teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

初代東京オリンピックが10月で、2020年は7月24日から。熱中症大丈夫だろうか。

blog.livedoor.jp


痛いニュースで取り上げられてたけど、元のTBSがいつもの発言切り取り、文脈ちゃんとわからない奴を懇意的に編集したニュース。

そういやなんで熱中症の危険もある一番暑い7/24からやるのか気になったので検索したら一番納得いく記事がこれ。

www.mag2.com

・92年までの五輪は主催国が最もよい時期を考え抜いて決めていた
・それ以後はIOCが夏季の開催時期を7月15日~8月31日のいずれかと一律に設定
・春はアメリカで大リーグ、秋は欧州のサッカーシーズンで、夏は人気のプロスポーツが最も少ない時
・アメリカのNBCユニバーサルは22年冬季から32年夏季までの6回のオリンピックのアメリカ向け放送権を76億5,000万ドル(約7,800億円)で獲得
・アメリカの1局だけで1回1300億。春や秋ではこの額で売れない。
・IOCは収入の9割を各国のオリンピック委員会や競技団体に還元
・そのため開催国や競技団体からの反対は少ない
・以降の夏オリンピックは熱中症との戦い
・2000年のシドニーだけ9-10月開催
・筆者は選手のため秋に移すことを提案


なるほど。 日本のJOCじゃなくIOCがクソ暑い時期に設定してるわけね。
シドニーが9-10月というのは商業主義のオリンピックとしては例外だね。
南半球だから7-8月は真冬でさすがにどうにもならないということなんだろう。

そして競技団体にまでお金廻るわけだから、4年間の準備や選手育成、各種設備費用など無碍に断ることも難しい。商業化するロスオリンピック以前の貧乏オリンピックでは参加国や選手に金が廻るわけもなく、そもそも出場難しい国や選手もいるわけだ。

日本のおもてなし都合だけで10月開催にするにも、世界各国の競技団体が許してくれるかわからないかもしれない。アマチュア選手最優先に考えたら多少お金もらえなくてもと思うけど、競技団体が資金サポート得られないのとどっちが幸せなのか。

NBCのように2032年までの契約結んでるところがすでにあるなら、なおさら日付動かせないよな。これまでの夏オリンピック同様、熱中症リタイア込みで運営せざるをえないのか?

www.nikkei.com
どんだけCMで儲かってるんだと思ったら、2010年のバンクーバーではNBC赤字なのか。1100億で買って儲からない年もあったのに、また1300億で32年まで延長とはすごいね。多少波があっても物価上昇こみで計算してるのかな。

選手はジレンマ抱えながら万全の対策や途中棄権も考慮するだろうが、ボランティア含めたスタッフも無理せず事故のないオリンピックであってほしい。

ただ、よく考えたら今回の東京オリンピックにも希望はある。
アメリカやイギリスとの時差。
アメリカは約12時間。
イギリスは約9時間、日本と時差がある。

日本の真昼12時は、アメリカの深夜12時。イギリスの深夜3時。
一番気温が高い2時は、アメリカで深夜2時。イギリスの深夜5時。
日本の一番暑い時間帯は一番のスポンサー国が寝る時間。

アメリカのゴールデンタイム夜18時は日本の朝6:00。
イギリスのゴールデンタイムは先日のワールドカップがまさにそうであったように、決勝が日本の深夜3:00。その前の試合は日本の夜22:00。これがヨーロッパ基準。

なのでアメリカ選手が活躍できる種目は朝方。
ヨーロッパ選手が活躍できる種目は夜(から深夜)に行われる可能性が高い。
(北京で深夜0:00の競技があったこと考えると、日本時間で深夜の競技もあるかも?)

オリンピックは過密スケジュールになるから昼も使わざるをえないかもしれないが、スポンサー都合に一番暑い12:00-14:00は入ってこない。むしろ時間帯で考えたら他の国で開催して真っ昼間に外出されるより、日本で朝や夜動いたほうが都合いい選手は多いかもしれない。

ちなみにロシアは6時間差なのでやはりゴールデンタイムは日本の深夜。
中国とは1時間差なので夜のゴールデンタイムが日本とそう変わらない。

実際どうなるかわからないが、こうあちこち利害関係絡んだとき、東京でオリンピックやることにも一理あるのではないだろうか。