38度の日は暑いのに38度の風呂は熱くない理由

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「皮膚温と外部の温度の差で暑さ・寒さを感じるから」という結論


皮膚温度が38度であれば38度の気温でも暑さを感じない、、

なるほど、プールの22度が最初冷たくても皮膚温が通常の33度から22度まで下がって慣れてしまえば、寒く感じないということか。皮膚が22度でも深部温度が37度維持してれば運動も問題ないと。

これは温度の「慣れ」として正しいと思うが、それよりもっと大きな理由は「輻射熱」だ。

例えば「炭火焼き」は遠赤外線の輻射熱をもって肉を焼くので中まですぐ火が通りやすい。ガスコンロにも遠赤外線がなくは無いが外側しか焼けずすぐに熱は中へ伝わらない。火力温度が同じでも焼き上がりは全然違う。そして水は輻射熱を吸収する物質だ。

太陽は大きな輻射熱を放つ。
簡易な屋根や、壁もいくらか貫通してくる。
コンクリやアスファルトは輻射熱を貯め、日傘さしても突き抜け、照り返しが発生し、夜まで熱帯夜が続く。

気温の38度は、38度の外部空気と人間の深部温度を突き刺す輻射熱の両方にやられる。いわゆる炭火焼き状態。暑いと感じるのは気温ではなく主に輻射熱の方。

風呂の38度は、いくらシュノーケルで頭沈めても深部体温は38度に到達しない。この実験では風呂が冷め38度を維持するのも難しい。45度を維持しつづける風呂で1時間も頭沈めてれば熱中症、つまり「風呂でのぼせる」危険があるだろう。

38度の気温だけで輻射熱が全く無い部屋なら風呂と変わらずわりと耐えられる。昔ガッテンでやってたが、温度変化に鈍感な乾いたお年寄りは熱中できるTVみせると、部屋の温度が40度になってもまったく暑さに気づかなかった。

とはいえ人間が暑さ、寒さを感じる「慣れ」を証明してるのは自由研究として満点かと思う。