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戦争についてあれこれ考えてみた。兵士も民間人もみんなtwitterで知りあいになれば殺せなくなるだろうに。

戦争の体験談を語るわ その1 無題のドキュメント
http://mudainodqnment.blog35.fc2.com/blog-entry-1351.html


戦争の体験談を語るわ その2 無題のドキュメント
http://mudainodqnment.blog35.fc2.com/blog-entry-1352.html


戦争の体験談を語るわ 完結 無題のドキュメント
http://mudainodqnment.blog35.fc2.com/blog-entry-1353.html


戦争の体験談を語るわ 後日談 無題のドキュメント
http://mudainodqnment.blog35.fc2.com/blog-entry-1358.html



なぜ、仲良く暮らしてた民族同士が
再び争わなくてはならなかったのだろう。
民族性や宗教、歴史の重なりと言えば
当事者でもそこで住んだこともない僕は、
いくら本を読んでいくら映像を見ても考えが及ばないだろう。


だから、想像で考えてみる。
以下全ては仮説。


例え民族や宗教や歴史上の恨みがあっても、それだけでは戦争にならない。


人間は感情の生き物。
だが感情だから忘れることができる。


個人的な恨みや宗教上の理由があっても戦争は起こせない。
ましてやこの間まで仲良くしてたような人たちとは。
たとえ土地をめぐったとしても
ユーゴの場合92年までなんとか収まってたはずじゃないか。


戦争に必要な2つのもの


資本と、扇動者。


資本がなければ、金がなければ武器が買えない。
資金源として麻薬を売るか、
扇動者が資本家とつながってるか。
あるいは武器を融通してくれる外国や第三組織がいたらいい。
クーデターを起こしたり、資源を抑えることで
第三者が利を生むことも多々ある。



扇動、プロパガンダ。
いくらでも理由はつけれる。
ようは自分たちの正義を掲げることができたらいい。
兵士達は自分らが悪い事をするための戦争という気持ちはない。
自分たちが正しいから戦える。


つまり、悪いヤツが国民を、
兵士をたきつけて戦わせて利を得る
という構造はどこも似ているだろう。


プロパガンダは、自作自演も可能


漫画ワンピースでも、鋼の錬金術師でもあったが
敵を演じて子供を暴行して殺したり、
村単位の虐殺を行えば国民は簡単に怒り狂う。


戦争の引き金として、正義の戦いとして
どのような演技も可能。
これの証拠をつかもうとする奴は犯罪者。


組織のトップは決して宗教、民族、歴史的理由で動かない


利益のみで動く。


国民はさまざまな可能性や、国際視点、
上層部からみえる国などがわからないから
一方的に感情的になりえる。


だが組織を動かす者たちは
様々な可能性を考慮にいれるため
感情的に動くことはまずありえない。


一部の内戦で得をするやつらが動く。
国民すべてを巻き込んで動く。


欧州情勢は複雑怪奇じゃない


ときの平沢内閣のセリフ。
「欧州情勢は複雑怪奇である」


なんで、戦争続行中に関わらず昨日の敵が今日の友になり、
また敵になるなど、彼らが何の信念をもって戦ってるのか
全く理解できないというのは、義を重んじる真面目な日本人だからだ。


僕はこれと同じ状況を体験したことがある。
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その複雑怪奇のひとつドイツから生まれた領地開拓ゲーム。
4人で対戦し、10点とれば勝ち。
サイコロで資源を得ながら相手より先にいい土地を手に入れる。
ただし、ターンごとに誰とでも自由な交渉が可能だ。


だから10点とりそうな奴を3人で攻める。
また次に、10点とりそうなさっきまで手を組んでた奴を
さっきまで敵だった3人で攻める。
このゲームはトップにならないと意味がない。
たしかに腹の立つ奴に感情的に攻撃をしかけることはある。
だがそれも、ほとんどは演技だ。
このゲームはいかに交渉で出しぬいて、
自分は勝てぬ振りまま誰からもノーマークで10点をとりにいくか、、、
そのための細かい演技力、観察力、交渉力がモノを言う。


このゲームでの言葉や感情は全部偽善であり、建前だ。
プレイヤーは正義のために戦ってるわけじゃない。
勝つために戦う。
だから裏切りも、汚い交渉も、夜襲もなんでもあり。*1
平沢総理がこのゲームをやってたら
歴史が少し変わったかもしれない。*2



だがトップが感情的に動く例外がある。


「独裁者」だ。


なぜ「独裁者」は、利益ではなく感情を優先に動くのか?


単純に言えば、「独裁者は独裁者ゆえ、人を信じられない」のだ。
民主主義的なようにトップを適当に替えても
組織の総意がさして変わらないのと比べて、
独裁者は「暗殺」されやすい。
自分が誰かを暗殺するような独裁者だからこそ、
常に自分が暗殺される恐怖におびえる。


この恐怖を、悪夢を取り払うには「敵の全滅」。
女子供でもいかしておけば、
新たな戦士を生みいずれ復習の驚異となるだろう。
1人も残さない。
敵を全滅させる以外、恐怖から逃れられない。


さらに、「部下」も怖い。
No2が俺を殺すのではないか?
自分より軍事の腕の立つ将軍、
自分より知恵が回りすぎる参謀、
優秀な部下ほど怖いものはない。
そして時が立つにつれ全てが信じられなくなる。
スターリンヒットラー毛沢東だけではなく
豊臣秀吉すら黒田官兵衛を解雇し、
家康に付け入る隙を与えたのだから。


ここまで来ると、どんな情報も耳に入らない。
疑いの無いのは自分の感情だけになる。
人を信じれなくなる仕組み。
それが独裁政権の怖さだ。


国民が動くためには抑圧された環境が必要


政府が転覆する、政権が交代する、
必ずしも政府が悪いわけではなくても
抑圧された環境からの脱出を願う国民は、
何かのきっかけをまつようになる。


抑圧された環境は、影の扇動者にとても都合がいい。
逆に言えば、抑圧されず大きな格差もなく、
みんなが中流に暮らせていれば
戦争に立ち上がる国民などない。


つまり悲劇をうまないための
有効なひとつの解決策は、貧困対策。
これは経済全体の対策ではない。
あくまで貧困という病気を撲滅する対策。


21世紀の発明グラミン銀行


vol.1 祝ノーベル平和賞♪ 貧困脱出の手がかりを提供するグラミン銀行 - マイクロクレジットという試み | カフェグローブ
http://www.cafeglobe.com/news/gramin/



に、限らずマイナスの金利
ゆるやかなインフレ設定、
100%相続税など、
経済として、格差を広げず豊かに金を廻す発想は結構ある。


LEXコラム:マイナス金利  JBpress(日本ビジネスプレス)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1779


問題は金持ちがそれをやりたがらないことだ。
金を失う恐怖と、誰も信頼出来ない恐怖。
、、、そりゃ、戦争にもなるよね。


第3次大戦が起こってない理由


核の抑止力。


、、にくわえて、
国際貿易の巨大複雑化がある。


リーマンショックだけで世界主要国が不況になった。(BRICsはともかく)
ギリシャが破綻したらヨーロッパがおかしくなった。
それだけお金の太い動脈が繋がるようになった。
動脈の太いところで戦争は本気でまずい。
利益を考える奴はここには手を出さない。
もはや戦争とは、武力ではなく経済。
経済の追い込みをかけることだ。


逆に考えるべきは、
どうやって紛争国にお金の太い動脈をつなげるか?


リテラシーの貧困


ビジネスでも戦場でも情報がなにより大事だ。
戦略も戦術もすべて情報戦である。


情報を読み取る能力。
1を聴いて10の仮説を構築する能力。


戦略や戦術とはいわないが
すべての国民に高いリテラシー能力があれば、
TVやプロパガンダなどの浅い情報に扇動されることがなくなる。


みんな、何かおかしいとはっきりした仮説を立てはじめる。
だが、そのためには多くの情報、意見、関係性、
自分の考えをアウトプットする議論の場、
時間も、空間も気にしないぐらいの場が必要だ。
意見を交わせる相手が集まらないと、
多くを見落としてしまうかもしれない。


リテラシー能力は情報のカオスの中で磨かれる。
そんなアウトプットできる情報ネットワークが誰にも必要だ。


インターネットも希望になる


アメリカで一般の人がはじめて使える
商用インターネットが始まったのが88年。
上記ユーゴの紛争は92年。
もちろんより一般的になるWindows95すらまだない。


もし、92年にユーゴの国民みんなが携帯電話をもち、
Twitterをやってたらどうだろう?
生きるための情報がどれだけ的確に得れたか。


もちろんテロは通信施設の同時破壊から始まるだろうが
だがTwitterはアメリカのシステムで動き、
アメリカが潰れてもインターネットのシステムは動き続ける。


いや、そうじゃない。
いざというときに通信が使えるかではなく、
祐希の親も子供や大人たちも、少し前から明らかになってきた不穏な空気を
ゆでガエルのように思い過ごすのではなく、
この空気をみんなで読み解き、
ことが起こる前に避難する選択肢を
避難する決断を浮かび上がらすためのネットだ。


世界を知る教育。
自国を知る教育。
読み取る力を鍛えるにもインターネットは使える。


そもそも祐希が国へ戻るきっかけとなったのがFacebookだ。
世界の若者だってどんどんつながりつつある。


「祐希」。日本に「希」望を「拓」したい願い。


書いた人はスレの中で麻生元総理の名前を出した。
きっとこの話を聞いたに違いない。


パレスチナ問題のほうだが、これは経済のつながりだ。
日本側も輸出販路を確保し三者が丸く収まる。
リーマンショック麻生首相のせいではないが、
漢字が読めないために国民の抑圧をぶつけられた形になったのは残念だ。



だが自分は何もできない、と押し黙る必要はない


確かに、僕らは外相でも首相でもないが、
こういったビジネスの話は、企業の営業でもできる。
いきなり紛争地域にはいけないが、
周辺国からでも、国際的に少しずつパイプを太くしていけば、
主要国同士のように、いずれ切ってはまずい動脈ぐらいに太くなる。


すべての世界のつながりが太くなれば、戦争は消える。


でかい企業の海外営業マンですらないが、、、


コンビニのバイトでもいい。
どんなに小さくても働いてる人それぞれが日本を支えてる。


海外にリーチしてる人から少しずつつながっていけばいい。
自分が日本人の誰かを支えてるだけで
たぶんそれが世界を支えることにつながる。


アメリカ大統領まで、知人6人分しか距離はないんだ。
自分の支える5人先の人がユーゴの誰かを救っててもおかしくないさ。



twitterのフォロワーにはもう銃を向けられない


なら、敵の兵士も国民もみんなtwitterとかでつながればいいのに。


まだブロードバンド携帯は始まってないし、
カメラ付き携帯をもってるのも先進国に限られるかもしれない。
でもいつか世界中の人間がブロードバンド放送局になったときは、
世界中のみんなで、戦争を扇動するやつの携帯に
嫌がらせのコメント送れるようになったらいいね。



世界は良い方へ変わっていく希望の仮説。
隣の人を支えることが世界を支える事実。


などといろいろ考えてみました。







蛇足。

似たような体験型?創作を紹介


既視感があって思い出した本。


P.I.P.―プリズナー・イン・プノンペン (小学館文庫)
P.I.P.―プリズナー・イン・プノンペン (小学館文庫)沢井 鯨

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stars読み物として確かに面白いけれど・・・
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札幌の中学の教壇でチョークを握っていた私は、気が付くと灼熱のカンボジアで牢獄に繋がれていた―。プノンペン拘置所歴半年の著者が描く、謂われのない罪で収監された男の驚異の脱出劇。騙し騙されの頭脳戦、張り巡らされた伏線が最後まで息をつかせない前代未聞のアジアン・ノワール。各紙誌の書評欄を席巻した衝撃の超問題作。


こちらは内戦後、カンボジアの腐敗を書いている。
作者が獄中に入れられた体験からの創作ということだが、
少女売春を買いに来る日本人やら、そこで出あうヒロイン。
警察への賄賂やら、祐希の話のように読み応えがあった。
小説らしく表現はきつい部類。


しかもアマゾン批評がまた
「戦争の体験談を語るわ」のはてなブックマーク評と似てる。
圧倒的なリアリティと読む人も、
文章がプロでないことも、
描写内容の真偽を疑う人も、
カンボジアに興味をもつ人も、
話題にしただけ成功なんだろうね。

*1:夜襲というシステムはないw

*2:カタンは90年代のゲームだけどね