teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

【海賊版対策】としてバーチャル漫画チューバーとかどう?

漫画海賊版サイトの話。最近のマンガ業界のゴタゴタ知ってる人はすっとばして記事真ん中の本題からどうぞ。

www3.nhk.or.jp

若手漫画家が“死んで”しまう

日本漫画家協会の理事長を務める漫画家のちばてつやさんは、次のように訴えています。

「漫画がいろんな形で読まれることは、とてもうれしい。ありがたいんだけど、海賊版サイトで読まれてしまうと単行本にならないし、雑誌が売れない。そうすると、いろいろな取材をしたり、資料を集めたりということができなくなってしまう。いいアイデアがあって、いいキャラクターがいて、おもしろい話が作れるのに、漫画家がそれを続けることができないということが現実に起こってきている」

「特に、若い漫画家たちが、かわいそうだなと思う。いい才能を持った若い人たちが、今、一生懸命、いいものを書こうと頑張っているけれども、海賊版サイトで読まれてしまうと、若い作家が、どんどん“死んで”いってしまうことに気が付いてほしい。漫画文化をこれからも育てていくという意味でも、どうか海賊版サイトでは読まないということを、お願いしたい」

モラルに訴えるのは悪手かと。こうやってNHKに取り上げられた結果、反対運動が反対勢力にガソリン注ぎ込む事にもなりかねない。佐藤秀峰さんも自分の漫画の権利が自由に交渉できないときの反対運動は懸念してました。

note.mu今では漫画家は出版契約を交わすとき、出版社に対して電子書籍配信の権利も独占的に認めなくてはならなくなりました。(契約書ドラフトに電子書籍配信権を独占的に認める条項があり、交渉の余地があるはずだけど、現実的にはその条件は外してもらえない)多くの漫画家は「著作権は持っているけど、出版社の許諾がなくては一切作品を動かせない」という状態です。

漫画村を糾弾して誰が一番得をするのでしょうか?

既存の読み放題サービスがこんなことを囁くかもしれません。「このまま違法サイトを野放しにしておくと漫画は衰退してしまいます。だったら、ウチに合法的にコンテンツを流しませんか?違法サイトを駆逐できるのはそれ以上に便利な合法サービスだけです」漫画家は違法サービスを駆逐したいがばかりに、作品を安く買い叩かれてしまうかもしれません。僕にはこのネガティブキャンペーンがKindle unlimitedの営業活動に見えてしまうときすらあるのです。

漫画家の皆さん、問題のあるサイトを叩くことは簡単ですが、その前に権利は自分の手元にあるでしょうか?

 最悪のパターンは読み放題に包括提携した上で、音楽業界のJASRACのように売上9割もらってるけどお金の流れが不透明でなぜか若手漫画家まで自分の著作権料が入ってこないという、出版不況ならではのお金の消え方でしょうか。

 とは言え、今の漫画出版ビジネスモデルの枠組みでは違法サイトを潰して廻るイタチごっこをしないと行けないのだけどそれも追いつかずモラルに訴えるしかない現状。漫画家協会の漫画家はこのビジネスモデルでやってるのでこうするしか無いですよね。

漫画雑誌の枠がある以上どうしてもデビューできない人が圧倒的に多く、デビューしても人気投票で漫画家はふるい落とされ、単行本3巻程度では赤字なんてことも耳にします。

人気漫画家にさえなればなんとかなるのでしょうが、作家と合う編集者と出会えるかは運次第なところもあり、その辺の闇もよく語られてますね。このまま出版が下がり続け、編集者もみんなフリーランス化したら人気投票の結果次第で編集者もクビになるでしょうか。そうなったら、どの編集者がもちこみの電話を取るかといった運試しとは違う、漫画家と、編集者の相性のいいマッチングシステムが必要になりそうですが。。

ビジネスモデルという意味では、佐藤秀峰さんや吉田貴司さんのような「自分で漫画の権利を持って、出版は紙だけ任せる」というやり方も出てきました。

 

mangaonweb.com

実はこの作品、作者である吉田貴司さんが自ら著作権を管理し、執筆から販売までを行なっているのです。「やれたかも委員会」は出版社の発行する雑誌に独占的に連載されることなく、作者である吉田貴司さんが各ウェブ媒体に独自に掲載し、そこから得るロイヤリティを収入源として執筆されています。紙書籍についてのみ出版社と契約を締結し書店に流通していますが、電子書籍やドラマ化などはすべて吉田さんが管理、誰からの束縛を受けることなく自由に作品を執筆し、作品のマネージメントは全て自分で行なう。つまり、限りなくインディーズに近いスタイルで制作されている作品なのです。
 
これを実現できている作家は希有です。作品の宣伝や流通、契約交渉、制作費のやりくりなどを考えると、自分で管理することは非常に手間が掛かりますし、何よりも大企業の後ろ盾もなく、作家がたった一人で世の中に立ち向かう事は非常に困難を伴います。
cakes」と「note」、「PixivFANBOX」、「マンガ on ウェブ」ですね。
3サイト合わせて毎月10~11万円くらい収入がありますかね。
他には紙の単行本の印税とか、電子書籍のロイヤリティが収入になりますね。先日、電子書籍のロイヤリティが初めて振り込まれたのですが、1カ月で100万円を超えました。来年の税金がどうなってしまうのか不安です。このペースで売れてくれると良いんですが。
 
生意気ですけど「書籍化したいと言ったのはそっちだから、本だけ出してくれ」というスタンスです。
「自分で作画する」も当たり前の事として受け入れて欲しいし、出版社は僕の企画に後から乗 っかって来た人たちですから、電子書籍の権利を渡すのもおかしい。
 
ー正論ですが、茨の道を行きましたね。そのスタンスを出版社に伝えたとして、すんなりと話は進むとは思えません。相手は「(より売れる可能性が高まるように)お膳立てしてあげる」と言ってるのに、それを拒否するわけじゃないですか。「コイツ、何をしたくてオレたちに会おうと思ったんだ?」となりませんでしたか?
 
吉田: 「吉田さんとそういう話(権利関係の話)をしたくなかった。」ってため息をつかれましたね(笑)。「何があってそんな感じになっちゃったんですか?」と笑われたり。

 ほんと茨の道ですね。最前線の佐藤秀峰さんはブラックジャックによろしくや、海猿などで、小学館、フジテレビ、はたまたAmazonなどとあっちこっちで権利を主張し、周りから相当嫌われながら勝ち取ってきました。

でも普通は権利を全部出版社にもっていかれるので、例えば60億の興行収入があったテルマエ・ロマエで原作料100万円というところ。

d.hatena.ne.jp

司会者:100万円って金額はどうやって決まったんですか?

 

ヤマザキ:知らないうちに決まってました。

 

司会者:知らないうちに?

 

ヤマザキ:ある日突然、出版社から「あんたの所に後で100万円ぐらい入るけど、あれが原作使用料だから」って連絡があって。

business.nikkeibp.co.jp

business.nikkeibp.co.jp

「テルマエⅡ」はかなり前進

ヤマザキ:はい、おかげさまで「Ⅰ」の時の経験をもとに、出版社を通してではなく、弁護士を介して、原作者である私と映画の制作サイドとで直接、契約を結ぶことができました。だからといって、すごいお金が私に入ったわけじゃないですよ。原作使用料は「Ⅰ」の2倍ほどになったぐらいですが、「Ⅱ」では自分が契約に直接関わることができましたし、契約の内訳もある程度開示していただけました。それだけでも、前進できてよかったなと思っています。

そりゃイタリアの旦那さんからみたら、60億の映画原作使用料がなんの交渉もなしに100万円振り込まれてるのは騙されてるとしか思えないですよね。とりあえずIIは、一歩前進したようで(それでも200万? レベニューシェアとれたのかな?) この流れが広がれば漫画家も助かりそうです。

佐藤秀峰さんの海猿(2で71億)も勝手に250万で原作売られて、ちゃんと交渉した3作目(80億)では映像化が数十倍になったということですから、こちらは数千万か億いくかもしれません。佐藤さんのように出版の枠に入ってから交渉するのは精神的に大変すぎるので、時田さんのように初めから出版契約段階で交渉するのが無難ですね。

契約はわかりませんが、ワンパンマン、こぐまのケーキ屋さん、中国嫁日記など、ネット発の漫画がヒットするのも珍しくなくなってるので、これまでの漫画の持ち込み出版とは別に、ネットでヒットしてから出版化するという2つの流れに分かれそうです。

ただ、低迷するに出版に作品の権利全部預けるのは不利だからジャンプやサンデー目指す作家が減るか? というとそうでもないかと。やはり大手の宣伝力や編集者の力は魅力的で憧れの雑誌であり、トップのワンピースが漫画やグッズやゲームで印税300億稼ぐとも噂されてますから、仮に市場が10分の1まで落ち込んで、半分税金もっていかれても15億残るのはやっぱりでかいですよね。

書店の棚にも限りあるし、そこまで狙えないという漫画家で前に話題になったのはKnidleでの直接出版。普通のコミックスが印税10%ぐらいですが、Kindle独占配信なら最大70%の印税率。普通のコミックス10万部売るのと、Kindle独占で1万5千部がほぼ同じ利益。よそでも配信したいなら35%ですが35%が2倍以上売れるならより利益高い。コミケは印税100%ですが手間と販売機会が限られるので、同人の一つ上の市場という感じでしょうか。

 

ここから海賊版対策の本題

まだまだ出版は下がるだろうし厳しいから、出版の枠にとらわれず、権利を自分で抱え利益率を上げてネット発やKindleなど直接出版でやっていくのも悪くないです、が、根本的に海賊版が無くなる訳ではなく、読み放題サービスが低額で整備されても、それなりに商売の邪魔です。

そこで今話題のバーチャルユーチューバーなんですが、1日に1人5万円までの投げ銭システムがあるんですよね。定額のスポンサー登録なども可能。

news.nicovideo.jp

バーチャルYouTuberシロさん、30分で200万貢がれるwwwww

www.youtube.comこの放送だけで投げ銭200万。。。


TwitchでもYoutubeでも投げ銭のシステムが確立したのはここ最近の話ですが、居るんですよね。ほんとうに数万投げ込む人達。無料のソシャゲに数十万や数百万突っ込む人があれだけいるんだからそれは居てもおかしくない。これは中世の格差社会が行き着いたパトロンシステムそのものだと思うのですよ。

芸術やエンタメに貴族がお金を払う仕組み。現代もAI化されて仕事が減って、格差がますます広がり資本主義がどうにもならなくなってきたところで、全員が同じ500円払うよりも、みんなはタダで見れるけど、持てる人が芸に直接金を払って支える時代になったのではと。条件としてライブ放送でみんなが見てるときに、リアルタイムでお金を払ってみんなで盛り上がる必要がある。

それで去年できあがったばかりの現代のライブパトロンシステムを活かす方法はいくつかあるかと。

1.漫画家が描いたばかりの週間漫画をライブ公開する

前にワンピースがジャンプ発売日にYoutubeで公開されて問題になりましたが、あれを漫画家が直接やる。そして漫画が盛り上がるところや面白いコマにお金を払う。TwitchのストリーマーもYoutuberもかなりハードルの低いお金の飛び方してるので、結構くるんじゃないでしょうか?

「 漫画だから個人が読みたい時に1人で読む」というビジネスモデルではなく、「漫画をみんなで読んでみんなで盛り上がって、貴族にお金払ってもらって、みんなで貴族に感謝する」ビシネスモデルです。

2.出版社でやるなら声優を当てる

トップ層のバーチャルユーチューバーは、声優をやとって編集もして、3Dモデルにもお金かけて性格付けやターゲット決めて会社としてチーム運営しています。漫画であれば、プロの声優さんやとってセリフをつけて編集するのも有りでしょう。ただ、ライブ放送が肝ということもあるので完璧じゃなくても失敗や漫画家の急なアドリブも盛り上がると思います。

3.漫画家自身がおっさんの声を当てる

バーチャルユーチューバーのトップ層には個人でやってる人もいます。

www.youtube.com本来はボイスチェンジャーとか、知り合いの女性や、アマチュア声優でも頼む所、本人が男の声のままやりきってしまうパターン。結局みんなでツッコみながら盛り上がるならこれはこれで面白いわけです。今大人気のポプテピピックも、無茶苦茶な声優起用にもかかわらず受け入れられてます。キャラになりきって漫画書いてる人も多いのでいがいと面白そうな気もします。ちゃんとした声で聞きたい人は人気になってアニメ化されるまで待ってもらいましょう。

4.ラフスケッチのみで視聴者と対話する

サイン色紙に30秒で書くような線画だけのラフスケッチにセリフをつけて、人気キャラが視聴者のお悩み相談したり、世の中のニュースを語るライブ放送です。ラフスケッチはストックでもいいけど、なるべく描いた方が面白いでしょう。

こち亀の両さん、殺せんせー、銀さん、江田島平八、炎尾燃、テニプリ跡部など、ラフのままでもライブ会話したら面白そうだし、いいこと言ったらおひねり貰えそうです。

5.漫画家の仕事現場をライブ放送する

NHKの漫勉や、デジ絵の文法のような感じで、作業現場を定期的に映す。ネタバレになりそうなコマは自分の顔に切り替えるとか、全体を映すとか、ネームに悩んでる時を移してもいいし、漫画とは関係なく昼飯、夕飯放送、タバコ休憩の雑談なんかも結構Twitchでは人気あったりするので、このへんまでくるとハードル低く始められるんじゃないでしょうか。

他のライブ放送と違ってお金落とすタイミングが1日の終わりや校了のとき、大ゴマができたときとかしか思いつきませんが、それはやっていく中でいろいろ発見があるでしょう。

副作用として、決まった時間に必ず机に向かうように自分を仕向けるサボらない効果もありそう。

作家によってはそこまで熱心に応援してくれるファンなら、ネタバレ上等で出来上がっていく過程そのままを映すのが一番楽しいコンテンツとして公開するかもしれない。そこまで思い切るなら編集との喫茶店のやりとりもコンテンツになるかもしれない。

6.大口のサインに簡単なサインをその場で書いてあげる

まあこれはサービスの一環として上記と組み合わせてやるかどうか自由。30秒で5万のサインかな? 別に実物送る必要はなくアーカイブとしてYoutubeに残ればいい。

 

他にもいろいろやり方はありそうですが、ここで区切ります。

 

「おひねり」+「ライブ」

音楽業界は海賊版対策としてコピーコントロールが失敗して、ライブ事業やグッズへ重心を置き、聴き放題なども始まりました。映画業界は元々でかいスクリーンをみんなで観るというのが一つのライブ体験です。その体験はネットの海賊版では味わえません。とはいえその後はNETFLIXなどの観放題サービスへ流れます。アニメもTVシリーズで人気がでたら映画化することでライブ体験を確保しました。

漫画は読み放題には参加できても、海賊版対策としてのライブ体験ができないのでどうしたものかと、映画やアニメ程の予算と人が動いてるわけではないからまだ成り立つかと思いましたが、Youtubeのスーパーチャットによる投げ銭はいいですね。ここは最新話をみんなでライブ体験できる場にできる。一番最新の絵は海賊サイトではなく作家の手元にあるのですから。

 

なぜいままでこういう「投げ銭」がなかったのか?

いままでもネットで投げ銭という仕組みがなかったわけではないです。ただそれが非同期で反応も不確かなものでしかなかった。おひねりの対価として「ライブの反応」が必要だった。それは踊り子さんの反応でも、一緒に盛り上がってくれるお客の反応でも良かった。「おひねり」による「ライブの反応」がセットで始めてお金を落とした側の承認欲求が機能するというのを証明したのが、Twitchのゲーム配信であり、Youtubeのスーパーチャットとバーチャルユーチューバー。

jp.blog.twitch.tvTwitchでは2016年12月スタートで、β機能としてはその半年前から動いてます。

Twitchでゲームの長時間配信が盛り上がってきて、それがYoutubeのように3分映像が多ければ前後に広告入れて稼げる所、Twitchの長時間配信のマネタイズでは非効率で、かといって配信途中に勝手に広告挟むわけにも行かず、Twitchのマネタイズとゲーマーの配信応援の両方を満たすために投げ銭が導入されたのでしょう。

www.kantan-web.netYoutubeもゲーム配信に力を入れてる直接のライバル、Twitchは運営がAmazon YoutubeはGoogleなので、ゲーム配信を取り返すよう後を追うように2017年2月に機能追加されました。

 

でも3割もっていかれる

もし漫画のライブ公開が機能するのが確認できたら、Youtubeだと投げ銭3割もっていかれるので、出版社側が協力してシステムつくり上げてもいいと思うんですよね。それこそ最初の記事であった

「海賊版をなくす特効薬はないので、学校などで海賊版サイトを利用しないよう啓発する教育を進める必要がある。また、出版社側も利用者に適正に漫画を読んでもらえるように新たなビジネスモデルを構築していくことが求められる」

出版社側のビシネスモデルになる可能性があるのではないかと。

 

おひねりをもらうことにどう気持ちの整理をつけるか?

ただ、こういう高額なおひねりをもらうのは、クリエーターの矜持として受け取れないという人もいるでしょう。もともと高額でもないし、自分の漫画に500円も価値がないと思われるのが嫌だとか、それぐらいは稼いで払ってほしいし、逆に5万円も払ってもらうのはプレッシャーだとか。みんな平等に対価を払ってほしいとか。投げ銭という乞食みたいなシステムが嫌だとか、500円も払えない人と、500円の感覚で5万円払える人が一緒のコンテンツを楽しむのは不公平だとか。

でも例えば、結局子供や学生の小遣いなんてもともと親の金なんで、そこでコンテンツを楽しんでない親の負担は大きいんですよね。もともと対価は平等じゃなく払える親が払ってる。じゃあバイトできる年になるまで購入禁止とか、勉強や学生生活犠牲にしてバイトするつもりのない奴、働かない学生に楽しむ権利はないと言うよりは、一番興味ある時期にみんなで楽しんで、払える大人が全て払うというのもひとつの平等という考え方はあると思います。こっちは格差が開いてるからこそ、500円も払えない人と、500円の感覚で5万円払える人が一緒に同じ時間を楽しむのが平和だろうというのもひとつの考え方ではないかと。

 

YoutubeやTwitchなどで始まった投げ銭によるライブパトロンシステムは、バーチャルユーチューバーだけでなく結構いろんな芸を救える余地があるんじゃないかと。それこそポプテピピック本放送をそのままYoutubeのスーパーチャットでやったらどれだけ投げ銭入れられるか見てみたいですね。

あとニコニコ生放送も投げ銭システム追加して、月額会員登録費ではなくそのテラ銭で運営費賄ってもいいかと思うんですけど、今はそれどころじゃないのかな。