旧知のはずの3人が仲違いする吉本混乱の不思議。登場人物全員アホ?

 

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TVで知ってる宮迫、亮、おかもっちゃん(岡本社長)、加藤、近藤春菜、他吉本芸人がなぜこんな事になってるのか、TVの関係性を見るとこの3人がこうなるわけないのでちょっと調べて、この記者会見に至るよう最悪にこじれるパターンを肉付けしてみた。

この事件は大きく報じられ多岐に渡るさまざまな問題を考察してるので、かなり長文になる。

岡本マネージャーはどんな人か

この泣きボクロ、どこかで見たことあると思ったらガキの使いでさんざんいじられてたマネージャー「おかもっちゃん」なんだよね。いま社長やってるんだ凄い。

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岡本マネージャーで検索するとブリーフ一丁で猫抱えて、山崎方正とあえば必ずビンタ張り合ったり

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自ら視聴率のため、大砲で海にバナナキャッチするのを弱気になったり

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まあ飛ぶんですけど

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ガキの使いでかなり体張ってたんですよね

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飼い猫叩きすぎて「ええかげんにしろよコラ」と、猫まで爪を立てガンつけるありさまw

f:id:teruyastar:20190726233047j:plain後輩マネージャーにもボコボコw


このブリーフ一丁で横柄なキャラはネタだと思ってるんだけど、25年間、、社長になってもずっとこの横柄な態度なんだね。「テープ回してへんやろな、クビは冗談」といってるが背広は来てても、このキャラの延長で社長やってたら相当アホだ。

仕事で亮と岡本昭彦の関係

岡本昭彦 - Wikipedia

過去の担当番組

明石家さんちゃんねる(TBS)‐ プロデューサー
赤ちゃん金ちゃんしゃべる部屋(フジテレビ)‐ プロデューサー
明日があるさ(日本テレビ)‐ プロデュース
ASAYAN(テレビ東京)‐ プロデューサー
今田耕司のシブヤ系うらりんご(フジテレビ)‐ アシスタントプロデューサー
うっひゃ~!!はなさかロンドンブーツ(フジテレビ)‐ プロデューサー
Oh!黄金サービス(フジテレビ)‐ アシスタントプロデューサー
かざあなダウンタウン(テレビ朝日)‐ アシスタントプロデューサー
キングオブコント(TBS) - プロデューサー
芸能人格付けチェック(朝日放送)‐ プロデューサー
コント1000本ノック(フジテレビ)‐ プロデューサー
史上空前!! 笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ(TBS)‐ プロデューサー
スキヤキ!!ロンドンブーツ大作戦(テレビ東京)‐ プロデューサー
ダウンタウンがキャスターやりますスペシャル(テレビ朝日)‐ プロデューサー
ダウンタウンのごっつええ感じ(フジテレビ)‐ アシスタントプロデューサー→2001年の復活版ではプロデューサー
ダウンタウン・セブン(毎日放送)‐ プロデューサー
ダウンタウンDX(読売テレビ)- プロデューサー
弾丸!ヒーローズ(朝日放送)‐ プロデューサー
人気者でいこう!(朝日放送)- プロデューサー
働くおっさん人形(フジテレビ)‐ プロデューサー
HAMASHO(読売テレビ)- プロデューサー
人志松本のすべらない話(フジテレビ)- チーフプロデューサー
一人ごっつ(フジテレビ)‐ プロデューサー
フジリコ(読売テレビ)‐ プロデューサー
冒冒グラフ(フジテレビ)‐ アシスタントプロデューサー
マシューTV(テレビ朝日)‐ チーフプロデューサー
松紳(日本テレビ)- プロデューサー
モーニングビッグ対談(フジテレビ)‐ プロデューサー
やりにげコージー(テレビ東京)- プロデューサー
乱歩R(読売テレビ)‐ 企画
リンカーン(TBS)‐ プロデューサー
わらいのじかん(テレビ朝日)- プロデューサー
わらいのじかん2(テレビ朝日)‐ プロデューサー

他多数


アホに見えてこれだけのプロデューサーを務めたのは凄い。あの横柄な態度だからこそスタッフで意見別れたときにズバズバ方向性決めてきたのかもしれない。
ダウンタウンと今田や東野達がメインだけどこの中で、

「赤ちゃん金ちゃんしゃべる部屋(フジテレビ)‐ プロデューサー」
「うっひゃ~!!はなさかロンドンブーツ(フジテレビ)‐ プロデューサー」
「スキヤキ!!ロンドンブーツ大作戦(テレビ東京)‐ プロデューサー」

ロンドンブーツの番組少なくとも3つはプロデュースしてる。
だから亮と知らない中なんてわけもない。岡本社長が「冗談」と言ってたのを読み取れないはずはない気がするんだけど、亮のアホさはかなりピュアだから、山崎がビンタを返して岡本の頭を踏みつけるような反抗は一度もせず、あの横柄さをそのまま受け入れてたかもしれない。

宮迫と岡本昭彦の関係

対して宮迫はというと、

ガキの使いで共演してる。25年以上ずっとこの絡みやってるのかということもあるんだが。宮迫は準レギュラーというほどでもないけどときどきガキ使に顔を出す。岡本(元マネージャー)が名物キャラなので40代の吉本芸人はみんな知ってるはず。宮迫49歳が18歳でNSC入りして、岡本51歳が大学出て22歳で吉本興業入ってるのだからNSCを吉本入りとするなら宮迫が1年先輩ぐらいのほぼ同期とも言える。

社長就任は今年の4月になったばかりでまだ3ヶ月たってない。6月によしもとクリエイティブ・エージェンシーから、吉本興業に名前を戻したので、楽しそうなこの収録もほんの2-3ヶ月前。だからこの3人でこんなこじれるはずないんだけど、、、、


でも宮迫の説明の「おまえらテープ回してへんやろな」(22:00頃)は、岡本社長としては「お前らテープ取ってんちゃうやろな?」というニュアンスになる。(3:41:00分頃。)

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藤原の勘違い

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ここですぐ藤原が「ドアを開けるときに軽いノリでお前らテープ取ってんちゃうやろなあ」とフォローしてるがドアを開けるセリフとしてはそぐわない。宮迫の会見も、藤原のフォローはいる30秒前の岡本社長も「スタッフ、弁護士、4人を退出させた後」と当の2名がそう言ってるので藤原の記憶違いでは?

www.youtube.com(3:41:30)

社長のぐだぐだした説明から考えるとドアを開けるときはせいぜい「おまえらいつまでごちゃごちゃやってんねん」ぐらいのセリフで社長らしいところを見せようと強引にまとめに来たという流れじゃないかと。

宮迫は岡本マネージャーの性格や底を把握してるはず

「俺にはお前らをクビにする力があるんやぞ!」なんて恫喝は社長になって3ヶ月だからこそのイキリでもあり、ダウンタウンが囲うメンバーなら冗談と取れたかもしれない。しかしネットや世論でもう窮地に立ってる宮迫はマネージャー時代の岡本を知ってるからこそ (このアホはこんなときに何言い出すじゃい! 社長の立場でよくそれ言えたな!) と心の中ではらわた煮えくり返る思いのほうがイメージに合う。しかもガキの使いで共演のない亮の性格や残りのメンバーはその言葉を真に受けるしか無い。

宮迫にこういう冗談はあまり通じない

状況も状況だが、宮迫はあまり冗談が通じる相手ではない。
「俺は笑われるのではなく、笑わせる方の芸人だ!」という強いプライドが見え隠れして、ナイナイの番組に出るときは主役を差し置いて常に同期のナイナイと対等であろうとし、さんまやダウンタウンの番組でいじられれば、それなりにおどけてみせるが反抗心が強くわりといじりづらい。

なので宮迫は自分の番組じゃなくてもなるべく他の芸人をいじる側に回る。ドッキリなどのリアクションも山崎や今田なんかの他の芸人と比べれば反応が悪く、でもそれが絶対ひな壇芸人には収まらないという強い意識となりかんむり番組を勝ち取ったとも言えるだろう。

宮迫、亮を慕う芸人たちは「お笑いという空気を読むプロが冗談を見抜けないわけない」というフォローを入れてるが、この二人はどちらかというと違う意味で空気読めない芸人だ。ピュアで空気読めない亮はともかく、宮迫は岡本という人間を知っていて腹を立ててたに過ぎない。

そして岡本マネージャーのガキの使い動画や謝罪会見を見た人は分かると思うが、岡本社長も空気が読めない。アホで横柄な岡本社長と、プライドの高い宮迫、ピュアすぎる亮は話をまとめるのに最悪な組み合わせといっていいだろう。

松本は初動段階で動いていた

実は事件がここまで大きくなる前、謹慎処分が下るより前の初動段階で松本は動いている。ずっと岡本マネージャーをいじり倒してた関係の深い松本はこの話をまとめるのにうってつけだったはずだ。

www.youtube.com初動で勝手にヒートアップして必死に動いたのは松本だけ。宮迫はお金の受け取りを否定し続け、それに気づいてむしろ余計なことして老害になってるのではと一旦ひくことになる。

www.youtube.com(51:00) これは宮迫も「松本さんの忠告を軽く考え、保身のために嘘ついて、大事なアドバイスを受け止められなかった」と激しく後悔。

社内弁護士の正論が話をややこしくする

岡本、宮迫、亮と3人の相性が悪いのに、さらに状況をまずくしたのは吉本の社内弁護士を混ぜたからと思う。そりゃ反社対応に弁護士は必要だし、弁護士の正論ではいまさら撤回できないし、スタッフはそのたびに番組や関係者に頭下げないといけないし、局も宮迫や亮の映った画面消す大変な作業しないといけない。

宮迫は5年前の事を覚えてなかったぐらいだから、この先何が出てくるかわからないし、これ以上局に迷惑をかけるわけにも行かず、一度嘘ついたのをかばったせいで社員も疑心暗鬼になってる。

今回は、アホ社長がとんでもないパワハラしたので宮迫と亮の株は上がったが、あのとき弁護会見してもただ好感度を下げるだけだったのは吉本側の言うとおりだろう。しかもフライデーに第2報が用意されてたので、その後さらに弁護会見が必要になってたはず。

といっても、宮迫や亮としては仲間に嘘をついた良心の呵責の問題であって芸人としての好感度はもはやどうでもよかったのだろうが、そこを察してやれない社長と吉本側。

Twitterにくる非難

宮迫、亮がTwitterをやってるというのも良くなかった。批判やDMは毎日のように届いて2人を苦しめただろう。特にピュアな亮はこういうときSNSやるべきじゃない。Twitterは淳や有吉レベルの世渡り上手でなければ扱いが難しい両刃の剣。その心苦しい状況から脱出したいといってもスタッフや弁護士的には自業自得。その正論を曲げてでも、コストかけてでも芸人の気持ちに寄り添うべきだった社長がその軽い気持ちのノリで宮迫や芸人を追い詰めてしまう。

ややこしい話に、さらに社外弁護士を追加するという最悪手

正論ばかり言う社内弁護士相手では話にならないと、社長やスタッフを説得するために宮迫が弁護士を雇うのも悪手だった。嘘をついた手前があってもここは素直に松本やさんまに頼るべきだった。

岡本社長は「(そっちで弁護士雇うのも)ええんちゃうん」と軽い気持ちのまま、別の角度からの意見を聴くぐらいの気持ちはあっただろう。しかし、これは社内弁護士にとってとんでもない話。社内の仲間である芸人から自分たちの仕事が否定され、弁護士として本格的に対峙せねばならない状況。しかも社長のあの横柄な態度としゃべりでは3秒で失言するため、相手の弁護士や宮迫達に今後絶対合わせる訳にはいかない。

結果、宮迫側が失敗だと思って「弁護士を一旦解除した」というのも再び雇う前提が拭いきれず対決姿勢を崩すことは出来ない。この先まともな対話やヒアリングが不可能になってしまったゆえの契約解除。このタイミングで社外弁護士を引っ張ってきたり、気軽に「ええんちゃうん」と認めたりするこの3人がドアホなのだ。

社長なのに判断を弁護士や社員に頼る

その後のフライデーの第2報も社長自身の判断ではなく弁護士の意見に頼ってしまい、第2報が潔白であるという宮迫の弁解を聴く間も与えず2択の契約解除通知。これは責任を取る社長判断として最悪である。社長の会見を見ても芯や覚悟が見えずに大事なところを他人に頼るアホなのだ。弁護士の正論や会社の評判やコストを度外視して芸人を守るという判断は社長しか出来ないのだから。

「静観でいきます」「局が株主だから大丈夫やから」

宮迫会見で出たこの2つのセリフが、岡本社長会見ではずっとごまかされて説明がなかった。

ただ、会見最初の吉本弁護士側の日付込みの経緯説明は、宮迫会見と合致する。
双方とも、記者会見は開くという調整で、その時期と方法がずれ込んだ理由も全部説明されている。

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何度目かのヒアリングで、6/4に契約解除された入江が律儀に24日までヒアリング付き合って、やっと宮迫指示の嘘を白状するが、まだ4人との金額が合わない状態。
そしてお互い弁護士つけた状態で、第2報発行への質問状がフライデーから届く、、

この経緯を信じるなら「静観」はヒアリング前半。
「局が株主だから大丈夫」は、亮を落ち着かせるための方便で株主に迷惑かからないよう説明したくないセリフ。正直に「株主の局のマスコミは悪いように報道しないと思った」とは口が裂けても言えないわな。

そして「勝手に会見したら全員クビ」はアホ社長の会見どおり強引に舵を取りたいだけでクビにするつもりはない。宮迫たちと真面目に対策してるのは弁護士や藤原や社員で、完全に主導権を弁護士や藤原達に渡そうという恫喝。

 

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こちらの推測では、2014年のイベント主催者側のスポンサーにカリセラが混ざってた事をチェックしなかった責任をひた隠しにしたいためだったとあるが、そうすると今度は宮迫会見の「引退はさせない」から2転3転する経緯が説明できなくなる。それに契約解除したら会見されるので隠すどころではない。


5年前のイベント主催者の先のスポンサーのことで、稼げる宮迫と他の芸人を手放す必要はない。そもそも吉本が反社からクリーンになったのは2011年の紳助引退からなので、10年さかのぼればホコリまみれだったわけだし、そこは吉本主導記者会見で宮迫と同時に謝るのが楽。

それに、吉本会見の日付込み経緯説明が嘘だったら、宮迫側の弁護士からすぐ反撃されてさすがに吉本終わるので、この推測の可能性は低い。

、、、と肉付けすると、なんで旧知の間柄であるこの3人がここまでこじれたのか? という最悪のパターンになると思うのだが。

吉本はアホの子のための学校

僕の意見としては吉本の今の体制を維持し、宮迫も亮も加藤も松ちゃんも岡本社長も大崎会長も含めて誰も辞めるべきではないと思う。

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居場所がなかなか見つけられない、行く場所がない若い人たちに、漫才というノウハウを覚えてもらって、社会人として自立し、世の中の笑顔に役立つ。吉本興業の仕組みそのものが、どこか学校のようなものだと考えています。


大崎会長のインタビューで「吉本は学校のようなものだと思っている」とあるが、居場所が見つけきれないアホの中高生を6000人集めたのが吉本だ。47歳の亮すら記者会見における子供っぽい発言や、記者会見の元凶となった宮迫の保身のための嘘。近視眼的な正論を言うことでコメンテーターの立ち位置を確保してる近藤春菜と加藤浩次は自身の発言が社会にどう利用されて、守るつもりの芸人6000人の立場を危うくするか分かってないし、吉本が圧力と戦ってきた歴史や、大崎会長がどれだけ尽力して社内から反社勢力を追い出し、盟友の島田紳助と別れたかを知らないし調べてない。

吉本興業 - Wikipedia

大崎洋 - Wikipedia

笑う奴ほどよく眠る 吉本興業社長・大崎洋物語

笑う奴ほどよく眠る 吉本興業社長・大崎洋物語

 

島田紳助 - Wikipedia

「僕の中では『この程度』なんです。頻繁に密着しているわけではない。『この程度』でも引退になるんだと、後輩に同じ過ちを繰り返させたくない」

2011年に引退したときの後輩への教訓。
もう忘れてしまったか、知らない芸人も多いのだろう。

さらに若手芸人からはここぞとばかりのマウント取りの吉本批判。

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春菜や、進退かけて批判してる加藤は若手のためにやってることでもあり、大崎会長や岡本社長も結果それが若手のためにも6000人の居場所を維持しようと思ってやってるわけで、そんなときにこれではなんでこいつらのためにってなるよそりゃw

このあたりの吉本マネジメントやギャラはさんまや、松本がいつも歯切れ悪くなる部分。こんなアホ達ほっといていいんじゃないかと思いながら、自分達もそのアホの中から救い上げてもらった恩や矛盾がある。

まあ、今回の事件で一番痛いのがアホ社長の、守るべき芸人を追い詰める振る舞いとミスジャッジではあるけども。

アホの芸人はみんなで守ろう。アホの社長もみんなで支えよう。

つまり吉本は社長込みで大人になってもアホで未熟で正義感や連帯感だけ強い、社会に出たことない学生の集まりである。その社会で居場所を見つけきれない人達が「お笑いが好きだ」というたった一つの共通点で来るもの拒まず居場所を与えられてるのが凄い。

あまり笑いの役に立ちそうにないピュアな亮がTVに出て、好感度の低い宮迫がTVで暴れて、個人的に気持ち悪い芸で見たくない「くっきー」にもTVでの居場所が用意され、しかもCM出演を果たすという吉本やTVの懐の深さがいいのだ。

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ここで、一番やらかしたアホの岡本社長を切るという判断をすると(反社レベルはしょうがないとして)「やらかしたアホは切る」がどのレベルの芸人や社員でも同じ処遇をしていくという前提を作ることになる。弱いものはみんなで守って、強い悪人は全員で徹底的に叩くのが気持ちいいというのは中学生のヒーロー像で、庶民が喜ぶポジショントークだ。今回はそれを労働問題として置き換えられ、吉本は利用されるだろう。

やりがい搾取でも、ブラック労働問題でも、パワハラ問題でも、吉本嫌いな人にとっても、安倍政権絡みでも、どこから叩いても気持ちいい絶好なメシウマ案件だ。

ネットの正論は芸人の居場所を変えるか?

正論で真面目な社会になるほど品のないお笑いとか、内輪向け芸ではなくコメンテーターが求められ、芸人はこれからNHKに出られるレベルまで上品に振る舞い、お笑いは「LIFE」のように家族で見られて誰も傷つかないという限定した芸に枠を狭めていく。極端に言えばそのコントはお笑いでなく「役者」でいいわけで「LIFE」レベルに求められる吉本芸人となるとさんまや加藤など結構限られるだろう。

この点では松本の芸も怪しく、芸人に全ての裁量を任せてる大崎が辞めるなら「誰も傷つかない笑いなんかあるかい!!」と一緒にやめて、有料AmazonPrimeの中で「ドキュメンタル」や「笑ってはいけないシリーズ」など、より過激で誰かが傷つく笑いを堂々とやるのが松本らしい。

社会に居場所のない学生を集めたような吉本には、真面目な加藤の目からみたら仁義に反するようなこじらせ芸人が千人単位でいるわけで、これは大崎会長でなければとても抱えきれない。正論でまともに事務所運営しろと言うなら、他の事務所と同じくすべて目の届く範囲で芸人は100名ぐらいに絞られるだろう。

吉本は6000人に月30万円払えるか?

大崎
吉本の芸人としてデビューしたんだから、だれも笑ってくれなくても、月に30万円払ってやるからがんばれよ、というやり方は、本当の芸人を育てるやり方とは思えない。吉本のいまのやり方を、変えるつもりはありません。

純利益 連結:6億1251万1千円
単独:28億0173万3千円
(2009年3月期)

吉本の上場最後の連結利益は6億。
赤字運営の劇場が多いのか、投資の時期だったのかわからないが、これでは6000人の芸人に月30万、年間216億円払うのは無理。社会保障つけた社員のネージャー増やすのも難しい。そもそも吉本が芸人を受け入れて地方劇場を運営するのにも金を使ってるためか儲かってなさそうなんだが。

さんまや、松本が社長をするのはありか?

とんでもなく面倒見のいい大御所のたけしでさえ「たけし軍団」の範囲でしか食わせてやることは出来ない。同じく後輩の面倒見がいいさんまも村上ショージ、ジミー大西、間寛平(新喜劇があるけど)あたりを番組で抱えるぐらいで、やはり多くの面倒は見れない。

松本が吉本内に「松本興行」を立ち上げてやらかした芸人の面倒見るのを手伝うと言ってるが、6000人もいればこの先もやらかす人はたくさん出てくるわけでとても松本が面倒見きれるほど目を届けたり、問題のたびに松本が頭下げ続けるのも物理的に不可能。

こういう「後輩にとことん優しいレジェンド芸人」では社長は務まらない。面倒見のいい社長は目の届く範囲までしか会社を大きく出来ないから。だからそれ以上の人数を抱える社長は必要なときに人のクビを切れるサイコパスか、空気を読めないアホにしか務まらない。そのサイコパスやアホをまともなNo2や優秀な周りがサポートするという形にしていかないと、なかなか大きな会社は成り立たないだろう。

なぜ売れっ子芸人までレベニューシェアの低い吉本のギャラで働き、移籍しないのか?

昔からずっと謎だったのだが、ギャラが安いことをあれだけネタにするのに売れっ子芸人はなぜ吉本に残り続けるのか? 吉本の圧力? 吉本のブランド? なんで他の芸人まで吉本に集まるのか? 近年では仲間由紀恵や小室哲哉といった笑いとは関係ない芸能人まで所属してるのが不思議で仕方なかった。

吉本興業 - Wikipedia

ギャラに対して

タレントのギャラは歩合制のため、若手であまり仕事がない芸人の場合、「銀行のATM手数料や交通費がギャラより高い」といった現象が起こる。明石家さんまや島田紳助は童謡「こいのぼり」の替え歌で「ギャラより高い交通費~」と度々歌っている。また、報酬がいくらであっても必ず吉本側が天引きし、その後報酬料金の源泉徴収制度に従い10 - 20%の所得税が差し引かれていることでも知られている。このため、若手芸人は仕事が軌道に乗るまでは、本業の他にアルバイトをする事も多い。吉本の若手芸人の約半分がアルバイトをしながら生計を立てていることが、「ジャイケルマクソン」で明らかになっている一方、親から数十万に及ぶ仕送りを受けている芸人がいることも「イチハチ」で明らかにされている。

ただし、TVの出演料(吉本の関係する番組などは除く)、漫才などの賞レースや特番の賞金、CM出演料などについては、吉本興業ではギャラ以外でタレントが直接稼いできたお金は全額そのタレントのもとに入るという。

(プロダクション人力舎のように、一部プロダクションの中には、その賞金を数割程度会社側が取り込む場合が多い。ただし、賞レースの賞金も同じ率だけ持っていく特徴もある。)

このWikiが正しいとすると納得である。社長の会見ではギャラ5:5や6:4でやっぱ吉本取りすぎな印象があったが、それは吉本の舞台とか吉本プロデュース番組でのこと。他のTV番組やCM、闇営業といわれる直接営業に関しては10:0で全て芸人に入ってくる。つまり芸人として売れたら売れるほど美味しいし、営業力の高い芸人にも美味しいシステム。そのかわり吉本は自分たちの番組や舞台でしか儲けられないけど。(だから利益意外と少ないのかな?)

他の事務所のように仕事は全部事務所通して全部3:7という方がいい芸人もいるだろうけど、個人事務所のように「(闇)直営業」を主体として「よしもとは副業」にすると、かなり芸人に都合がいい。そりゃ売れっ子芸人が吉本離れないはずだ。

やりようによっては他の事務所より吉本のほうがお得?

でも吉本の若手芸人はこの辺を勘違いしてる可能性が高い。
あの事務所は3:7なのに、自分たちは6:4とか9:1でしかもらえずあまりにボッタクリだと。これは他の事務所でもきっとCMや直営業では全額入った上で、事務所の仕事は3:7と考えてないだろうか? それともやっぱりネタ?

あと吉本は来るもの拒まずだが、他の事務所はそれなりに売れると確信できるだけのオーディションや信用を勝ち取る必要がある。

闇営業、契約書なし、安いギャラ、宮迫の今後…吉本・大﨑会長が答えた60分 | BUSINESS INSIDER JAPAN


「最初のギャラが250円だった」と芸人がテレビで発言してますよね。

イベントをすれば場所代、賃料のほか大道具さん、衣装さんの経費も必要。黒字が出るときも、赤字のときもある。赤字だったとしても、プロとして吉本の舞台に立ったのだから、ギャラは払ってあげないといけない。

10組の漫才師が出て、上の3組の名前で800人がいっぱいになったとする。若い子の名前でイベントに来た客はいなくても、プロとして舞台に立ったんだから、1円でも払ってあげようという意味での250円。250円もらえてよかったなと、ぼくは思う。

その状況がきちんと理解できていなかったり、テレビで話を振られた時に笑いを取ろうとして、「250円」と言ってしまったのかもしれません。

交通費が500円かかって、250円では赤字だったとしても、800人の前で自分たちの漫才を3分できれば、たとえ1回も笑いが取れなくても今後の芸の役には立つでしょう。

芸は、人生をかけて何十年も積み重ねて完成するもの。修行時代に、先輩のおかげで舞台に立つ経験をしてもらう。ギャラの額の問題ではないと思ってます。

新人が吉本に入らず、自分で劇場を借り、売れてる先輩の前座ではなく自分で800人のお客さんを宣伝して集める、、それがどれだけ大変なことか考えると、例え一人も笑ってもらえないとしても、劇場を使わせてもらって先輩のお客さんの前で芸ができて顔を覚えてもらうことがどれだけお得かということ。その日とは別に自分で小さな劇場借りて20人ぐらいお客さん集めても全額入るわけだし。

例え吉本のギャラが6:4でも自分一人でやるより、吉本を利用して先輩後輩のネットワークを作り舞台に立たせてもらって、TVに出るチャンスを貰えるほうがずっとお得。そのあいだ自分の絵の個展作ろうが、CM出ようが、Youtubeで稼ごうが直営業は全部自分のものなのだから。

現代社会として、ブラックなやりがい搾取はどうなのか?

それでもサラリーマン的な正論としては、舞台に立つからには例えひとりも笑わせられなくても30万払うべきだ、それは人材に対する会社の投資であって劇場が赤字近くて払えないならそもそも舞台に立たせるな。吉本は6000人に投資してるとは言えないから払うお金ないなら5900人をクビにしろ。

ということなんだろうけど、才能が物を言う世界でサラリーマンの理論を当てはめると、吉本、アニメーター、漫画家、スポーツ選手、歌手、アイドル、eスポーツ、劇団員あたりはみんな正論で潰れるだろう。低賃金でグレーな人材が全部消えるということは、まずアマチュア時点でジブリやピクサーや鳥山明や明石家さんまなど、少なくとも食えるレベルの実力をつけてからプロの門戸を叩いてくださいということだから。

でもサラリーマンは、お笑い業界や、アニメ業界や、マンガ業界や、劇団や、アイドル業界が潰れようが困らない。それより最低賃金などの労働環境の向上の方が得になる。結局、自分の環境重ねるポジショントークになっちゃうのは仕方ない。

サラリーマンと、個人事業主にまでなって憧れの職業に挑戦したい人では、需給バランスの結果。お笑いは需要に対して目指す人が多すぎる。投資が必要なのはもっと人材が少なくて儲かる業界。

吉本は世論に負けず現状維持できるか?

この事件で吉本が折れて、真面目にマネジメントのコストをかけると今の人数を維持できず「居場所を見つけきれない子のお笑い好きのための事務所」という大崎会長のコンセプトも消えるだろう。加藤は世論を味方につけ自身の進退を賭けて経営者に退陣を迫っている。

一部の世論が望む通り吉本が倒れたら、他の才能世界のグレーな人材へも影響が及ばないか心配になる。アニメーターも漫画家も小説家も、世渡りが下手な居場所作るの苦手な人多いから、30万稼げないアホはダンピングだからそもそも雇うな!正しい社会にするため全力で叩け!と追い詰めて、居場所を失って狂った人間増やす社会にならなければいいが。

売れてない芸人のギャラは 9:1 ?

闇営業、契約書なし、安いギャラ、宮迫の今後…吉本・大﨑会長が答えた60分 | BUSINESS INSIDER JAPAN


BI
:会社と芸人の取り分が「9:1」という報道もあります。


大﨑
:事実はまったくそうではない。いちいち反論して説明するほどのことでもないので、クレームは言っていないだけ。芸人が笑いをとるために発言したものだと理解している。

同じ番組で、吉本のタレントとほぼ同じランクの他社のタレントが出演したとき、他社のタレントのギャラは10万円、吉本は5万円だったとします。でも、他社は50万円もらってタレントに10万円を、吉本は10万円もらって芸人に5万円払ったのかもしれない。

だったらもっとたくさんギャラをもらえばいいじゃないか、という話になるかもしれないが、その時の芸人の知名度なども考慮して、安いギャラでも番組の本数を増やしたほうがいいと判断したのかもしれない。

そこは、現場のマネージャーやチーフマネージャーの判断でやっています。彼らの判断が、一番正しいと思う。

ギャラが100万円なら、6:4でも40万入るだろう。でもギャラが3万円のとき、マネージャーは社員なので吉本がいろいろ骨折って用意する最低限の費用はかかる。安いギャラや準備が大変な営業だと3万のうち3千円しか入ってこないという例もあるだろう。若手芸人はなんで自分が一生懸命芸をしてるのに3千円しかもらえないのかこれが理解できない。

さすがに1万円のギャラで海外渡航費と宿泊費を自己負担しないだろう。ほぼそちらに消えてると思う。その仕事で露出が増えない、芸のためにならないというなら怒ってもいいが。


もっといえば、ATM手数料のほうが高いギャラなんて吉本的にも赤字だろう。利益を追う企業は6000人の芸人なんて抱えて食わせる人増やすために劇場あちこちに作って管理する必要もないのだから。

売れてない若手芸人は、吉本が負担してるそれらの費用込みで全部プラスになるほど芸を磨かないといけないという意識が必要になる。

 
売れてるトップや大御所が吉本離れず、先輩は後輩芸人の面倒見がとてもよく、吉本マネージメント自体は敵で、芸人が一岩となりやすい構造かもしれない。

ギャラの透明化は必要だが、、

とは言え吉本はアホの集まりだ。大崎会長はマネージャーを信頼してチェックしてないわけだが、ズルしてる可能性は無くもない。吉本としてギャラの透明化はあっていいと思う。

ギャラの透明化だけでアホは納得いかないはずなので、劇場管理費、雑務人件費、イベント宣伝費などにどれだけかかってるかも明記したうえでそこは0に割引するようにしたらいい。1人で劇場借りて宣伝してお客さん呼ぶのは最低でもこれだけかかるぞと。アマゾンが送料明記して送料分割引の表記するように。

芸人の不満だけでなく、社員の不満も改善する必要がある?

ギャラ9 対1はマシ?「吉本芸人」泣き寝入り“タダ働き”の実態(FRIDAY) - Yahoo!ニュース

ここでは、マネージャーが局に請求書を出してないとか、単独ライブ完売でギャラ2000円とかマネージャー側にもクズがいる可能性はある。

もうひとつ、マネージャー1人で30組見るという現状が土日も深夜も関係なく動かなくてはならないスーパーブラックな体制とも言える。若手芸人は承認欲求やコンプレックスの強い性格的に好まれない奴も多いため、そいつらをまとめるのに横柄な態度でパワハラする。そのやり方で出世するたびにパワハラが強くなるとしたら、構造的な問題かもしれない。

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TVで見る中堅の芸人も99:1みたいなギャラはよくあるような発言も目立つ。ギャラを透明化した場合「だったら今までは何だったんだ」という不信感や混乱はどう収めるのだろうか? その場合やはり加藤の言うように経営陣刷新しか落とし所ない?

headlines.yahoo.co.jp
経営多角化で芸人を食わせようとしたのか、赤字を芸人が負担するようになったのか。子会社の収支見てみたいところですね。

 

NSCの学費は安すぎる

www.yoshimoto.co.jp
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1期生のダウンタウンはじめ、ナイナイ、ロンブー以下様々なタレントを生み出すお笑い養成所。怪しい素性でなく、名前さえ書ければ誰でも入れるお笑い学校。ちなみに加藤は東京の劇団からの転入でNSC生ではない。

入学金10万、学費30万、1年で卒業。プロとして劇場に立てるチャンスが回ってくる。生徒はM1やR1などの予選にも参加する。

普通の専門学校は年間100万は取って2年で200万以上かかる。40万では校舎の維持管理と講師雇用、諸経費で消えてしまいNSCでは利益が出せなくなる。

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一説には毎年1400人が入るとか。毎年1400人も受け入れりゃ、大半がプロ諦めたとしても芸人6000人にも膨らむわけだ。1事務所で6000人なんてTV番組に収まるわけがない。


そこで大崎会長は劇場を沢山増やし、官民の動画教育などに乗り出したりでTV以外で芸人の活躍できる、働ける場所を増やそうとしている。当然それだけじゃ間に合わないので芸人の直営業は必須だ。

たぶんNSCの学費を50万、60万に上げて入学絞ったほうが、たけしも世論も文句言わないだろう。吉本としても利益になるし。しかしそれでは「居場所が見つけられないアホの子をできるだけ受け入れる学校」という大崎のコンセプトがブレて営利企業へ傾いてしまう。


NSC卒業生のNSC案内記事

monzzy.tokyo

契約書は必要か?

www.youtube.com
(4:54:00)
契約書がないとタレントが事件事故を起こして損害賠償となった場合揉めるのではないか? という質問に対して「クライアントに損害があっても過去に一度も損害賠償を求めたことはありません。」と応えてる。

若手芸人は口頭契約が不利だと思ってるかもしれないが、なあなあで済ますからこそ家族として請求しない。契約書がないからこそ違約金も損害賠償もなく、そのメリットを当たり前だと思って批判してる芸人がいたらやはり子供である。

芸人に必要なのはギャラの透明化であって、契約書ではない。


僕は吉本が倒れても困らないが、吉本が倒れると労働環境の正論として他の業界へ大きく波及するだろう。タレント商売の個人事業主でも低賃金は世論として認めない。儲からないならそもそも雇うべきではない。という正論がまかりとおると、低賃金の文化を好きでやってるプロは全部潰すべきというサラリーマンのポジショントークが強まるからだ。

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加藤はなぜ大崎会長の退陣にこだわるのだろうか?

最後に不思議なのがこの問題を拡大延焼させる加藤だ。
岡本社長に怒ったり退陣要求するのは分かる。それは宮迫や亮が名指しで批判してる。

でもそこに大崎会長を巻き込んで経営陣刷新しろと、株主が51%もちよって退陣へ動くべきだと言い放つ。そりゃ止められなかった会長にも責任はあるが、宮迫の会見からすれば、ちょっと踏み込み過ぎではないか?

大崎会長がどれだけ吉本から反社追い出し、たけしのいう女衒や猿回しという状態から抜け出すために尽力したか知らないのだろうか? 戦前から大阪や東京で演劇、芸能活動やってりゃその圧力と関わらずにはいかないはずなのに。

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大崎会長へ、先に春奈が批判している

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ひとつのきっかけとして、宮迫会見の前にスッキリで春奈が大崎会長のインタビューを指摘した流れはある。なら春菜をフォローする意味かと思いきや、それだけで経営陣全体批判はあまりにリスキー。怒りは岡本社長のみにぶつけていいはずだ。

もうひとつ関係があるとすれば、ここ。

山本圭一解雇の件

大崎洋 - Wikipedia


山本圭一の淫行事件で早々に専属芸能家契約の解除を決定

山本が事件を起こしたときの副社長、東京支社社長で、山本を躊躇なく切り捨てた人である。といっても、未成年に飲酒と淫行なんで完全アウトなんだけど。それ以前の酒使ってない淫行芸人でクビだけは助かってる人もいるんで釈然としないところはあっただろうか?

山本は不起訴になったためその後も加藤は何度も吉本へ頭を下げて復帰懇願してたが叶わず。しかし、10年の禊を終えて2016年に吉本へ戻ってきた。

でも、そこで逆恨みするのも加藤らしくないので、もう一つ。

大崎社長時代のリストラ

大崎洋 - Wikipedia

東京支社長就任後は、吉本興業の企業としての近代化を進めると共に、新たな劇場の建設や若手育成に力を注ぐ反面、会社の方針に従わない芸人やタレントを大胆にリストラ

Wikiのこの一文だけど、加藤の発言ではこことかぶる。

 

miyearnzzlabo.com

(加藤浩次)ちょっと春菜は言いづらいかもしれないけど、これね、若手芸人とか僕ら以下……僕もまだペーペーです。みんな怖がっている。いまの吉本の会社の状況、大崎さん、岡本さん。この2人をみんな怖がっている。こんな中で楽しいお笑い、できるのかな? いまの体制で。なにか文句を言ったら……文句じゃない。意見を言ったら、怒られるんじゃないか? 潰されるんじゃないか? 現場のマネージャーもそうです。吉本興業っていうのは本当に現場のマネージャー、優秀な人間が多くて。辞めていった人間もいます。そこに納得がいかなくて辞めていった人間も僕は知っている。

でもずーっと続いてきた。みんなが怖がっている状況が。大崎さんと岡本さんを怖がっている状況がずっと続いてきた。俺、これからもそれが続くと思ったら……僕は、この会社にいられない。僕は、辞めます。この体制が、いまの社長、そして会長の体制が続くんだったら僕は吉本興業を辞める! なぜなら、ここまでずっとみんな我慢してがんばってきて、こんなに浮かばれないことがこの会社では起こっているんだよ! で、実際にそれは取締役で決まっている。大崎さんは「なにも知らない」って言うかもしれないけど、絶対に知っている! これは僕の意見として言いたい。俺は、辞める! この取締役が変わらないんだったら。僕はそこを本当に思う。

加藤が大崎退陣にこだわるとしたらここかなあ。大崎会長は当時反社排除や自分の目指す吉本の近代化という目標があったから、対立する派閥やタレントとかも容赦なく切ってたはずで。そこに加藤の面倒をよくしていた恩人とかが何人かいたのかもしれない。つまり、これらの件をもって大崎社長への不信感はずっとあったかもしれない。


この後に続く言葉なんだけど、

この怒りをどこにぶつけていいのかわからないし、いままでやってきたこともある。言ったら昨日、松本さんがワイドナショーでおっしゃっていた。「大崎さんが辞めるんだったら僕も辞める」って松本さんがおっしゃっていた。大先輩に対して僕が口を聞くのは本当におこがましい話かもしれないですけども……松本さんにとってはずっと一緒にやってきて、大崎さんというのは同志だと思う。その松本さんの気持ちもすごい僕はわかる。松本さんの気持ちはわかる。でも、松本さん。これ、本当に僕は後輩ながら言わせていただきますけども……あの、会社のトップなんですよ。みんな、辛い思いをしていて、会社のトップが責任を取れない会社って……機能をしているのかな? 松本さんの優しさ……たぶん、松本さんの優しさから、いままで世話になってきて、一緒にこうやって東京でがんばってきた。

言ったら吉本興業が東京でここまで大きくなれたのはダウンタウンさんのおかげです。

正確には吉本の東京事務所。

それまではさんまや紳助が大阪の局とひょうきん族とかの東京をいったりきたりしてて、ダウンタウンの上京に合わせ、8畳一間とホワイトボード黒電話2つの東京事務所ができた。 加藤が大崎会長のことをよく知らないのはまさにこの発言。

大崎洋 - Wikipedia


吉本所属タレントの中でも、特にダウンタウンとの関わりが強く、吉本総合芸能学院(NSC)開校時の担当社員となり、無名時代の2人の兄貴分・マネージャー的存在として業界のイロハを教える。その後、大阪で人気の頂点に立ったダウンタウンを東京に進出させる(松本人志は、「大阪で満足していたが、遠くて近い外国・TOKYOに無理やり移住させられた」とネタにしている)。

NSC一期生のダウンタウンを育て上げ、大阪で有頂天になってた2人を無理やり東京に引っ張って二人三脚でやってきたのが大崎。そのうえ吉本の膿を出し、吉本の近代化を成し遂げたカリスマ。なので東京の吉本も大崎が育てたといえる。

ナイナイと共に東京吉本にお世話になってるはずだが、加藤を育てたのはダウンタウンでも大崎でも吉本の師匠でもなく、めちゃイケ総監督のフジテレビ片岡飛鳥。片岡監督には足を向けて寝られなくても、東京であまり吉本芸人と関わり無かった期間が長いまま出世したので強気に言えるのかもしれない。

ゆえに加藤は吉本の歴史や大崎会長や吉本6000人がどうなるかまで深く考えてはなく、岡本社長がやらかした事に対して、正義感のみで経営陣刷新と踏み込みすぎ。大崎会長が行き場のない芸人を受け入れる受け皿としての吉本は分かってない気がするんだよね。これを説明したところで大崎、岡本2人への不信感は頂点にあるから納得しないだろうけど。

がっちりマンデーとか見てて加藤好きだけど、これからどうなるやら。

加藤は吉本を辞めてはいけない

さんまや、松本が円満に辞めるとかなら別だけど、加藤のケンカ別れは良くない。
吉本の圧力など関係なく、仕事がやりづらくなる。

辞めるとTVで吉本芸人が加藤にどう接していいかわからなくなり、表向き仲良くしようとも互いの微妙な気遣いは視聴者に伝わる。吉本芸人は吉本に残ってる時点で加藤の否定に映ってしまう。気遣いの強い番組なんか作りづらいし視聴者も見たいわけがない。

吉本の芸人がいると視聴者から変に勘ぐられるとなるとディレクターも加藤が使いづらくなって、吉本の人はゲストにも呼べなくなる。吉本と仲のいい大物芸人もたくさんいるので、そこでも妙な気遣いが発生しかねない。となるとだんだん加藤は番組に使われなくなり、視聴者にはそれが吉本の圧力で干されたように見えてしまって吉本にも良くない。

だから現状維持がお互いのためにも一番。

あくまでやらかしたのは、岡本社長、宮迫、亮以下の芸人。
どう決着つけるかわからないけど、今回の登場人物、みんなあちこちに頭下げて誰も分裂しないほうが良い。

ちなみに、雨上がり決死隊は天然素材後、東京で途方に暮れてた

吉本印天然素材 - Wikipedia

吉本印天然素材(よしもとじるしてんねんそざい)は、1991年9月に吉本興業所属の若手芸人たちで結成された、ダンスとお笑いをミックスしたユニット。

雨上がり決死隊(宮迫博之・蛍原徹) - リーダー兼MC。1996年まで参加
ナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之) - 1994年まで参加
FUJIWARA(藤本敏史・原西孝幸)
バッファロー吾郎(木村明浩・竹若元博)
チュパチャップス(星田英利・宮川大輔) - 現在は解散
へびいちご(島川学・高橋智)

 

雨上がり宮迫 東京進出時に自殺未遂/芸能/デイリースポーツ online

 宮迫は「東京に出たときに全然仕事がなかったんです」と26歳の時に特に展望もなく東京に拠点を移した当時を振り返った。「吉本の事務所に行っても『何しに来てん。知らんぞ、お前らみたいなもん』と。自分らでやりますわと思ったんですが、すごい追い込まれて。精神的にすごい病んでたんです。ある時、ピークになって目をつぶって赤信号を渡ったんです。トラックが急停車して。『死にてえのかっ!?』っておっちゃんが言うんです」と運転手の男性に怒られたことを回想。宮迫はその時、黙ってうなずいたそうで、すると男性から「ダメだよ、ダメだって~」と思いとどまるように諭された。

 相方の蛍原徹に電話すると、蛍原もマンションの7階から飛び降りることを考えていたという。


 その後、当時の若手芸人の目標だったダウンタウンの番組「ガキの使いやあらへんで」に出演が決まった。宮迫と蛍原は状況を打開するために一か八かを狙って打ち合わせとはまったく異なることを本番でやったという。「ダウンタウンさんにものすごい失礼なことをしようとして、何千通りもシミュレーションをしたんです」と宮迫。


 当日、周囲が一瞬凍ったなかダウンタウンの松本人志は笑って受け入れ、宮迫は「そこから何やってもぼかぼかうけた。その時の視聴率が20%を超えたんです。次の週に5本仕事が入りました」と誇らしげに語った。

当時は2年後輩でナイナイがABCお笑い大賞を取ったり、天然素材でナイナイだけ売れたりとナイナイとは仲がよくなかった宮迫はものすごく嫉妬。東京の事務所もダウンタウンやナイナイで休む間もないほど手一杯。もしかして、上のセリフは大崎か岡本かもしれない。天然素材時代の不仲エピソードはめちゃイケでもさんざん感動エピソードで使われて、雨上がりもめちゃイケを利用して這い上がってきている。


ガキの使いでチャンスをもらったとはいえ、雨上がりはダウンタウンやさんま、紳助などの弟子ではないためずっと番組で使ってもらうわけでもなく、自分の力で這い上がってきたという自負はあるだろう。それでもダウンタウンの番組やさんまの番組、めちゃイケがあればこそではあるのだが。


劇団上がりの極楽とんぼが、オーディションで「めちゃイケ」の前身「とぶくすり(の前は新しい波)」を勝ち取り片岡飛鳥監督の元で大きく知名度を高めたのもあまり吉本の先輩や事務所関係なく自分の力で這い上がってる。今回の騒動の2人が吉本の流れとは違う形で成功したというプライドに加え、むしろ東京吉本の大崎(岡本?)からは冷遇された過去の印象が強いかもしれない。

今回の会見、宮迫としては東京で自殺を考えたとき以来の大逆転と言える。有能な弁護士がついていたか、東京でダウンタウンに仕掛けた日のように何千ものシミュレーションを行ったはず。追い詰められたときの宮迫はかなり有能で120点のでき。正直見直した。

ナイナイ岡村vsFUJIWARA 天然素材時代に確執「見下してたよな?」/芸能/デイリースポーツ online

 

【有名人マジギレ事件簿】FUJIWARA藤本、ナイナイ矢部に激怒され泣き崩れる (2018年7月1日) - エキサイトニュース

 

吉本プロデュースや先輩の力を借りずに伸びてきた芸人達が反発

headlines.yahoo.co.jp

「芸人の中でも穏やかな性格のタカがこのような発言をすることが驚きでした」と演芸関係者。「ただ、タカも現体制に煮え湯を飲まされた一人ですから」とも。

 「タカアンドトシの人気がピークだったとき、日本武道館で単独ライブをやろうとしたのです。会場を押さえて、スタッフもそろえた段階で、上層部から『武道館でライブをやった芸人は松本(人志)さんだけだから、ほかの芸人がやるのはNGだ』とストップがかかったんです。あのときはタカトシもスタッフもかなりがっかりしたそうです。武道館なら、ザ・ぼんちもやっているんですけどね」と明かす。

 「端から見ていても、『めちゃイケ』にかかわっていたスタッフなんて相当の逆風でしたね。当時のマネジャーなんて10円ハゲがいくつもできるほど神経をすり減らしながら、上層部とやりあっていましたよ」と先の芸能事務所関係者。

タカが反発するのは意外でしたが、こちらも先輩の力というより実力で上がってきたコンビ。やはり加藤は面倒見てくれていたスタッフの処遇にも腹を立ててたのでしょうね。

人格がよくない芸人はそれなりにいますが、TV制作といえど人付き合いなのでそういう人は番組に呼ばれなくなるのでだんだんTVから消えていきます。しかし人格がよくない社員というのは、なかなか消えづらいんですよね。仕事できれば多少人格悪いぐらいでクビを切ることにはならないですから。

さんまやたけしみたいに器のでかい芸人か、淳や有吉みたいに世渡り上手い芸人、あとは純粋に人がいい芸人、仁義に厚い芸人などはその中でも頑張っていけるでしょうが、この辺くすぶり続けそうです。

 

岡本社長でなければ続けられないことはなんですか?

www.youtube.com(4:18:40)

最後は「みんなに聞いてきます」という頼りない回答^^;
でもそれでいいんです。

松本も岡本マネージャーで会見開けばグダグダになることは分かってたはずで、こんな社長でも、そばの藤原副社長や中村マネージャーがフォローし、大崎会長にも社員にも信任された上での社長なわけですから。アホをみんなで支えていくのが吉本らしさではないでしょうか。

www.youtube.com(5:17:00)

プロデュース業は敏腕だし、5時間半の会見で「芯のなさ」「頼りなさ」は見えましたが「地の悪さ」はなく、ガキの使いから変わらない横柄な態度と素直な人という印象でした。性根から恫喝するような人は普通は5時間半質問責めにあったらさすがにイラつくような地が見えてくるんですよ、○大の人みたいに。

大衆から総たたきに合う覚悟で時間無制限の質問責めを5時間半、最後までやりきった。なかなかできることではないので、そこは信用していいかと思いますね。

蛇足。反社についての個人的見解

吉本はボードで説明してイベント主催者のスポンサー枠まで確認してなかったのを認めて、今後イベント主催者のスポンサー枠までチェックすると明言。(というか、あのボードだと他3事務所も芸人派遣してたわけなんだが、、)


宮迫、亮は、知らなかったという会見での発言を信じる。金もらってないと嘘をついたのを謝罪した会見だし。第2報を証人もいるとハッキリ否定したのも信じよう。第2報については宮迫側から今はそういうこと考えられないけど、後でフライデーに名誉毀損の訴訟とかするのかもしれない。

宮迫博之「考えていない」FRIDAYへの法的措置(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース

闇営業、契約書なし、安いギャラ、宮迫の今後…吉本・大﨑会長が答えた60分 | BUSINESS INSIDER JAPAN


警察からの回答を待って、ヒアリングを重ねました。1回ですべてを話してくれたわけではなかったので、ヒアリングを毎日続け、裏取りをしてという作業を繰り返しました。

その中で、カラテカの入江慎也については、反社とのつながりが決定的であると判断して6月4日に契約を解除しました。

入江は自白したのか証拠出たのか分かっててやったと判断されてるので多分アウト。

今回入江を擁護したのは加藤が、入江は知らないと言ってるから吉本がスポンサー知らなかったのと同じ構図でしょと、吉本上層部批判に使ったのと、松本がワイドナショーでいったんゼロから考えてもいいかなあと言葉濁しただけで、他は宮迫も亮も誰もフォローしてない。

つまり入江が助かる道はなさそうなんだけど、、、僕はやらかした人間に甘いので、猛省してるなら入江も許して、であれば紳助も許してというストーリーが見たいけどね。それは世論が許さないだろうなあ。

この言葉を信じるなら許していいと思うのだが。

headlines.yahoo.co.jp
24日まで嘘引きずってたことになるしなあ、、でも契約解除後も律儀にヒアリング付き合ったということだし、、、難しい。

クラウドファンディングで直営業?

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クラウドファンディングを使って、手数料15%を宣伝料として考えたらどうどうとtwitterで直営業できるじゃんという話。すでに西野の発案で吉本がシルクハットというクラウドファンディングを立ち上げてる。えんとつのプペルとか成功してる。しかし吉本で関わってない大半の社員も、ほとんどの芸人もみんな西野やクラウドファンディングというわけのわからんものを胡散臭がって話が通じないようだ。

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でもまあ、吉本の芸人がどんどんYoutubeやTwitterとかTwitchとかネットで表現の場を増やし始めてるので、そのうち理解が進むはずで、時代が変わる過渡期なのかもね。

記者会見の良い見本と悪い見本

宮迫側の会見は、感情的でストーリーがすっと入ってくるわかりやすい会見だった。
ネットで全部中継するなら自分の頭で考えて、正直なことを全部話すのが正解だとTwitterの経験で分かってた。

吉本側も、最初の弁護士の経緯説明と、社長の最初のカンペ棒読み説明で正当性をきちんと反論できている。宮迫側が感情的になって覚えてないのか説明されてなかった事が補完されている。

後は質疑応答で「パワハラ恫喝(冗談)」「カリセラ」「局が株主(に、いらん迷惑かかることを言えるわけない)」を引き出すのみだった。だがそこをごまかしたため5時間半、、、

これは「発言がメディアに切り取られて使われてしまうゆえ、うかつなことは喋れない」そのため弁護士を頼る事も多かったのではないだろうか。ネットでノーカット放送するというのはメディアはうかつに切り取るとすぐ視聴者から反論されるからそれができなくなるという利点を社長が理解してたようには思えない。

それ以上に、会見後のコメンテーターや芸人やネットや記事を見るとこの件で大事な経緯説明とカンペ棒読みがあまり伝わってないうえ、予想どおりの陰謀論まで語られてる。それ動画最初の弁護士の経緯説明と、社長のカンペ読みで情報がギュッと詰まって説明されてたのにみんな全く聞いてないよね?

ネットの印象に残ってるのは、グダグダの質疑応答の部分のみ。

弁護士の経緯から、社長カンペまでは
宮迫証言に補完する形で寸劇にするか、漫画で伝えるべきだった。
きちんとした日本語の説明でも棒読み会見部分は何も伝わらない。
あるいは、先に全部説明するより質問されてからひとつずつ答えていくべきだったか。
感情載せたストーリーじゃないと伝わらない。

見てる俺らもただの日本語じゃ伝わらないアホだったと、、
人は日本語で説明されても見たいものしか見えず、聴きたいことしか聴こえないアホだというのが身にしみる会見。多分、宮迫や、亮や、社長や、弁護士含めて。

この記事も多岐にわたるいろんな矛盾が成立するよう都合つけたつもりだが、やはり状況から見たいもの、聴きたいものだけで構成されて、見落としてる矛盾があるかもしれない。それでもみんなで総たたきするより素直に謝れるアホを許す世界を望む。