teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

自分を低く見ると周りが困る

自分を低く見る人がいます。


「自分はしょせんこんなもんだ」
「どうせ私はだめ人間ですし」
「すみません、またやってしまいました。なんで私はこんなにダメなんだろう。。。」
「俺らにはどうせむりだって」


周りから見て、かならずしもそうでないのに
必要以上に自分の力を過小評価して、
万が一失敗したときの心の傷を軽くしようとしてるのでしょうか、
それとも傲慢で自分を過大評価する人をかっこわるいと思う反動でしょうか、
どっちにしても、社会人としては周りで働く人に迷惑ですし、
学校ならいじめの対象となるのでやっぱり迷惑です。


今回は、不完全な自分のままでいいから
自信だけは完璧にもっておこうよ、というお話。

POLAR BEAR BLOG: 大風呂敷を広げよう!
http://akihitok.typepad.jp/blog/2008/05/post-c390.html


大きなことを言うのは他のウソと違い、
将来の自分自身を作り出す効果があるそうです。


まず過大表現と普通の(?)ウソを比べた場合、
こんな違いがあるのだとか:


成績を過大に申告するような生徒を対象に行われた一連の研究によると、そういった誇張は他の真実をねじ曲げる行為とは心理学的に非常に異なったものだそうである。事態や過去の成績を実際よりも良く話す場合、ウソをついたり何かを隠したりする場合に感じる不安感が存在しない。さらに誇張をした人物は、自分の自己イメージに合わせるように頑張ることが多い。ある種の欺瞞は観客よりも自分自身に向けられたものであり、不器用なやり方だとしても、単なる自慢や格好つけではなく自分を高める行為なのだと研究結果は示唆している。


僕なりに言うと、根拠のない自信を持って事にあたれ!
ってとこですか。


ハッタリでもいいんです。
それをやる!
って大風呂敷を広げると、人間の脳はそれがどんなに無茶でも
実現するための情報にビッチリアンテナをはります。


で、少しづつ試していくうちに、加速度的にアンテナが敏感になって
そこになかったはずの道を切り開くこともあるんです。



逆に、自分を低く見るような発言をしてると、
同じように人間の脳は「自分がダメなこと」に関して
それを実現するための情報にびっちりアンテナをはります。
もう、自己暗示的にそれを実現していくわけです。


これは、周りで一緒に働く人には迷惑。
その人のもってるパフォーマンスの一番最低限でしか働かないのですからw


完璧であれ!!!

とはちょっと違うんですよね。


斎藤一人ふうにいうと、
「みかんは、みかんのままで完璧」
「いわしは、いわしのままで完璧」
「きのこは、きのこのままで完璧」
「これを、みかんがダイヤモンドのほうが輝いている! といって、みかんがダイヤモンドに劣ることを100や200見つけても全く意味がない」
のですよね。



で、「みかん」といっても種から木になって花を咲かせて
実になるまでそれなりに時間がかかるじゃないですか。


じゃあ、種はだめなのかとか、実がなってないからだめなのかとか
それも違うわけです。
種は種のままで完璧。
花は花の状態で完璧。
そのありのままの自分を認めることでやっと実ができるわけです。



んで、実際の社会では「なら、最高級のみかんになれ!!」などと
要求もされるでしょう。
今回なった実が、まだまだ糖度が足りないとかもあるでしょう。
それでもいいわけです。
現時点でそれは完璧なんだと。
次は、今回よりも甘いミカンを。おいしいミカンを作る!
という意気込みで、がんばったらいいわけです。


この少しでも上を目指そうというのが、大風呂敷。
根拠のない自信。ハッタリ。
アンテナから、おいしいミカンになる情報を
どんどん取り入れていくわけです。


どうせ完璧な人間などいないので、、、


どこまで達成しても、上には上がいて、
世界金メダルを取ったとしても、次は自分がライバルですし
さらなる高見が途方もなく続きます。


その意味じゃだれもが不完全。
100歳になっても発展途上。
でも、種だから、まだ花だからといってダメな奴じゃないんです。
不完全で、発展途上で、そのありのままで完璧と気づくこと。


ダメだと思うと、そこから実を腐らせてしまい、
自分をきちんと肯定できると、
そこからの一踏ん張りで去年よりおいしい実をつけることになります。


まあ、なんでいきなりこんなことを書いたかというと、


上の記事を見かけて、そういう人をよく見かけるので

「仕事するのに変な自己卑下暗示かけてんじゃねーーーーー!!!」
「おまえが悩むアンテナを張るのは、仕事をどううまく動かすかだーー!!!」

と、王様はロバの耳のごとくちょっとどこかではき出しときたかったのでw
(ちょとすっきり)



ちなみに根拠のないハッタリというのは、
この本で面白く解説されてました。


「心のブレーキ」の外し方〜仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー〜
「心のブレーキ」の外し方〜仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー〜石井 裕之

おすすめ平均
stars考え方を変えて読まないと意味がないね
stars激トク 自分を知る方法
starsあまりに非論理的かつ説明不足で腹落ちしない。
stars意思が弱い人におススメ!
stars和製成功哲学の新機軸

詳しく見る


前のブログでレビューもしてます。


3日坊主で終わらないセルフコントロール - あるSEとゲーマーの四方山話
http://finalf12.blog82.fc2.com/blog-entry-557.html



自分を低くみる人は、成長途上で常にちょっとずつよくなるんだと、
大風呂敷でもなんでも、ありのままの自分を認めてくださいな。
すると周りがずっと楽になるのでw


説明足りないならその本もオススメです。