甲子園で熱中症対策するほど足がつる2つの理由

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今回の大会でも足をつってる人が出てるようだ。
甲子園出場校ともなると、その辺の対策はバッチリかと思ったがそうでもないらしい。

野球って90分走りまわるサッカーとか、バスケやバレーと比べると運動量そのものは少ない。なにせ太ったお父さん達が年取っても草野球できるぐらいだ。太って年取ったお父さんは90分の草サッカーも、草バスケも、草バレーもできないが草野球はできるぐらいの違いがある。

なのになぜ足がつるのか?

1.水分のとりすぎで起こる「低ナトリウム血症」

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こちらを要約すると、

・塩分が失われて「電解質のバランスを失うと強い筋収縮」が起きるのが「低ナトリウム血症」
・運動中の低ナトリウム血症はほぼ「水分のとりすぎ」で電解質のバランスを失う。
・水分と塩分を同時に補給しても、水分のとりすぎによる「低ナトリウム血症」は防げない。

とある。
喉が渇く前にこまめに水を取るのは熱中症対策にいいのだけど、取りすぎてもだめ。じゃあどれぐらい取るのがいいかというと、人による、、、、

アメリカで3人の高校生がこの低ナトリウム血症によって亡くなってしまうという事故が起きたことです。

彼ら3人に共通していたことが「とにかく真面目に水分補給を行なっていた」ことでした。


監督・コーチ・トレーナー・両親など、いろんな人から「熱中症になったら危ないから、いっぱい水分摂るんだよ!」と言われると、子供や選手たちは「水分を補給することはとにかく良いことなんだ」と感じるようになり、真面目な人ほど、とにかくたくさん水やスポーツドリンクを飲むようになります。水の飲み過ぎは良くない、という考えがありませんからね

確かに水分補給は大事なので、指導者として水分補給を口酸っぱく伝えて促すことはもちろん良いことなのですが、全くのどが乾いていないのに、しかもつい5分前に水分を補給したのに無理に飲み続ける、というような極端なことが起きると、低ナトリウム血症になる危険性があります。そんな極端に水を飲み続ける人なんていないでしょ、と思うかもしれませんが、真面目な子供や選手ほど、黙々と頑張って水分を補給している可能性があります


とすると、こまめで正確な水分補給というのは汗かいた上着を脱いだ体重管理ぐらい?

普段の練習で、+500ml(0.5kg) は大丈夫だとか自分の状態を確認しつつ、標準体重を下回るのは汗かきすぎだけど、どこまで+水分補給すべきかというのはしっかり管理しておく必要がありそう。

また湿度が高いと大汗かきやすく、大汗は気化熱で体温下げるのにあまり役立たないので、甲子園でもうっすら汗かくのがベスト。

しかし、甲子園は試合前後にグラウンドへ水をまくので更に湿度が上がりやすい。
(水まく理由は、気温抑えるためか、グラウンドの土埃がおきないようにするためだろうか?)

体は湿度の高いところでも、時間をかければ慣れていくので
過去のチームではサウナで体を慣らしたり、北海道のチームでも室内でストーブたいて練習という方法が取られていた。

練習の時にグラウンドの湿度を上げるなり、こういったある程度体をならす工夫を取り入れておきたい。

2.ベンチで足を冷やしてはいけない

甲子園のベンチにはエアコンが完備されているようだ。

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 2014年と今年2018年にもエアコンは強化され、熱中症対策をになっていると思われる。

一番最初の足つった記事に戻るが、

岡崎君はイニングごとにスパイクを脱いで足を冷やしていたが、直前の八回の打席から右ふくらはぎに違和感を感じていたという。「北海道と比べると、湿気がすごかった。わかっていたのに、情けない」

 
足を冷やすのは良くない。
血管が収縮し、血行が悪くなり、乳酸が足の筋肉に溜まってこむら返りを起こす。
これは熱中症からの低ナトリウム血症とは別の原因。
やはり頭寒足熱が基本。

俺は別に運動して無くても朝起きて足がよくつるという症状に悩まされたことがある。原因は「扇風機を足元に当てながら寝てた」こと。ただでさえ寝て体温が下がるときにさらに足先の血流を悪くすればそれは当然つる。扇風機を足に当てなくなったら2度とつらなくなった。

熱中症のため、体を冷ましたり、スパイク脱ぐのが悪いとは言わないが、足の血流を止めてはいけない。スパイク脱ぐなら、足裏マッサージしたり、青竹踏みするなり血流を止めない工夫も一緒に必要だ。筋肉の7割が下半身なのだから足はとくにつりやすい。投手なら腕の血流も気にしながら冷やす必要があるだろう。


甲子園で結構おこるこの「足がつる」という現象は「真面目に熱中症対策」をするほど、この2つの別々の原因を伴って増えるのではないかという仮説。せっかくの甲子園なので真面目に熱中症対策して足がつるなんて後悔はしないように願う。


熱中症メモ - teruyastarはかく語りき