teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

頭と体

この世を生きる価値って肉体にあるんじゃないのかな - 青春スイーツ
http://d.hatena.ne.jp/Aoba/20090408/1239205763


脳だけで生きたくなるのだ。


人間なんてしょせん情報生物でしょ!五感から脳が情報を得てるだけだし、体を制御してるのも脳じゃんね!だったら重要なのは脳=情報処理機構だよな!な!っていう意識が強くなってくる。


でもそれって違うんじゃないのかな


仮に「魂」みたいなもんが存在したとして。


自分がこの世に生きてる間にだけできることって何かなー?って考えると、その一つは『この肉体を通して周囲の情報を得ること、感じること』なんだよね。痛いとか、熱いとか、冷たいとか、重いとか、つるつるしてるとか、青いとか、甘いとか、うるさいとか、気持ち良いとか、それらに付随する感情の沸き起こり(情報処理)には肉体の存在がかなり重要だと思う。


こうフワフワとした魂的な存在だとか、または情報のみの存在では、物に触れてその感触を得るということができない。いや、できるのかもしれないけど、魂的な存在がこの世の物質に影響を与えるのはかなり難しいはず。


ということは、(わざわざ魂の存在なんか仮定しなくても自明かと思うが)我々人間は、この体を通してのみ物質世界と繋がることができるわけだ。いわば情報・物質インターフェース、それが肉体である。脳(情報)は肉体を通して物質に影響を与えるし、物質は肉体を通して脳(情報)に影響を与える。


つまり『受肉』とでもいうか、情報処理機構である脳にとっても、肉体(=情報・物質インターフェース)に載っているということ自体が生きる価値であり、成長の糧であると言えるのではないだろうか。


非常に同意。
かつ興味深い。


シンプルに考えるとそもそも人間の思考や心というものは
存在しないと思う。


つまり肉体の移動から、電気信号まで
全てが同じ次元の情報処理。


電気と肉体という物理質量的な違いは考慮に入らない。


例えばパソコンが
CPU、DSPGPU、コントロールチップなどと
昔からマルチプロセッサなのはそれが最大限の情報処理となり得たから。


それぞれ計算、音楽、グラフィック、神経統合を扱ってるのに
実は同じ次元で考えても問題はない。


GPUがCPU処理できるようになったと同じように、
実はDSPでさえ、そういう使い方は不可能ではない。
全体最適化でそう配置されただけであって、
足や皮膚が頭脳の代わりにならないという事ではない。


足や皮膚が高度な文明をつくるわけじゃないが
そこに元々たいした意味は無いから、
現在ぐらいの高度な文明と単細胞アメーバの増殖なんて
銀河系から観測される生命としてみたらどんぐりの背比べに過ぎない。


攻殻機動隊マトリックスで電脳化なんてあったけど、
すでに僕らは完全なる1次元情報処理世界に最適化されてる
という考えは成り立つかもしれない。


もし空を飛びたいなら、魔法を使いたいなら、
夢を実現したいなら、たぶん頭脳も、体も動かすんだ。