teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

内田善美を読んだ。

内田善美 「星の時計のLiddell」ある作家の絶筆
http://wagamamakorin.client.jp/liddell.html


漫画家。


会社の人に貸してもらったのだけど、
これがどうやら結構レアなものらしく、それを初版で全部もってきやがったw
http://salad.2ch.net/gcomic/kako/987/987068081.html



内容は少女漫画のていをなした文学。
なのでなんのエンターテイメント性もない。
でも、このブログとかで言ってるような哲学ににた感じもした。
この漫画が出た頃にはブログとか当然ないわけで、
こういう本や友人を通じて、哲学とか語り合ったのかなあ。


いまでは、はてな村をはじめいろんなブログや、SNSなどで
みんなそれぞれの人生観や哲学を語ってて非常に面白いと思う。
内田善美は絶筆ということだけど、ネットで何かしてないのだろうか?




この「星空のLiddel」で、冒頭気になった箇所がある。




うろ覚えなんだけど、
>>
日本語は母音主義。
英語は子音主義。


母音は区切りをつけず、自然の音と調和する。
言葉なのに、いろんな自然の音を表す。
だから日本人は、言葉を言葉でなく「音」として聞いている。


「言霊」とか「八百万の神」とか、
言語や次元とかすら区別しない調和の精神がある。
それが、日本人の感性の豊かさとなってる。


それは日本人として、日本語を使い、日本で育たないと身につかない。
>>


というようなセリフが冒頭の話にあった。



日本語による、音声となった、「言霊」



これは使い方次第ではとんでもない力をもってるんじゃないだろうか?
(というとトンデモ話なんだけどまあ気軽に)



それは言霊を「発声」することにあるのか、
言霊を「傾聴」することにあるのか、
その両方なのか、、、


学習だけにとどまらず、
体の調子や、
自分の精神のコントロール、
他人の精神のコントロール、
場の生成、
望む物を作り上げる力、
引き寄せる力、、、、



僕は考えや、思考は重要だと思ってた。
人生哲学、生き方そのものにつながるから。


だが言葉を発することそのものなんて、
軽視してたどころか気にもしてなかったように思う。



建設的な意見でブログを書き続けてると、
自分でもほんと物の考えや、人生そのものも変わってきたなあと多々実感するのだけど
それは「書くちから」が現実化してるという思いはあった。
だが、まだまだと思うこともある。



ネット情報は虚構。



僕はその「虚」の部分だけ大きくなっていって、
「実」の部分が全然追いついてないのかもしれない。
この「虚」はいつでも決壊しかねない、危うさがある。



「虚」が実に変わるその日まで、もてばいいのだが、、、、




そして「実」の部分。
これは「言葉に発することで生まれる」としたら?



つまり僕が壁にぶつかったり、実が追いつかないあたりが、
「言葉を発してない」せいだとしたら?



過去に声を大きく発言してたときは、
確かにたくさん物事が動いてた。
それだけ責任を持つのだから当然かもしれないが。



でも、それは責任どうのこうのよりも、
実は「声として出した」ことが大きいのかもしれない。



「虚の世界」では、文字が力を発揮する。
「実の世界」では、発声が力を発揮する。


とすれば、、、、
「声の大きい人」が強いのも。



斎藤一人が「ツイテル」ってだけ言えばいい。
それに心が伴う必要は無い。
という、話をしてるのだけども、
聖書が「はじめに言葉ありき」というのも、
すべて「言霊」が「実」を生成してるんじゃないだろうか?


良い言霊、
徳の高い言霊、
具体的な願いを込めた特別な言霊、



全く意識してなかったけど、
使い方によっては魔法以上の効果があるのでは?



声に出すからと言って、人に言う必要は無く独り言でも。
声に出すからと言って、心を込める必要もない。



引き寄せの法則などと同じく、
すでに魔法のような力を発揮してるのだけど、それに気づかないで
「平凡でつらい現実」の実現に言霊が使われてるだけだとしたら?



これはもっと深く考える(発声する?)、、必要があると思う。




ちなみに読んだのは以下のコミック。
(たけーーw)

空の色ににている (ぶーけコミックス)
空の色ににている (ぶーけコミックス)内田 善美

おすすめ平均
stars瑞々しく愛おしい時間。魂の遍歴。
stars背伸びして、少々、気取って、
starsもう一度この手に・・・
stars
stars是非復刊を

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星の時計のLiddell (1)
星の時計のLiddell (1)内田 善美

おすすめ平均
stars解かれることを望まない秘密だってあるさ
stars少女漫画、幻の最高傑作!
stars生きながらにして幽霊になった男のお話。
stars漫画というジャンルでこれほど人生に影響を及ぼした作品はない
stars雪をみていると...

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あれ?
もう何冊か読んだけど、イメージないからどれかわからん^^;