はてなブックマークとロバと兄弟と

ブログをやめることにした - まつたけのブログ
http://matsutake.hatenablog.jp/entry/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%82%92%E3%82%84%E3%82%81%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%9F


ブログを始めてからもっと嫌な思いをすることがたくさんあった。
むしろ
「まつたけは容疑者の実名を載せることで
アフィリエイト収入を得ようとしている」
とか本気で言っているらしい頭の弱い人のことなんて
かぎりなくどうでもいいんだけど、
たまたま今回そのかぎりなくどうでもいいことがきっかけとなって
ようやくブログに、というかはてなブログだかはてな村だかに
うんざりすることができたというだけのことだと思う。

炎上が嫌になって(はてなブログを)やめるそうですが、
どうもこの手の話題を見るたびに
中国の寓話であるロバを担いだ兄弟の話を思い出します。

ロバと兄弟|あなたを輝かせる ちょっといい話
http://ameblo.jp/yugo/entry-10000023968.html

ある村に、よく働く兄弟が住んでいました。

兄弟でロバをひいて家路を辿っていたところ
村人から「なんと無駄なことを」と言われました。

そこで兄がロバに乗っていくことにしました。

しばらく行くと、すれ違った人が言いました。
「ロバに乗ってるお前さん。
 弟にロバを引かせるなんて酷いじゃないか。」

そうか、と兄はロバから降り
嫌がる弟をロバの背に乗せ
兄がロバを引くことにしました。

またしばらく行くと、ある人が言いました。
「兄にロバを引かせて自分は背に乗るなんて
 礼儀を知らない弟だね。」

確かにそうかもしれない、と兄が考えていると
良いアイデアが閃きました
「そうか、ふたりで一緒に乗れば良いんだ」
そうして仲良くロバに乗っていきました。

すると村人が集まってきて
「お前達はなんということをするんだ
 ロバが可哀想じゃないか」と騒ぎ出しました。

兄はもうどうして良いかわらなくなって
仕方なく兄弟でロバを担ぎ、歩き出しました

しかし二人とも疲れていたため
ロバを落としてしまい
怪我をさせてしまいました。


この村人ってまさに(僕を含む)はてな村のことですよね?
すれ違う人はtwitter民かな。


村人全員相手してたら疲れるというか、
何もできなくなるじゃないですか。
でも使いようによってインターネットは
批判に対する受け取り方を学ぶ場所になると思うんですよね。

無料で記事を公開してお金を稼ぐことと、有料で書籍を出版してお金を稼ぐこと。なぜ他人が儲けることを嫌う人たちは、前者ばかりを叩くのか? - クレジットカードの読みもの
http://cards.hateblo.jp/entry/kenmou-na-people/


この違いに対する答えはブログ運営でお金を稼ぐ行為が、
なんだか楽そうな行為だと思われるからな気がしています。

例えば書籍の出版を否定する人なんて居ませんよね。
『あいつは金儲けのために本を出版しようとしている!けしからん!』とか、
『あんな釣りタイトルの書籍を出版して、発行部数を伸ばそうとしてる!許せない!』
なんて聞いたことはありません。

一理あると思いますが、
Amazoneのカスタマーレビューには否定、罵詈雑言どころか、
「この本は買わない方がいい」という営業妨害までありますよ。
ただ書店で1万冊売ることに対して、ブログで1万PV稼ぐハードルが低すぎるので
ブログばかり叩かれてるようにみえる。
仕組み的にも気軽にコメント、ブクマ、ツイートできて、可視化されやすい。

批判が怖かったら発言しなければいい

というのは逆効果だと思います。

批判が怖いから
会議でもサークルでも流されるまま周りの決定に従えば良くて、
友達もなれあえる2-3人にして、
その友達とも完璧に自分の思想と同じじゃなければ1人で過ごして、
最悪の批判者になりかねない恋人や妻なんて持たないようにして、
世代や考え方の違う親とも離れて、
誰も自分のことを分かってくれない、世間はこんなに厳しい、
と批判から逃げるほどますます批判されて、
ロバ兄弟じゃないけど、いったい誰の人生なのか分からなくなります。

的の外れた批判者は名エキストラ、的を射た批判者は名敵役である

映画のエキストラや敵役って客観的に見ると結構愛すべき存在じゃないですか。
彼らがいないと映画は盛り上がらないし、成り立たないこともある。

そんなとき自分の人生という主人公が、
エキストラひとりひとりに対して
「それは間違ってる!!」とか決闘を申し込まないですよね?
そんなことしてたらそれだけで映画の上映時間は終わってしまう。

戦う価値のある相手は、正面から論破する名敵役の方です。
そこは素直にうちのめされて成長するだけでもカッコイイし、
敵役に隙があって逆転するのもカッコイイ。
でも、全てをエキストラ扱いにして
主人公1人だけの孤高の記事で
それがB級映画でピーコや稲垣吾郎前田有一に批判されて
「カッコ悪くても」主役を演じきることで
自分の人生という映画は面白くなる。

それに敵が強いほど、批判があるほど一周して
擁護する味方も現れるじゃないですか。
ピンチにならなければそういう人も出てこない。

そう考えたら、エキストラや、敵役として参加してくれる人達も
人生を盛り上げるための愛すべき存在だと思うのです。*1

*1:あるいは人生という名のプロレス。