teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

高校で学ぶ教科は難しすぎやしないか?

東大入試科目の変化は日本の教育を変えることができるはず - hamastaの日記 -お休み中- - 駆け出しプログラマーのグループ
http://hamasta.g.hatena.ne.jp/hamasta/20080705/p1


みなさんは学校の授業がムダだなーと思った事はないですか?


就職するとわかりますが、学校で習う事って社会に出たときに全然役に立たない、通用しないことが多いですよね。


音楽とかスポーツみたいに、最初から人生を楽しむための選択肢の1つとして学ぶならいいですが、授業時間数の多い主要5科目で学んだ事が役に立たないというのは致命的です。時間の無駄にもほどがあります。


大学入試までいかなくても、
高校でさえ、凄く難しいと思うのです。
文字どおり「高等学校」。


社会に必要な学問というのは、義務教育で充分なはずです。
ほとんどの会社の研修内容も、義務教育以下のわかりやすい内容か
逆に軍隊行軍で作られてるはず。


高校では「集団生活とコミュニケーション力を養う場」
としての意見は多いと思いますが、
別に高校に行く必要はないということではなく、
ここではあくまで学習課目の話に限定します。

実社会に役立たないことはない


石ころをひたすら見つめるだけでも、
人は何かを学んだりしますから、
それに比べれば高校はずっと事の成り立ちと思考力を学びやすいと思います。


物事の基本的ななりたち、
それは、物理、科学、歴史、文字、数学、英語に至るまで
どういう仕組みで、
製品が作られるのか、
組織が動くのか、
歴史が流れるのか、
というまさに実社会につながることばかりです。


でも、16歳が学ぶには早すぎる。


大人になった今だと、高校の授業はとても面白い物だと思います。
そう述べる大人は多いです。
すでに社会を体験しているので、
物理も、科学も、歴史も、文学も、数学、英語はもちろん
すべて実社会につながることを肌身に感じるから。
(働かないで、そういう勉強だけしておけばいいという環境が
どれだけ素晴らしいかという比喩かもしれませんがw)



でも、高校生当時それが面白い物だとは
これっぽっちも思いませんでした。


当時は、政治に関心もなければ、プログラムに興味もないし、
歴史で何が起こってるとか、
英語の意味を考えることにも興味がなかったですし、
科学や物理が、今のエコにつながるとかどうでも良かったわけです。

つまり、社会にも出てない「高等教育」を受けるほとんどの学生は
そういった興味をもつほどの前提知識が圧倒的に不足してるわけです。

(ごくれまれに、それを満たして高校の勉強を面白いという変態はでてきます)


こうなるともう、上辺の「暗記」授業になりますよね。
なぜそれがそういう解にいきつくのかという、
興味までは引き出せません。
とりあえず期末試験と、大学受験に合格すればOKというような
たぶん教育本来の目的から外れた事になってると思います。


僕は漫画や、ゲームからいろいろ学びました


すごいダメ人間みたいですがw
いやいや、これがなかなかですね、、、


漫画のストーリーに出てくる人物達も多種多彩で、
彼らの生き様や考え方には、いろいろ学ぶことがあります。
カイジだって反面教師w)


ゲームはゲームの仕組みから、その売り上げにも興味をもったので、
どのような構造になっているのか?
何が売れるのか?
面白いのに売れないのはなぜか?
面白いと思う仕組みはどうなってるのか?
感動するグラフィックとは?
PSとSSのマーケティングの差は?
各社ハードウェア哲学の違いは?


というのは、自分がゲームを作るつもりでいろいろ考えた物です。
(部活やってなかったら、たぶんそのときにパソコンを買ってただろうなとちょっと後悔w)


世の中は高校教科よりも、楽しく学べる物があふれている。


漫画や、ゲームでさえ物事を考えるのに役に立つというなら
16歳の経験と哲学が浅い学生が、
難解な興味もない教科をあえて学ぶ必要はあるのでしょうか?


はっきりいって、16歳の時点で吸収するにはちょっと荷が重い。
中学生まではゆとり教育なんていいってないで、
今のままで充分だと思いますが、
高校以上の教科は、いい加減再考の余地が大きいと思います。


提案


今、適当に思いついたのですが、
高校から、教科は放り投げて
「生産活動の実験」をしてみてはどうでしょうか?


大学の研究機関と同じく、
教授が自分のテーマ研究をしながら、
学生にそれを手伝わせ、同時に教えていきます。


ここで興味を引くテーマを研究してる教示がいない生徒は
自分で「音楽」でも「スポーツ」でも「数学」でも
「ゲーム製作」でも「お笑い」でも、「文学」でも、
何か、生産をして人を喜ばせることの研究を自分ではじめます。


ここでは、手の空いた先生方が定期的なサポートに入ります。
(あんまり無茶しすぎたり、モラルから外れないぐらいにw)


今日ほど、ツールや、ネット情報が充実してる時代もないと思うので
わりと成り立つと思うんですね。
(というか、あまりに大改革だけどw)


今の、勉強を面白くないと思ってる学生なんかよりも、
こういう自分でいろいろ考えて、物やサービスを作り続けてきた人の方が
社会に出て圧倒的に使える優秀な人材になると思うんです。
もちろん人格形成にもずっと有効だと思います。



どこか特区として、自由に入学可能な場所として試してくれないですかね?w