能力の高い人の言葉を100%聞いてるとお互いダメになる。

夫とうまくいっていない。
http://anond.hatelabo.jp/20130502191601


夫はできない人を育てる方法を模索するなり、
その人ができなくても回る仕組みを考えたり、*1
妻は夫の理不尽な言い分をたしなめて、ちゃんと矛盾を指摘しないと
ともに生活していながら、お互いの助けにならない。


といっても、長年続いた主従関係はよほど思い切った仕切りなおしが必要で
それこそ離婚前提で、
対等に話し合いながらやり直すぐらいの決断をしたほうがいいかもしれない。
価値観の違うお互いの生活空間を共有するのもいさかいの元なので、
別居でなるべく共有物を切り離して、改めてデートを重ねるところからやり直す
というのもひとつの手。

自分の発言が矛盾して相手に届いてる事には気づけない。


どんな能力の高い人間も完璧じゃなく言動にいくつも矛盾を抱えてる。
自分が未経験で能力や自信がないからといって、
相手へ依存しきってると、
その態度が相手の指示に完全性を求めてしまい、
相手の矛盾が全て自分のミスという形で際限なく肥大化する。
上から、「そんな意味でいったんじゃない」
「なんでこんな事ができない! なんでそれがわからないんだ!」みたいな。


夫も100%の妻を依存するのでは妻のアラしか見えなくなる。
収入を共有するひとつのチームとして、
能力が見合わない、足を引っ張り自分の理想通りに動かない相手が
同じチームメンバーとしていると思うなら苦痛だろう。


恋愛してる時は、「余裕のある時間と資金だけ」を最大限共有していた

元々は、自分の価値観にない
おおらかな雰囲気*2などに惹かれたのかもしれない。
あるいはしっかり者*3なところに惹かれたかもしれない。

所有物を完全に共有する前は、
お互い余裕ある気持ちや時間を分け与える関係だったのが
ひとつのチームとなった途端、共有物の優先順位が違うだけで
相手がこれまで積み上げた時間や資金を台無しにしてしまう。
まさに結婚は人生の墓場。

愛するとは、自分と違う(常識)価値観を受け入れ、許すこと。

スピードや価格を大事にするのか、
雰囲気や見栄を大事にするのか、
あるいは人間関係や「もったいない」だけでも優先順位は違ってくる。
でもその考えすら何も一貫してなくて、
生活や仕事の細かなこと全てでお互いの優先順位は違う。


だから相手が親であれ、上司であれ、配偶者であれ、先輩だとしても
自分なりの価値観を表明した上で、ちゃんと話しあったり
ぶつかってケンカすることも大事。

そういうわけにもいかないときは、
うまいこと相手を立てた上で予防線を張り、
やんわり矛盾を指摘解決するなど、経験から知恵をつけて
立ち回らなければ互いに理解が浅いまま振り回されてしまう。

自信のない盲目的な「Yes」が上を暴走させる。

お互いに自分の常識である100%を求めるのが当然だったり、
相手に依存しきってたりすると、コミュニケーションロスが多発しすぎて
プロジェクトでもデスマーチになることが多い。*4


普通はいざとなったら自分一人でもこのプロジェクトを引っ張っていくような、
(できれば技術的にも)自立したリーダーが最初にいて、
相手が100%期待通りの成果物を上げてこず、
それが遅れたり、自分の常識より斜め上の物が上がってくることも想定した上での
コンセプト、プロトタイプ、スケジュールのすり合わせが最重要になってくる。

与え合ってた恋愛が、結婚したら奪い合うようになるのはなぜ?

結婚してから羊が狼に変わるような話は男女問わず多いけど
「生活資金や時間の余裕だけ」を共有してた恋愛から、
心分かち合えたように思えた「他人」と、
そこから「一度に全てを共有する」のがまずいんじゃないかな。

お見合い結婚で、ほとんど分かりあえて無いゼロの状態から
距離感をさぐっていく結婚生活と違い、
恋愛結婚で「心」が分かりあえたから
「共有物、共有空間のルールまでわかってて当然」、
「これまでどおり自分のやり方は侵略されない」と思ってるのは悲劇。

自分の非常識には、死ぬまで気づかないかもしれないことを前提に


自分の常識は、世界の非常識。
これからは異文化のネパール人と結婚するんだと思うぐらいがちょうどよくて、
相手を尊敬してる恋愛状態の間に、お茶の出し方から、靴の揃え方まで、
自分が気になると思ったところはひとつひとつ話し合って、
どういう気持ちや感情でそれが譲れないのか、
譲ってもらった分、それを当たり前と思わず
どれだけ妥協して相手に合わすといいのかなど、
「一度に全て共有する」のではなく、少しづつ共有空間を広げていけたら
もっと相手を理解できると思うんだけどね。
お互いを尊重してるときは、いい雰囲気でルールやコンセプト作れると思うし。
(そういう意味で、冒頭の別居デート。)


恋愛してる時は相手に嫌われないよう控える
おくゆかしさ*5こそ、日本人の美徳かもしれないけど
こういう例を多く見ると、
大事な所ではきちっと意見を言える教育も必要なんじゃないかと思う。

*1:トイレットペーパーの補充ぐらいアマゾンや楽天の定期便の数字いじればいいし

*2:ガサツともいう

*3:神経質ともいう

*4:これでもうまくいくのは、新陳代謝をあえてしない固定チームで、すでにそのチームで成功体験を重ねたワンマンリーダーがいるところとか。

*5:事なかれ主義