「面白い人」になるための考察

面白い人になりたいという願望

体力つけたきゃ運動すればいい、頭よくなりたきゃ勉強すればいい。
こういう風に生きてきたけど、面白さってどうやって獲得すればいいんだろうって思う。
リアルじゃもちろんネットでさえ冗談ひとつも言えない。

興味あったのでこの「面白さ」について考えてみたいと思います。僕自身場所よってかなり面白がられてた時期もわりとあったので昔考えてた3つのことの考察です。

1、場の空気をコントロールする方法
2、人は本気の感情を面白がる
3、ボケとツッコミタイミングのトレーニング方法

面白いといっても、本人の面白さの資質と、環境による場の空気をコントロールすることで面白さのハードルを下げるという、2つの要因があるでしょう。まず後者の場の空気をコントロールする方から考えてみます。

場の空気をコントロールするとはどういうことか?

「仲がいい人が過半数いるか」かどうか。そういう人が場の空気を作り出す。

TV番組でいえば「観客やスタッフとどれだけ仲がいいか?」 「視聴者とどれだけ仲がいいか?」と言い換えてもいいでしょう。

職場や、学校だとすると、まず見ているその場の半分以上とは「仲がいい」必要がある。リーダー的存在でも、愛されキャラでも、能力が秀でて一目置かれてる奴でもいい。まずそういうやつになる。

別に学校中の人気者まで目指す人は少ないだろう。基本的に部署内とかクラス内とか、それより小さなグループ内で過半数とれれば充分かと思う。

リーダー的存在でもなく、能力が秀でてもない場合はどうするか?

「仕事や勉強に真面目で、なんでも素直に肯定的で、他人に興味を持ち、話を聞き、見栄をはらずコンプレックスや弱点をさらす」ということに努めていれば誰でも愛されキャラになれる。これは子供が友達を作るときのコツ。簡単な人には簡単で、難しい人には一生できないかもしれないが。

場の空気をコントロールできれば「面白いこと」のハードルが低くなる

これがTVの芸人だと「知名度」になる。知名度高いほど簡単な持ちギャグで笑いが取れる。「視聴者と仲がいい」からだ。

当然、若手の人気芸人が年配の人と「まだ仲が良くない」場合、年配の人には何が面白いのか何を前提に笑ってるのかわからなかったりする。

タモリ、たけし、さんまあたりは「活動年数の長さがそのまま全年齢的な視聴者との仲の良さ」を築いている。タモリやたけしはかなり「内輪ウケ」つまり仲間内でしかウケない感じがあるのだが、「コマネチ」や「いいとも!」という内輪ウケですら全国的な内輪ウケネタとなってる。(海外の人から見て日本のバラエティ番組が理解できない文化の原因でもある) もちろんこの3人だってひょうきん族やイグアナ眼帯時代など若手の時は尖ってたし、当時の年配の人に理解されてたわけではない。

場の空気をコントロールできたから内輪ネタで笑いを取れる

逆に「クラスの人気者」が「芸人デビュー」しても、まだクラスほど視聴者と仲がいいわけじゃないので、同じように内輪ウケのようにネタを振る舞っても笑いは取れないし、そのままではTVに出られず仲良くなれない。

また、出川哲朗、ダチョウ倶楽部、山崎邦正、ココリコ、めちゃイケメンバー、古くはジミー大西、村上ショージ、たけし軍団など、リアクション芸人としての役割や、なんらかの師匠のツテで「TVに出続けることができれば」別に面白くなくても知名度が上がり、「視聴者と仲が良くなる」。仲が良くなれば場の空気をコントロールしやすく、軽いズレだけで、「面白いこと」と認識しやすくなる。

お笑い芸人とは違うが、近年NHKのLIFEコントで ウッチャンに引き上げられた「ムロツヨシ」と「星野源」は視聴者と仲が良くなることが先で、その後役者や歌手としてブレイクのきっかけを掴めた。


真面目に、素直に、肯定的に生きて、能力を磨き、一目置かれる存在になり、友達をたくさん増やし、知名度を上げ、視聴者を増やし、場の空気をコントロールできるようになる。ここまでが理想的な土台である。ただし感情の意外性というかもうひとつ飛び道具的な手法もありえる。

場の空気を壊して主導権を握る方法

ダウンタウンが若手時代にやってた手法で、若手芸人が大御所に「無礼講で、タメ口でツッコム」という構図のギャップが面白かった。昔ダウンタウン自身が大御所になる前、松本が坊主でも筋肉でもない昔はこれが成立してた。これは笑いにおける「緊張と緩和」そのものなので狙えるものならハイリスクハイリターンで狙っていきたい。

だがそれにしたって、やっていいのは互いに「仲がいい」かどうか。事前にお互い「信頼」や「尊敬」を得てるかどうかが前提にある。まったくの初対面で失礼なことをして笑いを取るのは無理。ダウンタウンでも失敗しているパターンはあると思われるが、そんなのは放送すらされてないだろう。


場の空気についてはこのへんで。あらためて面白いの中身を考察する。

「面白い」とはなんだ?

対極に具体的にあるのは「無視」「無反応」。

無反応でないというのは「感情の発露」。

人は人の感情こそ面白がるので、ここでは「感情の強度」が面白さにつながると仮定する。

「感情」とはなんだ?

感情とは例えば「喜怒哀楽」。

「喜怒哀楽」の中で「喜」や「楽」みたいな正の感情が「面白さ」に近い。

だが「怒」や「哀」などの負の感情も見方よっては「面白さ」につながる。他人を陥れるドッキリや、「ヒロシです。。。」の自虐的なネタとか。

この「感情」をより大きく動かすのが「面白さ」につながる。

じゃあ感情が大きければ大きいほどいいのかというと「やりすぎてはいけない」。

「殺人」とか「復讐」とかまで負の感情が強すぎると当然引く。「めちゃイケ」の芸人をタコ殴りするようなネタのように「いじめ」にみえてもいけない。

普通の大人な日本人は感情を素直に表に出すことは、未熟で子供なイメージがあるので、大人が面白さを失っていくのはある意味仕方ないことではある。

感情のどこまでの強度が許されるのか?

100%本気だと、笑えずそれなりの対応をされてしまう。100%ウソに見えるとシラケて面白くない。20%は本気、80%は誇張ぐらいだと笑って楽しめる。

もちろんコントなどは100%ウソなんだけど、20%は「こういう人いるよね」「コントだけどこの人本気で怒ってるよね?」「これあったらほんとに悲しいよね」と20%の本気を思わせる演技力が必要になる。

フリートークであっても20%の本気の異常性と、80%の誇張が必要。江頭などは80%異常なので客が引く。(本人は異常性120%のつもりかもしれない)

感情の発露は面白いが「やりすぎたら引く」のでやりすぎ一歩手前が一番面白い

怒ったり、喜んだり、悲しんだりするうちの、80%が演技で、20%が本気とするぐらいが一番笑える。つまり演技力が高いほどより見てる人の感情を安心して楽しめる。「腕のあるお笑い芸人は演技力が高くどこか本気に見える」。

逆に「面白くない芸人というのはどのネタも演技力が低くて、どれも本気に見えない」というのも真である。腕のない芸人は本気で怒ったり、本気で悲しんだり、本気で喜んだりしてるように見えない。リアクション芸にしても本気で痛がってるように見えない。


コントに限れば練習すればなんとかなるかも、、

とはいえ、演技力が低くてもコントとしての完成度が高ければ一発ネタとしてなんとかなることもある。しかし本気で笑ったり、本気でリアクションしたりしてるように見せるのもひとつの演技力である。演技力が低いとリアルタイムのフリートークを盛り上げられない。よほどコントが斬新で面白く毎回ハズレ無しで新しいものを用意しないと、日常的にTVに出続けることはできない。フリートークでの力がなければ司会や冠番組は持てず、ひな壇にすら上がれない。TVにでつづけることが出来なければ仲のいい視聴者を増やすことができない。

面白い人に必要な演技力

ツッコミの名手である、さんまと、浜田雅功 が数々の人気ドラマで主演を貼ってたのは「その感情が本気に見えるかどうか」で評価されてる向きもある。もちろん普段のツッコミも毎回本気の上に演技力が伴ってなければ成り立たない。

浜田雅功 - Wikipedia

テレビドラマ

普通の結婚式(1990年、TBS)
夢帰行(1990年、NHK)
パパとなっちゃん(1991年、TBS) - 梅田大介 役
ADブギ(1991年、TBS) - 杉田巧 役
AD・リターンズ(1992年、TBS) - 杉田巧 役
十年愛(1992年、TBS) - 粟野嵐 役
十年愛スペシャル(1993年、TBS) - 粟野嵐 役
もしも願いが叶うなら(1994年、TBS) - 毛利虎男 役
パパはニュースキャスター 帰ってきた鏡竜太郎スペシャル(1994年、TBS) - 亀山哲夫 役
もしも願いが叶うならスペシャル(1995年、TBS) - 毛利虎男 役
人生は上々だ(1995年、TBS) - 主演・内藤八郎 役 ※木村拓哉とダブル主演
竜馬におまかせ!(1996年、日本テレビ) - 主演・坂本竜馬 役
ひとりぼっちの君に(1998年、TBS) - 主演・国松新太郎 役 ※本名の濵田雅功表記
浜田雅功の実験ドラマ 平成ミステリー事件簿(1999年、朝日放送)
目撃者 - 女探偵 VS 嘘つき少年(1999年、TBS)
伝説の教師最終回(2000年、日本テレビ) - 北山恵文 役 ※友情出演
Friends(2000年、TBS) - 幸田順平 役 ※本名の濵田雅功表記
明日があるさ(2001年、日本テレビ) - 主演・浜田課長 役
明日があるさスペシャル(2002年、日本テレビ) - 主演・浜田課長 役
Happy!(2006年、TBS) - パパイヤ宮殿の店長 役 ※特別出演
Happy!2〜私、先輩の為に頑張ります〜(2006年、TBS) - 空き地の男 役 ※特別出演
熱血教師スペシャル 夢の見つけ方教えたる!(2008年、フジテレビ) - 主演・今村克彦 役 ※本名の濵田雅功表記
ROOKIES 第1話(2008年、TBS) ※エキストラ出演
熱血教師スペシャル 夢の見つけ方教えたる!2(2010年3月13日、フジテレビ) - 主演・今村克彦 役 ※本名の濵田雅功表記
検事・鬼島平八郎(2010年、朝日放送・テレビ朝日) - 主演・鬼島平八郎 役 ※本名の濵田雅功表記

映画

ポップコーン LOVE(1990年、バンダイ) - 大野昇仁 役
昭和鉄風伝 日本海(1991年、エンボディメント・フィルムズ) - 主演・和賀鉄夫 役
スペーストラベラーズ(2000年、東映) - 野々村清 役
明日があるさ THE MOVIE(2002年、東宝) - 主演・浜田課長 役

明石家さんま - Wikipedia

テレビドラマ

母の償い「第1話」(1978年、TBS)※ドラマ初出演
大喜劇!忠臣蔵(1980年1月1日、MBS)
恋のかけら-大阪物語-(1980年3月9日、KTV)
ゆるしません!「第1・2話」(1980年10月2・7日、KTV) - 吉田刑事 役
天皇の料理番(1980年10月19日 - 1981年3月22日、TBS) - 平野(山本)辰吉 役
ひまわりの歌「第15話」(1981年、TBS)
五辮の椿(1981年4月2日、YTV、木曜ゴールデンドラマ)
裸の大将放浪記・第5作(1981年5月3日、KTV、花王名人劇場)
シャネルズ・さんまの笑タイム(1982年9月5日、日曜お楽しみ劇場)
意地悪ばあさん「第55話」(1982年12月6日、フジテレビ)
どきどき婦警さん1(1983年9月26日、フジテレビ、月曜ドラマランド)
新・女捜査官 「第7話 刑事の初恋は夫殺しの美女! 」(1983年、ABC)
のんき君1(1983年12月12日、フジテレビ、月曜ドラマランド)主演
のんき君2(1984年4月9日)
のんき君3(1984年10月4日)
やすきよの御用だ!まかせなさい(1984年1月4日、ABC)
風の中のあいつ(1984年5月12日 - 9月29日、NTV)
離婚テキレイ期(1984年10月9日 - 12月25日、TBS)
心はロンリー気持ちは「…」シリーズ(1984年 - 2003年、フジテレビ系)主演※コントシリーズ
心はロンリー気持ちは「…」1(1984年12月17日、月曜ドラマランド)主演
心はロンリー気持ちは「…」2(1985年7月15日、月曜ドラマランド) - 主演・順平 役
心はロンリー気持ちは「…」3(1986年2月21日、金曜おもしろバラエティ)
心はロンリー気持ちは「…」4(1986年9月26日、木曜ドラマストリート)
心はロンリー気持ちは「…」5(1987年3月20日、木曜ドラマストリート)
心はロンリー気持ちは「…」6(1987年10月2日、ザ・ドラマチックナイト)
心はロンリー気持ちは「…」7(1988年5月13日、男と女のミステリー)
心はロンリー気持ちは「…」8(1989年3月3日、男と女のミステリー)
心はロンリー気持ちは「…」9(1989年11月24日、男と女のミステリー)
心はロンリー気持ちは「…」10 南の国から'97 (1997年8月29日、金曜エンタテイメント)
心はロンリー気持ちは「…」11 京都湯けむり旅情 OLグルメ三人旅 謎の密室殺人事件!(2003年、金曜エンタテイメント) - 功二 役
澪つくし(1985年4月1日 - 10月5日、NHK、NHK朝の連続テレビ小説)- ラッパの弥太郎 役
花の女子校 聖カトレア学園(1985年4月10日 - 10月2日、TX)
気になるあいつ (1985年8月3日 - 12月28日、NTV)
好色一代男 世之介の愛して愛して物語(1986年1月1日、TBS) - 世之介 役
春風一番!(1986年1月11日 - 3月29日、NTV)
男女7人夏物語(1986年7月25日 - 9月26日、TBS)- 主演・今井良介 役
男女7人夏物語 評判編 生放送だよ!さんちゃん・しーちゃんのなんでもトーク(1987年4月3日)
男女7人秋物語(1987年10月9日 - 12月18日)
男女7人秋物語 評判編 さんちゃんしーちゃんなんでもトーク!7人再会!!(1988年4月4日)
アナウンサーぷっつん物語(1987年、CX)
アナウンサーぷっつん物語スペシャル(1987年10月1日、CX)
家政婦・織枝の体験5(1987年2月11日、TBS、水曜ドラマスペシャル)
さんまの花ムコ見習い試験(1987年4月1日、TBS、水曜ドラマスペシャル)
オバの魔法使い(1987年8月10日、CX、ライオンスペシャル、夏休み妖怪バラエティ) - オバの魔法使い
新春スペシャル 善化者〜さんまのホンじゃたのンます〜(1988年1月1日、CX)※3話オムニバス形式
子連れ家政婦アッコさん(1988年3月25日、CX)
明石第三小隊物語・男の約束(1988年4月2日、CX、春のひょうきんスペシャル)
明石家さんま殺人事件(1989年9月29日、CX、男と女のミステリー)- 明石家さんま(本人)役
特別企画 さんまの「おれは裸だ」(1988年10月10日、YTV、木曜ゴールデンドラマ) - 大和菊夫 役
風よ、鈴鹿へ(1988年11月5日、TBS、原作:島田紳助)※友情出演
さんまのほんじゃたのんます(1988年11月25日、CX)
ナオコ、さんまの結婚式ララバイ(1989年5月23日、ABC、火曜スーパーワイド)
世にも奇妙な物語(CX)
'91 春の特別編 「偶然やろ?」(1991年) - 秋山満男 ※原案も担当
「スローモーション」(1992年)
ずっとあなたが好きだった 第5話「涙の誕生日」(1992年7月31日、TBS)※友情出演
ふんだりけったり(1992年4月16日、YTV、ドラマシティ'92)主演
ユーミン・ドラマブックス「ノーサイド」(1992年10月11日、TBS、秋のドラマスペシャル)
新春大型時代劇スペシャル 天下を獲った男 豊臣秀吉(1993年1月1日、TBS) - 足軽組頭 役
極道落ちこぼれシリーズ(1993年 - 1994年、TBS、春のドラマスペシャル) - 主演・高柳喜八 役
極道落ちこぼれ1 カタギになりたい!(1993年4月3日)
極道落ちこぼれ2 駆けおちしました!?(1994年4月8日)
恋も2度目なら(1995年1月11日 - 3月15日、NTV) - 主演・三上耕介 役
恋も2度目ならスペシャル あのバツイチコンビ復活!(1995年10月11日)
古畑任三郎シリーズ(CX) - 小清水潔 役
第2シーズン 第1話「しゃべりすぎた男」(1996年1月10日)
第2シーズン 第25話「消えた古畑任三郎」(1996年4月9日)
その気になるまで(1996年4月7日 - 6月30日、TBS、東芝日曜劇場) - 主演・田口賢一 役
恋のバカンス(1997年1月8日 - 3月12日、NTV) - 主演・黛勘九郎 役
恋のバカンススペシャル(1997年10月1日)
ガラスの靴(1997年、NTV)
星に願いを(1998年4月1日、NTV、明石家さんまドラマSP) - 龍太 役
元禄繚乱「第13話 誘拐」(1999年、NHK大河ドラマ) - 笹屋の主人・清右衛門 役
世界で一番パパが好き(1998年7月8日 - 9月23日、CX)- 主演・岡田善三 役
甘い生活。(1999年7月7日 - 9月22日、NTV)- 主演・鵜飼力丸 役
七人ぐらいの兵士 全4回(2000年、NTV) - 主演・水嶋兵吉
真夏のクリスマス「限りある命の恋人に、さんまが贈る最後のクリスマスプレゼント」(2000年10月9日、TBS、ドラマ特別企画) - 長谷川大吉 役
空から降る一億の星(2002年4月15日 - 6月24日、CX)- 主演・堂島完三 役
いつもふたりで 「第11話(最終話) ファースト・キス」(2003年3月17日、CX)※友情出演
さとうきび畑の唄(2003年9月28日、TBS系)- 主演・平山幸一 役 ※2003年度芸術祭大賞受賞作品
THE WAVE!(2005年7月23日・24日、CX、フジテレビFNS25時間テレビドラマ)主演
和田アキ子殺人事件(2007年2月12日、TBS系、月曜ゴールデン) - 明石家さんま(本人)役
ハタチの恋人(2007年10月14日 - 12月16日、TBS、日曜劇場) - 主演・井上圭祐 役
地獄先生ぬ〜べ〜「第7話」(2014年11月22日、NTV) - 妖怪 怪人赤マント・通称A 役[83]

映画

マンザイ太閤記(1981年)
次郎長青春篇 つっぱり清水港(1982年)
唐獅子株式会社(1983年、東映)
パンツの穴 花柄畑でインプット(1985年、東映)
必殺! ブラウン館の怪物たち(1985年、松竹) - 沖田総司 役
19 ナインティーン(1987年、東宝) - 明石家さんま(本人)役
ゴルフ夜明け前(1987年、東宝) - 写真師 役
いこかもどろか(1988年、東宝、W主演:大竹しのぶ)
夢の祭り(1989年)
丹波哲郎の大霊界2 死んだらおどろいた!!(1990年、松竹)
どっちもどっち(1990年、東宝) - 主演・村田正道 役
ファンキー・モンキー・ティーチャー(1991年)
とられてたまるか!?(1994年、東宝) - 泥棒 役
まむしの兄弟(1997年)
みんなのいえ(2001年、東宝) - 堀ノ内のアシスタントスタッフ 役


タモリはストーリーテラーとして優秀ではあっても役者ではない。つまり演技が上手くないのでフリートークのズレも内輪ウケに終始している。この考察では、笑っていいともやMステなど「仲のいい視聴者」を長期間増やしてきた人であって、演技力のある面白い人にはあたらない。

たけしについても、国際映画で評価されるほどの監督であり役者でもあるが、求められる役は「北野武」であってそれ以外の演技が求められるわけではない。やはり「仲のいい視聴者」を増やしてきた人であって、演技力の幅がある面白い人にはあたらない。ちなみに「さんま」「たけし」は情に厚いことも有名で、芸能界で失敗してきた人たちが登壇する「しくじり先生」においても何度もこの2人に助けられる逸話が出てくる。これも仲のいい人やスタッフを増やす一因になってると思われる。

志村けんも演技力はそこまで高くない。しかし「8時だよ全員集合!」における、いかりや長介と志村の関係性はリアルそのまんまだったので、どのやりとりもコントとしての演技ではなく本気に見えた。これは「毎回生放送で大掛かりなセットを用意する」という本物の仕掛けだったことも本気に見える一因。スイカの早食い、牛乳の早飲み、タライ落としなど、それぞれにタネや仕掛けはあっても本物を使ってることには変わりないので本物のリアクションが取れた。後番組の「カトちゃんケンちゃんごきげんTV」も、予算を組んで見ごたえのある大掛かりなセットやCGを仕掛けていたので、この時代の志村は子供騙しじゃない本気の演技、演出だったといえる。

一応断っておくが、ここで言う演技のうまさとは、喜怒哀楽について素の本人以上の振り幅があるかどうかという意味で使っているので、厳密に演技のうまさを定義してるわけでも、そこを掘り下げるつもりもない。

演技力がものを言うのなら、お笑い芸人が役者をやるように、役者がお笑い芸人になれるのか?

役者のブランドイメージを損なうリスクがあるのであえて芸人になるメリットがなさそうだがという前提で考えてみる。


例えば豊川悦司が演じるのは全て豊川悦司で、木村拓哉が演じるのは全て木村拓哉、西村雅彦の役も全て西村雅彦で、温水洋一が演じるのも温水洋一だ。豊川悦司は温水洋一を演じれないし、西村雅彦は木村拓哉を演じれない。だからといって役者としてダメということはなくちゃんと一流の存在感がある。タモリやたけしもそう。

しかし堺雅人は真田丸、半沢直樹、リーガルハイと、イメージが固定されず演技の幅が相当広い。この記事のテーマである「面白い人」において、西村雅彦や木村拓哉はお笑い芸人にはなれないが、堺雅人ならコントをやっても、フリートークで本気に見えるリアクションとるにしても、トークで半沢やリーガルの顔芸やるとしても、お笑い芸人になれるほど充分な演技力をもっている。

本気に見える演技力とはなにか?

では喜怒哀楽が本気に見える演技力とは何かというと、自分の心のどこかにあるそれを信じて誇張すること。これは本人の生き方の否定にもつながるほど自分の内面を掘り下げる必要がある。

例えばコンプレックスにまみれた西村雅彦や、温水洋一は、自分の心のどこにカッコイイ木村拓哉みたいな部分があるとは自分自身とても信じられないので、木村拓哉を演じれない。本気に見えないことの本質は外見の問題でなく、自分が信じれないことにある。

逆に木村拓哉や、豊川悦司が西村雅彦を演じれないのも、自分の心のどこかにある西村雅彦を否定してしまう、それは自分がやる役でも、求められる役でもないとしてしまうので演技ができない。自分が否定するものまでも本気で信じれるかどうかが演技力に関わってくる。コンプレックスと向き合えるか寛容さと素直さが多角的な視点を作るのかもしれない。(一時期豊川悦司は役者としていろいろチャレンジしたらしいのだけど、豊川悦司のままでいいんだと悟ったかのようなコメントも見かけたことある。)

難しそうに書いたが、面白さに限って言えば、自分の情けない所や、怒りや焦りや喜びを20%でいいので本気で演じれるかだけでいいので、そこまで難しいコンプレックスと向き合う必要はない。きちんと素をさらけだせるかどうかが大事。

面白さのトレーニング方法はあるだろうか?

有効だった方法がひとつあるので紹介してみます。

ボケもツッコみも絶妙なタイミングでやらねばならないが、ボケやツッコミが遅すぎて間を外すことはあっても「タイミングが早すぎてダメ」というのはない。(もちろん観客の笑いにかぶせるような、観客無視の進行はありえないが) ツッコミはかぶせ気味のほうがむしろ面白い。

だから「タイミングが命のお笑い芸人は頭の回転が早くないとダメ」と言われるゆえんでもあるが、頭の回転が速くなくても「あらかじめ準備しておけば」とっさにボケやツッコミが出せるようになる。日常のトークにあらかじめ準備して置けるものなんてないと思うかもしれないが、ストックをたくさん準備しておけばいいのだ。バラエティ番組見ても「このときこう言えばもっと面白かったのにな」「とっさにこう返したらもっと良かったのにな」というシミュレーションを再構成していく。日常生活でも「いまこいつか、ここでボケたら面白かったんじゃないか?」「それもっと早いタイミングで言えばよかったのに」みたいなことを常日頃考えて、頭のなかにストックしていく。PPAPみたいなもう使えない時事ネタ絡みでもストックしていく。

日常はわりと似たようなことの繰り返しなので、100ストックしていたら10ぐらいもう一度使えるタイミングが1週間後か、1ヶ月後かに出てくる。すると見事なタイミングで反射的に出せるようになる。それは周りから見たら「すごく頭の回転が早い面白い人」なんだけど、実際はそれが出るまで10倍のストックを寝かしていて、来るかどうかわからないタイミングを待ち続けていたに過ぎない。

この方法だと凡人にも最高のタイミングで面白い発言ができる。そのチャンスが来ないかもしれないネタを、9割は誰にも発言せず捨てるボケやツッコみをたくさんシミュレーションして作ってきたのだから当然だ。むしろ実際には逃したチャンスの方が圧倒的に多い。もちろんそれなりに労力がかかるので、本気で面白い人になりたいとかお笑いに興味があるとかじゃないと非効率かもしれないが、ストックが溜まるほどに類型パターンも見つかりやすくなるので悪くないトレーニング方法だと思う。

面白い人になるための まとめ

1、土台として場の空気のコントロールする

過半数が「仲のいい視聴者」であるように努力する。リーダーであるならコントロールは必然。でなければ能力があって一目置かれるか、「仕事や勉強に真面目で、なんでも素直に肯定的で、他人に興味を持ち、話を聞き、見栄をはらずコンプレックスや弱点をさらす」愛されキャラを目指す。


2、人は人の感情を面白がるので本気で泣いたり笑ったり悔しがったりすること

ただし100%本気だと引かれたりそれなりの対応されるので、2割本気、8割誇張ぐらいでいい。面白くない人は照れやてらい、自分と本気で向き合えない自信のなさがあって10割誇張だったりする。2割の本気度は演技力にかかってる。演技力は自分のコンプレックスと向かい合いさらけ出す勇気と自己愛。


3、ボケツッコミにおけるタイミングのトレーニング方法。

「今この時にこうしたらもっと面白かったのに」という最高のタイミングのシミュレーションを100個も1000個もストックする。そうするとそのうち1割ぐらいはもう一度使うチャンスがいずれやってくる。


僕は日常的に考えることがゲームとか仕事のことでいっぱいになったり、そもそもそんなにリア充ぽく他人と遊ばなかったので、わざわざ笑いを取るための努力はしなくなりましたが、3つともそれなりに効果があったことなので、リンク先の人に何かの参考になれば幸いです。