teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

全ての表現は評価の対象であり、全ての人に評価する権利はある。

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やたら上から目線というか、偉そうというか、評価してやってる感がなんか鼻につく。

ブコメはやたら上から目線になるという話。

「さすがですね」「感動しました」「シェアしさせていただきます」などの言葉で溢れるのも嫌だな

これはそのブコメの意見だが、下から目線ばかりも気持ち悪い。
その人の信者か工作員かにしか見えない。


全ての表現は評価の対象であり、全ての人に評価する権利はある。
ブコメすら表現のひとつで、そのブコメを上から目線で評価する増田もそう。


増田が問うのは「対象を評価する実績をもってるのか? 評価者という上に立つ資格はあるのか?」というヒエラルキーの矛盾や謙遜の美徳をついてるかもしれないが、それは評価者に関係ない。

僕が宮崎駿の映画や、大谷翔平を評価判定したところで、宮崎駿も大谷翔平をそれを気にする必要はない。もちろん本人が直接文句を言ってもいい。その評価判定そのものも評価にさらされる。ましてや第三者が気にする必要もないのだが、もちろん野球のヤジという評価、表現に対して、わざわざ文句を言い返して第三者同士でケンカするのも自由だ。

増田はヒエラルキー、強者弱者、あるべき立場関係にこだわりすぎてると思う。宮崎駿と大谷翔平が偉い人で、ブコメは無名の市井の民。とは限らない。そもそも同じ人間であり、ブコメの中に偉い役人や、大企業の社長、大金持ちや、クソ偉そうな大友克洋、未来のイチローや富野由悠季がいるかもしれない。増田もその一人である可能性もあり、誰かを上とか下とか立場とか考えず、一定の敬意を持って接するのが自然。評価自体は対等である。


まあ人間関係を思えば、敬意のない評価は直接投げかけるものではない。はてなブックマークというサービスが、独り言の評価を集めてまとめて可視化するため、たいていの人は見ててイライラするのもわかる。

なるべく言葉には気をつけるが、毒のある人はどんどん非表示にして、薄めた毒や批判でも多くて飲みきれなければ、ブコメなんて見ない方が健全に暮らしていけるだろう。ネットの毒に耐性ある上級者向けのサービスと思うのだ。