teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

なぜ女性から「女性はいくらでも嘘をつける」と言うのだろうか

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ジェンダー規範としての男らしさ、女らしさがあるとき、女性はこの両方を持ち合わせる事ができる。母親になれば強制的に男より強くならないといけない。しかし若いときは「女の子」を演じるよう求められる。でも内面に「女の子」とは違う意志の強さもある。いずれその「女の子」も捨てないといけない。


一方男は「男らしさ」の呪いから一生逃げれない。女々しさは非難され矯正される。男と生まれたからには一生男を演じ続けるため、女性ほど幅の広い二面性を持たない。弱者、強者という立場をTPOで演じ分けることができず、男社会は常に強者でなければ相手にされない。その呪いから他人を頼る事も苦手なため、弱者になると行き場を失い詰みやすい。


弱者という立場が認められてると嘘がやりやすい。それは政治と補助金の関係だったり、「七人の侍」の弱い農民が裏で落ち武者狩りをしてたり、侍を利用したりするようなもの。七人の侍の農民はいくらでも嘘をつける。弱者を演じれるほうが嘘を利用しやすいのだ。

お互いが役割を演じてるとき、男から見た女はあまりに幅広く二面性があり、理解が難しい。女から見た男は演じてるキャラが生涯1つなので女よりわかりやすい。嘘をつくのは男女とも変わらなくても、生涯演じるキャラの広さ、TPOで取れる立場の広さ、ペルソナの多さで男は女に勝てない。そういう事を杉田水脈議員は言語でなく直感で言ってるのではないだろうか。

 

フェミニズム運動の高まりが、男のジェンダー規範という呪いを解くまで、あと何十年、何百年かかるかわからないが、そんな未来なら男が女々しくても許されて、男が演じる幅が同じように増え「男性は(男性という弱い立場を利用して)いくらでも嘘をつける」という定説を作れるかも知れない。