teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

裏CEDEC?

KONAMI、スクウェア・エニックス、セガ、バンダイナムコの大手4社が“技術部”のあり方を討議
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20070929/cedec_04.htm


 今回のパネルディスカッションでもっとも盛り上がったのが、
「海外メーカーの台頭が著しい中、企業の枠の超えて、
日本のメーカー同士で技術交流を行なう予定はないのか?」
という趣旨の質問。


各社の反応は、主題である国内メーカー間の情報共有に対する意見ではなく、
“海外メーカーの台頭が著しい中”という前提に対する反論が中心を占めた。
やはり屋台骨を支える部署の責任者だけに、プライドを大いに刺激されたようだ。



 最初に反応したのがスクウェア・エニックスの村田氏。
「日本にも個々人で優秀な人はいる。
ただ、海外から学ぶべきところは学ぶべきというスタンスは持つべきで、
たとえば良い意味でも悪い意味でも効率化は欧米の方が進んでいるが、
これは取り返せないモノではない」と切り返した。



 続いて、バンダイナムコの斉藤氏も、
「海外はPCゲームが先にあって、それが今の開発に繋がっていて、
それがいまの開発環境に馴染んでいるだけ。
それが勝ち負けに繋がるかというとそうではない。
北米が山をぶち抜いて道をまっすぐ引くのに対し、日本は地形に馴染んだ形の道を引く、
そういう文化な違いがあるだけ」と反論。



 これらの意見に対し、セガ安藤氏は
「業界全体の技術共有は、できれば良いと思っている」と話を本題に戻し、
「ただし、日本の場合は、会社の縛りがきついのでどうしても牽制し合ってしまう」
と現状を冷静に分析。
その上で斉藤氏は、
CEDEC初日の夜に開催された開発者間のオフイベント“裏CEDEC”の存在に言及し、
「個人レベルでの交流は多い。
それが上司の愚痴だけになったらダメだが(笑)、我々としても何かしらのことは考えていきたい」と、
業界全体の情報共有に賛意を示した。


海外だとGDCとかで、交流や技術公開が盛んだけど日本はそうでもない。


しかし、海外のそれはFPSや、クライムアクションのリアル表現とかが中心じゃないだろうか?


日本の場合、ジャンルが多彩で、開発スタイルも、開発規模も一致せず(社内でもチームごとに違うとか)、
あまり交流とか技術公開に積極的ではないとか?


欧米でも人気のFPSやスポーツ以外の多彩なジャンルでは、
そう技術交流とかないんじゃないかと思うがどうだろう?




この記事を素人目で見て、技術部の統合が一番うまくいってるのは
「カプコン」かな?
(記事にないけどMTフレームワークストか)


後は、


「コナミ」
昔からマルチプラットフォーム戦略。
メタルギアチームの情報共有システムを改良?


「セガ」
ハードやってたノウハウで対応。
元CSKグループの、CRIミドルウェアとの連携も高い。


「バンダイナムコ」
ナムコのチームタイトルごとの人材交流が多い。


あたりがさらなる情報共有に向けて改革中。



んで、
「スクエニ」
というかスクウェアが、PS3の現状からマルチプラットフォーム化へ舵を切る。


特化するからこそ、そのハードで最高のゲームを作り上げるというような思想も、
時代の流れと、開発の肥大化には逆らえなかったか?


ホワイトエンジンがマルチプラットフォーム化に対応を試みてるみたいだけど、
FF13とか360にも移植するのかね?



業界全体の情報共有の活発化には期待。