teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

学生時代、陰キャ、非モテ、こじらせ系だった奴みんな占い嫌い

anond.hatelabo.jp
朝の占いは、根拠なく自分を肯定的に共感してくれるメッセージ。
例え今日が12位でも、いつかは必ず1位取れる確定演出もある。

では陰キャ非モテで自己肯定感の低い人が、学生時代に同性の陽キャ恋人リア充な友人から根拠のない褒め言葉で「そのままのおまえ(あなた)でいいよ。ぜんぜんイケるって!」とか言われたらどうだろう? カチンと来ないだろうか?
自己否定感ある人は褒め言葉を素直に共感できないし、受け取れないのだ。


これが陽キャや、恋人がいなくても、ある程度自己肯定感もって育った人なら素直に受け取れる。自分の自己肯定感を共感し後押ししてくれるだけだから。


そして日本の男はほとんど自己肯定感低いため、占いという根拠のない共感はあまり通じない。学校、部活、会社、どこ行っても縦の権力、競争社会でほとんどが何かの負け組に属するからだ。

日本特有のそれは「武士道」「職人」といった「道を極める」という文化が根付いていて、この文化では努力や根性、下積みといったわりと現代では非効率なストーリーが好まれる。その勝負に占いみたいな「非科学」は絡まない。人に相談するというのは「弱み」を見せる、負けを認めるようでこの文化の男にはできない。気軽に相談できない以上、共感は無理。


効果か不幸か「武士道」も「職人」も基本的には男の世界とされ、女性社会は多数のコミュニティに所属し、若さでちやほやされる間の思春期は自己肯定感に寄与した。ここでちやほやされるわけでもなく、コミュニティから浮いてしまい、自己肯定感を育めなかった女性は占い楽しめないかもしれない。


占いがでまかせであるという論理は正しい。
バーナム効果、カクテルパーティー効果、ハロー効果など広い主語で何にでも当てはまるそれっぽい匂わせを心理学的にうまく使ってるにすぎない。占いを信じない側さえも、信じないために都合のよい受け取り方を同じ心理効果として発揮してるのだ。


それでも根拠のない占いで自分を後押しする良い効果として、「論理的にしっかり考えつくして動くより、後先考えずはじめる陽キャの方が行動修正速くて勝つ」というのがある。完璧な準備をするより、Webサービスやソシャゲのように小さく始めて失敗をたくさん繰り返す方が人や組織の成長が速いからだ。


(男の)社長にも占い好きが多いというのは一理あるかもしれない。論理的に完全に準備しようと思ったら社長なんて占いみたいな博打は誰もやらない。人生は不完全な準備でスタート、不完全なまま何度も締め切りで終わらせ、不完全なまま次の世代に託し、後悔して人生を終えるのだ。それでも何も行動を起こせないより、時間内にやるだけやったら運を天に占って任せれば良い人生となる。


みんなが心配する女性向け霊感商法や、男性向けの自己啓発からのカルト入信も、コミュニティや自己所属組織における断絶や自己肯定感の低下した人達への承認や、存在価値の肯定、成功への焦りを狙われている。


つまり逆説的だが、朝の占いぐらい肯定的に受け取れるほどバカで、健全であれ。
スティーブジョブスも Stay foolish と言ってる。
世の中や自分を嘆く賢明な者より、不完全でいい加減なバカの方がきっと自分と世の中を楽しくする。