安全な薬でもドーピングはダメ。

東京オリンピックでは、ドーピングありにしてみない? - コウモリの世界の図解
http://rlee1984.hatenablog.com/entry/2014/05/07/005749

ドーピングがダメな理由は、こういう感じらしい。
1、選手の健康を害する
2、アンフェアである
3、社会に悪影響を与える
4、スポーツそのものをだめにする

コウモリには、これが何を言っているかさっぱり理解できない。

1→安全な薬を進歩させろ。オリンピックはそのビッグチャンス。大量の金が動く。
2→みんなで使えばフェア。サメ肌水着と同じでしょ。
3→薬の上手な使い方・良い薬の研究開発を促進させるよ。薬嫌いな子供にも良影響。
4→スポーツを狭くとらえすぎ。スポーツはもっと広く自由なハズ。解き放て!

反論。

オリンピックは能力競争よりも、
代理戦争、お祭り、娯楽の実利が強い。

制限があるからスポーツ足りえる。


以下説明。

1, 「0.01秒」を競ってるスポーツでは薬の力が大きすぎる


いかに安全に人間のリミッターを外すかという薬なんだろうけど
それはもう人の力ではなく、8割が薬の開発力競争になってしまう。

4年に1回、薬でイノベーションを起こした国が
メダルを総ざらいしてもおかしくないわけで、
勝負にならないオリンピックは面白く無い。


でも、それが新薬の開発につながるからいいかというと、

2, 安全に1秒早く走るための薬なんて一般市民には要らない

身体性能を内側から拡張するイベントとして、ドーピンピック。

もしもこれらが世間の耳目と資金を集めたら、
人類の進歩が一層早くなると思う。

身体性能を上げつつ安全な薬の開発にかける
製薬メーカーの競争を進めることができるから。

オリンピックと、警察と泥棒なんかには需要あるだろうか?

コウモリさん自身も言ってるけど

たとえば人類のトップ選手が、100mを走るのが0.1秒早くなったとする。
だから何?ってコウモリは思うんです。

別に車やバイクや自転車使えばいいわけで。

3,安全と言っても某北の国が作る薬はどうなる?


完全に人間のリミッターはずして、
100m走った直後に死んでしまわないだろうか。
いや、それはさすがにまずいから、ベンチに戻った後白くなるとか、
1年後息を引き取るとか、実はそれ以降寝たきりとか、
そんな薬作る国がでてこないかが心配。

メダルに一生暮らせるだけの報酬をくれる国もあるし、
家族のためだったり、国のためだったり、脅迫されてたりするかもしれない。
他のアスリートにそう思わせるだけでも、充分やる気が削がれる。
「危険な薬VS安全な薬」とか、競いたくもないだろう。

4, 薬依存になる危険性

オリンピック選手が、大観衆の中でも薬の力で精神を統一したり、
最大限のパワーや頭脳を引き出したとして、
それを見た国民がサプリメントのごとく
常用する世界は健全だろうか?
もしみんなが常用するならもはや税金ではないか?


製薬メーカーは儲かるだろうけど、
そのサプリメントすら買えない人は
さらなる格差を生みはしないか?

生まれてくる子も薬依存とならないだろうか?
薬依存のまま環境の変化に耐えられる子どもになれるか?


この心配は杞憂で的外れかも知れない。

サプリメントは安くなるかもしれないし、
薬と一生付き合えばいいのかもしれないが、
やはりスポーツで精神統一して、
運動で自律神経を整えたほうがずっとイメージがいい。


5, スポーツはルールに制限されるからスポーツ足り得る。


例えば人間の拡張であるモータースポーツのF1は、
規定のコースを50週周るのに人間限界のGで
ダウンフォースを得る最適解のマシンはずっと昔に出ている。
50週周るだけならピットインの給油や
タイヤ交換すら必要のないマシンだって作れる。


でもこれだとどのマシンも同じ作りになってしまい、
エンジンだけで直線勝負が決まる出来レースか、
ドライバーの差異だけで
チームのピットクルーも技術開発もないF1になってしまう。


【画像あり】F1の変なデザインについて知ってもらいたい : 暇人\(^o^)/速報 - ライブドアブログ
http://himasoku.com/archives/51829198.html


F1レギュレーション - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/F1%E3%83%AC%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

といってもコースを毎年拡張するのは現実的でない。
100週周るようにしても、
差が開いて周回遅れも事故もさらに増えるだけで意味がない。
なので、F1は毎年レギュレーション、制限のルールを変えて
そのお題に対して変化するという、
本来の速いマシンを作るのとは歪な進化を遂げている。


すると、すでにメーカーが市販車に必要なスピードや高燃費などは
F1から得られるものはもうほとんどないので、
本来の速いマシンを作るという意味は失っている。

でも、F1はお祭りであり大きな宣伝になるから、
参加して勝つ意義も実利もある。



初期のミニ四駆ブームを知ってる人なら、
ブラックモーターと、高出力アルカリ電池だけで
簡単にコースアウトするほどのスピードが出ただろう。
その使用を禁止する大会は多かった。
改造の制限が緩いと、
その他の改造努力がほとんど意味を成さなくなるからだ。

6,オリンピックは人類の能力進化よりも、戦争代理、祭りの面が強い。

ここでオリンピックの目的を確認しとくと、
その中には戦争代理、ってのもあるだろうし、
娯楽、ってのもあるだろうけど、
元々は「身体性能・身体技能」を競い進歩させてくとこに
本義があると思うんだ。


それこそ、古代ではパワーの有る人や、
42.195kmを走ることにも意味があった。
でも今は戦車なりパワーショベルなり車なりを使えばいい。


人の発明によって、
身体性能を競い進歩させることの実利的な意味は薄まってる。
ゆえにオリンピックは戦争代理であり、
制限がきびしいからこそスポーツとなりえて、
祭りや娯楽だからこそ参加する意義や、実利が生まれる。


7, オリンピックが終わるとしたら


薬は治験に何年とか10年以上かかったりもするので
開発速度はどうしても遅い。

でもすでにアメリカなどで、青い瞳に赤毛の子が欲しいとしたら
受精卵にお望み通りの遺伝子治療ができる。


デザイナーベビー - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%93%E3%83%BC


当然これがすすめば、運動分野の改良に及び
ガンダムSEEDのコーディネーター(遺伝子改良)と
ナチュラル(自然派)となるのだろう。


いや、こうはならんだろうがw


しかしそれが実現したらオリンピックは
祭りや娯楽の意味も成さなくなって
縮小して終わるかもしれない。


捕捉,スポーツ心臓

1、選手の健康

学校の教科書にも載っている『ゾウの時間、ネズミの時間』では、
「一生の間に打つ鼓動の回数は、動物のサイズに関係なく同一である」と習った。
哺乳類ではどの動物でも、一生の間に心臓は20億回打つという計算になる、と。


コウモリは、子どもの頃から思ってたよ。
「じゃあオリンピック自体が、健康に悪いんじゃないの?
 どう考えても、選手は寿命を縮めてるでしょ」って。
みんな、ワッサワサ心臓を脈打たせて、寿命を燃やしている。

【スポーツ心臓と心拍数の関係】
http://www.sports-japan.com/sports-heart/


スポーツで鍛えられた心臓は、筋肥大して1回の血流量が増し、
平常時の脈拍が下がるようです。
そういう意味では、オリンピック選手が
極端に短命とか長命とかないようなので
人間の体はよくできてるかと。


スポーツで精神統一とか、落ち着いた子にするとかは
もしかして筋肥大で、平常時から脈拍が興奮しにくく
ドキドキを自覚しにくいとかあるのでしょうか?
ないかな?


まとめ

現代オリンピックにさほど人類身体性能向上の意義は薄く、
戦争代理、祭り、娯楽の面がずっと強い。

あるとすれば、オリンピックに出た人が
効率のよい練習法を開発したり
本を書くなり伝授したりすること。

スポーツやゲームは自由市場ではなく人間の決めた制限がある。
制限でなるべく厳密公平なルールにしようとするから面白い。
制限が緩くなるほど、ちょっとしたイノベーション(ハメ技とか)で
その他の努力が無駄になり、面白い試合が激減し、
ゲームは一方的でつまらないものになる。

結果、ドーピング競争は祭りや
娯楽のオリンピックをも無くしてしまう危険性がある。