teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

ブラック会社を読んだ感想。

IT業界を震撼させた2chスレ『ブラック会社に勤めてるんだが・・・』ここに終焉。泣いた。*ホームページを作る人のネタ帳
http://e0166.blog89.fc2.com/blog-entry-355.html


とても面白かった。
いろんな理不尽さとか、
各キャラクターの立ち回りとか、
感動したよw


ちょっとここに書きたいのは
木村に対する、藤田、マ男、スレのみんなの反応ね。


木村の悪態をみんな悪くいってるけどさ、
木村が上司に対して目に見える悪態をつくときって、
あきらかに上司の筋が通ってないじゃない。


みんな、「空気を読んでそこは穏便に」というけどさ、
木村のほうが筋通ってるから、
ああいうケンカの売り方はありだと思うのよ。
(いや、僕は悪態つかないよw)


唯一、藤田に対してチームの和を乱すほど敵対心燃やしてるけど
彼の能力を最大限に伸ばす方向にむかってるわけでしょ。
藤田も最初の通り、大人の対応で余裕かましとけばベストじゃない。


いいたいこと腹にためて、
我慢しながらネチネチやっていくほうがきついと思うのよ。
実際、あの藤田がいても木村が来る前までその状況だったわけでしょ?
そんなストレス積み重ねてたらそりゃ精神科にもいくって。
我慢するから、リーダーが調子にのるんだよ。


最後の激論で、
「ついてこれないのは、しょせんそれまでの人」
「無駄(な人)を省いていかないといけない」
に、藤田や、間男がぶちきれてたわけだけど、
極論をしかけてきたから、極論で返すしかないじゃない。


よく考えてみろよ、
ここで真っ先についてこれなくなるのは
竹中、井出、リーダーじゃない。
はっきりいって、この3人がいないほうがあのチームは廻る。
俺でも真っ先に切りたいよw


「弱者切捨てみたいな考えは間違ってる!!」
って、元ニートの藤田、間男が怒るのもわかるけど、
リーダー、井出を抑えきれず、
仲間の上原が精神科送りになってしまうチームで
木村のように庇いきれなかった藤田、間男が
そこでキレる資格はないんだよ。
そのやり方はまた悲劇を生むのだから。


木村のやり方のほうが、
まじめに働く人にとってどれだけ幸せかわかってない。
しかも、最後のチャレンジ中は結果として、
いじめる気力すらなく、
その3人ともフルパワーを出さざるをえなかったわけで
あのデタラメなチームがはじめてひとつになったことになる。



木村をツンデレみたいにいってるけど、
木村は最初から最後までまったく変わってない。
途中の極論に極悪を見たんだろうが、
木村の純粋さを、
「夢ばかり言ってんじゃないよ」
「そんな理想どおりにはいくはずない」
「絶対失敗する」
と、歪んだ心で見てるから見誤る。
(いや、人間歪んでるほうがむしろ正常かw)



登場序盤、スレで
「俺の中で木村は、はじめの一歩の板垣」
ってあったけど、ほんとに俺もそう思うしピッタリ当てはまる。


もちろん、みんなが不安に思うとおり
木村の純粋さは、リターンも高いがリスクも高い。
だから木村とは働きたくないみたいな意見もちらほらあった。
(それともコンプレックスでか?)


でも、俺はこういう奴がいたほうが職場も仕事も面白いと思うんだ。
仕事が面白くできて、大きな経験もつめるなら
それが一番楽しいと思うのだよ。



つーか、俺も毎日0時帰りでその後ブラック会社のスレを読んでるのはどうよ?
(さらに感想書いてないで明日も出勤だから寝ようよw 3:30)