teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

コロナ過なんだし「大家族」への帰化も選択肢として考えてはいいのではないか?

ジェンダーギャップの話がホットエントリーに上がってた。
元記事はこちら。

ampmedia.jp
ポイントはここ。

この国で両親(やその他の協力者)が家事育児も家計も分担していることは移住してすぐに肌で理解した。

重たい扉を修理してる場面に遭遇するのも、一緒に暮らしてるからだろう。
そりゃ働き手が3人以上いる大家族なら家計も育児もずっと負担は減る。

日本だってサザエさんみたいな「大家族」が前提だった。
Japan as No.1 の昭和後期からバブル崩壊までに一気に核家族が進む。
「核家族」も「専業主婦」と「稼ぐ夫」ならなんとか育児は出来てた。
しかし失われた20年で男が稼げなくなり、女性のキャリアや社会進出が重要視され、「共働き」が前提になってくると「核家族」の子育てオペレーションに無理が出てくる。「核家族」が「専業主婦」前提の仕組みだから。

日本で「核家族」「共働き」で子育てするには各種サービスを頼るためにそれなりの稼ぎが必要になるだろう。アメリカや中国に置いていかれてない高収入が必要となる。もう時代は変わったのだから「核家族」で「共働き」であるいは「シングルマザー、シングルファーザー」の前提でどうにか対応しようと自治体も社会活動家も頑張ってはいるが、

日本での子育ての難しさはその大家族に戻れない
「核家族化」
「両実家との距離が離れすぎ」
「親と仲悪すぎ」
あたりが問題なんじゃなかろうか。



んで、今はコロナ過である。
リモート化が一気に進み、オンライン会議で子供の声や、カメラに子供が映ることもたまにある。だったら、子育て中に実家の大家族へ戻ってもいいのではないだろうか?
必要なとき、週に1回ぐらい会社に出るとかで。

すでにマイホームや、マンション買ったり、生活拠点変えたくないという人には難しいだろうけど、これから結婚考える人や、これから子供産む人には選択肢にあってもいいと思う。

toyokeizai.net
正月に放送された「逃げ恥SP」は新生児の「子育て」がテーマだった。これは原作に追加されてコロナからの「疎開育児」として妻と子供だけ実家に戻るシーンも描かれてる。コロナから逃げるための実家ではあるが、これが「子育てするための」実家でもいいのではないか? 仕事によってはリモートオンラインでキャリア継続できる可能性もある。こんなときだし「リモートワーク育児」ってのは会社側も考慮していいかもしれない。


もし「親と仲が悪かった」らどうしようもないが、結婚後の選択肢と考えると「頭の固い前時代的な親」へ、どううまくコミュニケーション取っていくかと真剣に向き合っていくか、若い頃から、家出る前から考えておくのは悪くない。


日本で大家族を考える場合、サザエさんの「婿養子」システムは理にかなってると思う。サザエさんが、マスオさんの実家に嫁ぐのではなく、マスオさんが、サザエさんの実家へ婿に入る。

まだジェンダーギャップのある日本では、家庭の実権握るのは母親。そういう世界で僕らは育ってきた。平等に家事、育児、仕事を分担してる親も文化も知らない。そこに家庭ごとに細かな規則があるわけで、夫の実家に妻が入ると「嫁姑問題」が高確率で勃発する。しかし、マスオさんが大家族の婿に入れば、フネとサザエは親子なんだから「嫁姑問題」は発生しない。親子なんだから。

「婿養子」の「大家族化」
「疎開育児」
「リモートワーク育児」

東京の便利さ、楽しさ、居心地の良さ、メリハリある仕事やってる感、などは捨てきれないかもしれないけど、結婚考えてる人は今付き合ってる人とそういう事はなしあったり、親との関係性も改めて根回ししておくのは悪くないんじゃないだろうか。マスオさんはまだ難しくても、妻が一時的に実家に頼るのは選択肢に入るだろう。たとえ核家族のプライドや都合があっても、逃げるは恥だが役に立つ。

周りの目を気にして頑張りすぎる自分から逃げてみては。