苦労するのだ。
チョウはお気楽にふわふわ空気の中を漂っているけれど、ジェット旅客機は何キロも必死に滑走路を走らないと飛び立てない。これこそが冷厳な物理学(2乗3乗の法則)に支配される航空機の姿だ。
「ベルシオ飛行艇」の理屈は知らないけれど、実験映像を見る限り「驚異の飛行艇」は長さ1メートル程度の小さいものだ。チョウやハエがホバリングしても誰も驚かないように、この大きさの模型飛行機がホバリングするのは簡単だ。極論すれば、ちょっと強力なエンジンがあれば機体の設計など大して影響がない。
鈴木氏の言うように「機体が大きくなるほど空気をつかめ、安定して飛べる」実機が軽やかに飛んでみせたら私も大いに感心するが、革命的に強力なエンジン(ミノフスキー融合炉とかS2機関とかシズマドライブ)ができない限り絶対無理だ。


なるほど!わかりやすい!!!
航空力学ってそういうことか!!



でも、それを踏まえての元記事なんですがこれはいったいどういう事?w

特集:生かせ!知財ビジネス/逆説理論で“開発” 宙に浮く飛行艇 - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE
http://www.business-i.jp/news/for-page/chizai/200903300003o.nwc


 通常の航空理論は機体に備わった両翼の上下間で、機体が直進滑走する際に発生する気圧差により揚力を発生させ、空中へ舞い上がる方式であるからだ。直進速度が落ち揚力が減少すると失速して墜落する。だが眼前の機体は空中停止し、両翼がないのだ。


 開発者の鈴木政彦会長は「空気をつかむ、という新しい考え方で飛んでいる。正統な航空理論を学んできた方は自己否定になるため信じないが」と笑う。


 “空気をつかむ”とは、両サイドの胴体で空気を逃がさないように空気抵抗を作り“抵抗の反作用で浮く”ことだという。例えば、水泳は水をつかんで後方へ押しやる時の反作用で体を前へ進める。空気中も同じ。空中停止はさながら立ち泳ぎだ。

 一方、国内組の出足は遅い。鈴木氏は「権威も実績もないベンチャーが日本で認めてもらうには、海外で認めてもらうことから始めなくてはいけないことが分かった。残念なことだが仕方ない」と、ため息をもらす。


検索したらもうひとつ出てきて、
航空力学とか全くのど素人ながら非常に納得させられてしまいましたが
僕が騙されてるなら、マジで指摘して欲しいです、、、、、、


あとリフティングボディという仕組みもあるらしいですね。


リフティングボディ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3


とりあえず僕が感心して納得した部分を風車から、飛行艇まで
できるだけ説明しますので、トンデモ部分を誰か教えて下さい。
(ド素人なので難しい単語はわかりません><)



FujiSankei Business i. / Bloomberg GLOBAL FINANCE:生かせ!知財ビジネス
http://www.business-i.jp/news/for-page/chizai/200802270010o.nwc

最初の風車原理1


 −−原理は


 「今までの流体力学と正反対の発想だ。一般的な羽根の形状は回転の中心部分が広く、周辺にいくほど細くなり、やや傾斜がつく。われわれの製品は逆に中心部分が細く、周辺が広い。先端は内側を向き、立っている。最も高速で回る羽根先の面積を広くすることで最大トルク(力の能率)を獲得し、しかも先端を曲げることで風の逃げを防ぐ仕組みだ」



今まではこう




ルシオンはこう
赤い矢印は空気の流れのつもりです。



今までの風車は外に風を逃がしながら廻してたけど
ルシオンは外に風を逃がさず中に集めようとする。


そして外周の方がてこの原理が効くので、
少ない風でもトルクの高いモーターを廻すことができる。
扇風機の真ん中を廻そうとするより、羽の外側を廻そうとした方が少ない力で済みますしね。
そして外側の力をたくさん受けるため羽先の面積が広くなってる。

風車原理2


さらに風を外に逃がさずがっちり捕まえるため、先端を折る。



今まで




ルシオ


風車原理3



この画像、、、なんで後ろ向きで撮ってるんだ?
カメラマンしっかりしろよな。


、、、と思ったのですが、これ、正面なんですねw

 −−モーター格納部が前面にあるが


 「羽根の前に抵抗物を作ると、風は抵抗物を避ける際に抵抗物の体積分、加速する。川の流速は大岩の周りが一番早いのと同じ原理だ。この工夫で計測風速より大きな出力を得ることを可能にした」


すげえw




今まで
均等に風が当たる、外側の面積が狭い羽。




ルシオ
外側に風が集中する、外側の面積が広い羽。


 −−独特な形だが


 「最高のものを作ろうと思い、カーボン繊維で3000種類以上の形の羽根を次々に作っては実験し、今の形にたどり着いた。従来方式の場合、風速5メートル以下では発電しないが、当社の羽根は風速1・5メートルから発電し、どの方向からの風にも適応できる。発電出力もケタ違いだ」

そりゃそうでしょうw
力の集中のさせかたが違うと、素人ながらに思うw

新型風車原理


ですが、この記事見てももう一個の縦型風車の解説はないんですよね。




こんな感じかな?
でも記事の発言から考えるとこれも凄い。


上面図で風が来るじゃないですか、
風が垂直真正面に吹いたり、そのバランスがぶれない事はないと思うので
どっちかに傾きますよね。




すると最初の羽がどかされるときに回転をはじめて




次の風が真ん中の棒に当たりさっきと同じ理屈で集まった風が
後ろの羽に当たり風を最大限利用できます。



これはすげーwww
、、と、素人感想w



羽面積からすると最初の風車の方がいいのかもしれませんが、
最初の風車は風の方向が一定して決まってる場所にはともかく、
数秒単位で乱気流するような普通の地域にはあまり有効ではありません。
これまでの風車もそういう理由で設置場所は限られてたと思います。


しかしこの新型なら、平面360度どこから風が来ても即座に対応できる!!
ものすごく感心しました。


飛行艇原理1


これも似たような理論だとしたら飛行機のおなかに風が溜まる用になってるんじゃないですかね?



機体が大きい程、おなかに風が溜まる。
図が難しくて下からじゃなく正面から風が吹いてるとしてw




んで、その出口に小さなプロペラが2基ついてるじゃないですか、
すると気圧の高い圧縮された空気を漕ぐことができる。
だから、より推力が高くなる。


ここら辺は空気をたくさん吸い込んで漕ぐジェットエンジンと同じ理屈?
ジェットエンジンは空気を吸い込むファンも圧縮装置も必要でしょうが
この場合はエンジンのファンじゃなく、飛行艇のボディ全体で空気を集めて圧縮するから
より大きな機体ほど安定するといってるんじゃないですかね?
じっさい16Kgボディに2個のモーターは小さく見えます。


それが2乗3乗の法則を超えるほどの理論かどうかさすがにわかりませんがどうなんでしょ?


動画で見るホバリングぽいのも空気を捕まえるために少し後ろ斜めに傾いてる気がしますね。
まあ最新機体からして、後ろ斜めってますがw


ルシオン 飛行艇
http://www.globalenergy.jp/product/product3.htm



以上が元記事を見て感心した理由でした。
お、、、、おれ騙されてないよね、、、、?