映画館のサイドスピーカーは必要ないと思う

映画を見てときどき現実に引き戻される場合があって、それは前方のスクリーンじゃないところから際立った音が聞こえる時だ。具体的にはサイドスピーカーから「のみ」聞こえるセリフや効果音。(座る席によってはリアスピーカーとなる)

これは臨場感を狙った演出で、画面より後ろに本当に人や物があるかのような錯覚をさせる。だからこそスクリーン外に何かあるようにそこに注意が向いてしまう。ほんとによく作られてる音だから、別のお客さんが喋ってるのか何か物を落としたのかと勘違いするほどだ。

それゆえ音だけスクリーンから注意がそれてしまう。せっかく入り込んでた世界からいきなり現実に戻される瞬間がサイドスピーカーのみのセリフや効果音だ。そこに世界はない。当然360度スクリーンでもない。

BGMだったらそんなに問題はない。まあBGMだけサイドスピーカーということはないし、単純に臨場感だしたいなら必ず前方からセリフや効果音を出してサイドで小さくカバーするぐらいでちょうどいいと思う。これは5.1Chの家庭用ホームシアターでも同じことが言えるんだけど、こっちは設定で2.1Chに変えれるから問題にならない。


しかし映画作ってる人はあの横や後ろからだけ聞こえる音に違和感はないのだろうか? チェックするとき必ず映画館の真ん中にでも座って端っこの席には座らないとか? あるいは音響装置が特別良く出来てるところはそういう違和感はなく、単館映画館みたいなところで変に聞こえてもかまわないとか?

結構いろんな映画で現実に引き戻される使われ方するので僕の意見は少数派かもしれない。でも映画館で見るとそのたびに現実に引き戻されるのでDVD出るまでまってからツタヤで借りたほうがちゃんと物語を楽しめるとだんだん思うようになってきて、最近は映画館からは足が遠のいてしまっている。