teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

お客に『ミッキーマウスの存在』を信じさせるには?

岡田斗司夫のゼネラル・プロダクツ:「ひとりテレビ」新作と、あなたに挑戦!ミッキーマウス問題
http://okada.otaden.jp/e77639.html


 前提条件は以下の三つ。
①トンチや「お笑い」は無し。「ミッキーを信じないと殺す」と脅すとか、実現不可能な回答はなし。
②相談相手の利益優先。この場合、ディズニー社に実現可能で、利益のある方法を考えること。
③制限時間は3時間。回答は2000文字以内。


面白そうだったのでちょっと考えてみた。



ミッキーを信じさせるには、
ミッキーとの共有体験を一方通行で語り合えていけたらいいなと思う。


具体的には、ディズニーランドに来てくれたお客さんから、
なんらかの抽選やプレゼント、商品配送の際に住所が必要としてそこで
「ミッキーからのメッセージを受け取りますか?」にチェックを入れると
ミッキーから、誕生日、クリスマス、正月、暑中見舞いなどで
メッセージカードがもらえる。


で、そのメッセージに、着ぐるみのミッキーの視界と
自分にしかわからないはずの情報を織り込んで書く。
「あのとき、かわいい毛糸の帽子を着てた子だね」とか、
「○○の場所で一緒に写真を撮った〇〇ちゃん」とか。
ほんの数分の写真撮影や、少し目が合っただけかもしれないミッキーと
何万人の中のひとりを特別に覚えられていたらかなり嬉しいと思う。


これをどう実現するか。
今は、超高性能の顔識別装置があるので、ランド内での
ミッキーの出現場所とその視界範囲内のすべてをカバーするカメラを配置する。
さらに、住所を書くチャンスが有るところでも撮影。
(カメラは防犯のためにもね)


で、メッセージが欲しい人に限って撮影データを顔識別装置で全ソートする。
ここで、ミッキーに仕掛けてある集音マイクの情報とあわせて
ミッキーと自分しか知らないはずの情報をメッセージに書き込む。
ここは人の作業。
これまでのメッセージや返事があればそれらはすべてデータベースに何十年も登録され
来年行っても、10年後に行っても、大人になってからいっても、
「あのときの〇〇ちゃん」から以後のやり取りを
メッセージスタッフが活用できる。


ただし着ぐるみを本物と扱ってのメッセージカードは小学生まで。
中学生以降からは「どこでこんな情報ストーカーされてるの??」、
と不審がるかもしれない。
(夢の国でそんな心配するやつもレアだけどいちおう)


確か、ディズニーランドには「隠れミッキー」という、
普通の景色や、小物の中にミッキッーの形をしたシンボルが無数にあるらしい。
そこで中学生以降は、その小物付近にカメラを設置し、
隠れミッキーを見つけた人に対してのメッセージカードを
「ベンチの上のミッキーより」
「葉っぱの裏のミッキーより」
など、さも動かないはずの「隠れミッキー」から「偶然」手紙が届いたように演出する。


ここではあくまで妖精ミッキーのような立場を貫き通し、
メッセージも血液型占いのような、
だれにでもほぼ必ず当てはまるコールドリーディングを駆使して書き、
個人を特定する用な事は書かない。
あくまで、「まるで、あの時の隠れミッキーがメッセージをくれたみたい」に
とどまらせる、わずかな「偶然」のメッセージカード。
もちろん以後も、最初に見つけた隠れミッキーからメッセージが届くのだけど、
別に、ディズニーランドでもう一度隠れミッキーを確認しても、
隠れミッキーが動き出すわけじゃない。
でも、カードが来たからには毎回確認せざるを得ないかもしれない。


現実の中の夢の世界と、
現実に戻ってきてからしか届かない、スピリチュアルなカード。


そういう不思議な交流を何度も積み重ねることによって、
「ディズニーランドには本当にミッキーがいるのかも」と、
スピリチュアルな気分になってもらえれば、
お客さんも喜び、リピート率もさらに上がるかもしれない。


これで、123とりあず条件を満たしたかな?