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考えすぎてコミュニケーション能力が低い人へ

コミュニケーション能力の鍛え方を教えて欲しい
http://anond.hatelabo.jp/20140807005003

でも、少し話をしてる中で、少なくとも「嫌なやつ」ではないことがわかった。
真面目だし、素直だし、やる気はある。
でも、会話が成立しない、ただただ成立しない。


「AとBのどっちが好き?」と聞くと
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜という理由で、Cのこと嫌いじゃないです」
と返してくる。
辛抱強く最後まで聞いてから、
「で、AとBのどっちが好きなの?」と聞くと
「あ!Aです、すいません」と答える。


ずっとこの調子。本人に悪意はない、
単純にコミュニケーション能力が低いだけ、異様に、低いだけ。

(犬の糞は増田の訳だと思われるので引用しない)


もし、会話の本質を探るために
質問の前提をさかのぼり、抽象化して
会話するまでもない常識には触れず、
いかに例外の共通点を貫く仮定を出していこうか、、
という人は、、、まあ自分のことだが、めんどくさいw


まず通常の会話ができない
Aを言われてるのにずっと先のGを返し、
その背景を簡潔に説明できないうえ、
長々と説明しても納得してもらえそうもないので、
返答にフリーズしてしまうことがよくある。

相手がAやBを返してほしいことは分かってる。

が、それはワイドショーで
視聴者が見たい物を見せるかのごとく提供することであって
僕は本心を隠したまま、ウソを付いて相手に合わせることになる。
本心ではAやBが問題ではなく、
Gの方が核心に近いと考えたからだ。

相手に対して
テクニックで嘘をつきながら接していいのか?

NOだ。

だがそれで会話の返事に詰まったり、
論理をすっ飛ばした返答をすれば、
仕事どころか友達とのやりとりも難しくなる。

はじめは人の話を真面目に聞かない糞なやつだと思ってた。
何度注意しても言うこと聞かないし、質問してもずれた答えで誤魔化すし。

まさにそんな感じ、真面目さや素直さが認められるまで、
上司と連携がとれなくて仕事が辛い。



もしそんな昔の自分に
アドバイスするとしたらどうするだろうか?
というのをレベル別に考えてみた。

LEVEL1-1.会話は反射神経で反応する!


君の中でたくさんの事を考え抜いて
2段も3段もすっ飛ばした結論を返さない。

相手はそこまで考えちゃいない。
サクラ大戦の選択肢のように、
相手が想定してる選択肢のみから選んで返す。


LEVEL1-2.会話でスマッシュを打つな! これはラリーだ。打ちやすい球を返せ!


会話は相手の隙や事の本質を貫くゲームではない。
会話はラリー記録を伸ばすゲームだ。

力を溜めてスマッシュなんか打たれてはたまったものではない。
打ちやすい球を返す方がプレイしてて良いゲームになる。

LEVEL1-3.君の思ってる「会話」を放棄しよう!


君の抽象化能力を、わざわざ日常会話や、
仕事の伝達程度でフルに発揮する必要はない。
コンビニの買い物に全力でF1カーを用意しない。
原チャリで充分。

会話に本質を求めるな。
君は考えないまま反応するぐらいの方がちょうどいい。

LEVEL2.ギリギリ信じてもらえないぐらいの冗談で乗り切る!


「(男だけど)昔魔法少女に憧れてまして。ええ、月にお仕置きされたくて。」
「(クラブも行ったことないが)DJとか得意だったんですよ。
へいよーチェケラッチョ。へいよーチョッチョッちょっまてよ!!↑」

コミュニケーションなんて
その程度の意味なんだと思えw

ギャップがある方向で、ギリギリ信じてもらえない事でいいんだ。


真面目に答えることに頭を使うのではなく、
一生懸命冗談を考える方に頭を使うほうが、
無駄に本質や意味の迷路にはまりこまずに済む。


LEVEL3.大事な話は文章化しよう!


メールでも、筆でも、パワポスライドでも構わない。
本当に伝えたいことは、文章化する。
それは得意なはずだし、いずれ得意になれる分野だ。
反射神経で無駄な勝負する必要はない。
文章領域で本領発揮だ。

LEVEL4.自分以上の抽象化レベルの人を捕まえろ!


そうすれば会話で本領発揮しても楽しくなる。

そういう人は少ないし、そもそも通常の会話しないひとが
人の集まるところにいるのかどうか、
お互い通常の会話を苦手としたら
どうやって見つけるのかという問題はあるが、
類は友を呼ぶので、雰囲気でなんとなくわかる。

LEVEL5.会話の相手を信頼せよ!


会話の導入があまりにも常識的すぎて辟易してるだろ?
だからといって、本来やりたいレベルの抽象化まで
すっ飛ばす必要はない。

相手のレベルが低いのではなく、
相手は反射神経の後、ABCDEFGと順番に進めるから
思考経路のベクトルが真逆なんだ。
相手がモトローラの68000CPU(ビッグエンディアン)で、
君は x86CPU (リトルエンディアン)ぐらいものの考え方が違う。


しかも彼らは目の前の目的に優先度がソートされてるので
ほとんどBまでの選択肢で充分。
本質がどうこうよりも、
行動して修正するほうが目的へたどり着くのに早い
と考えるのが反射神経の人達で、このやり方も正しい。

だから性能ではなく、CPUそのものが違うのだから
相手によって、引き出しようによっては
何かの専門分野などで深い話に到達できないこともない。
同じコンパイルはできないけど、同じ結論にたどりつくのは可能。

それが例え部下でも年下でも
信頼と尊敬というフィルターをもって、
相手の言いたいことを返してあげると
より早く相手の深いところと対話できるようになる。

LEVEL6.会話は自分で考えずに相手に考えてもらう!


会話を2段も3段もすっ飛ばした
なんとなく抽象化したものが見えてたとしても、
それを自分で抱え込まず、相手に考えてもらう。

「それだとこういう問題が起きますよね?」
「こうすると矛盾しないですか?」
「どっちも矛盾しないアイディアとかないでしょうか?」
「なにか、アレとか、○○のアレみたいな、、、」
と、会話の中で思考の筋道を埋めて、
そのなんとなくの抽象化へ、
自分の考えたいことへ誘導していくんだ。

それによって相手が思いついたりとか、
2人の会話から生まれた笑えるネタなり、アイディアなりがでたら
もうコミュニケーション能力が低いとは言われない。


これは信頼関係がないと、
「黙れ小僧!!きさまに仕事の何が分かる!!!」
となるんだけど、
きさくに会話が通じるようになったら、
「あいつはいちいちうるさいけど、仕事には熱心」とか、
「めんどくさいけど、見どころあるやつ」とかに変わるので、
10回に7回は相手をイラつかせても構わない。
それで評価は下がらないどころか、上がることもある。
そのしつこい思考のクセは捨てなくていい。

むしろ、仕事や生活などたくさん矛盾する戦略レベルでは
常識を超えた抽象化がとても役に立つ。

LEVEL7.そこにウソもホントも、誠実も不誠実もない。相手がわかる言語で話すのが唯一の誠実さだ。

相手がAやBを返してほしいことは分かってる。

だからといって、
相手に対して相手が望むだけの答えを、
テクニックで嘘をつきながら接していいのか?

NOだ。


君はここを根本的に勘違いしている。
映画やマンガやゲームはフィクションで、嘘だ。
しかし、作者と視聴者の高度なコミュニケーションが成立している。

これが超難解な映画で、あまりヒットもせず、
それでもアカデミー賞取るような玄人向け映画があったとしよう。
それでは、一般人とコミュニケーションが取れない。

エンタメ作品の観客と、仕事仲間や、友人は違うだろうか?

違わない。
みんな気持よく、「いい意味」で騙されたいのだ。
そこにウソもホントもない。


だからといって、玄人向け映画が要らないというわけではない。
上映する観客を間違えてるのだ。
同じテーマを扱った映画でも、観客に合わせて上映内容は変えていい。
大衆向けの映画では表現できないことも、
そういう空気を匂わせるだけで充分だ。

使う言語も、相手に合わせて変えていい。
ファミコンにはアセンブラ
プレイステーションにはC言語
iPhoneには、Swiftで会話したらいい。
全部Lispで会話しようとするからおかしくなる。


ホントに抽象度が高いなら、
いろんな表現方法を学んで柔軟に対応すべきだ。
相手に伝える方法は言葉だけではない。
表情や姿勢や態度、声色すら会話に充分使えるのだ。

LEVEL8.コミュニケーションの一番の近道は、行動で示すこと

行動で結果を出し、相手を助け、フォローする。
言葉に出さずとも、信頼され、尊敬されるような人物になれば
口下手だろうが、無口な人だろうが、外国人だろうが、
問題なく溶け込める。

最初からそこを目指せば、言葉で相手を説得する必要はない。
コミュニケーション能力を解決するには、言葉よりも
笑顔と、行動が一番効果高くなる




、、というのが、
レベルごとの昔の僕へのアドバイスになる。



これを逆に、2つしかやり方がない仕事すら、
10も余計なことを考えて、優先順位がめちゃくちゃになる
ような奴を、普通の人はどうしたら扱えるだろうか?

指導1「やってみせて」あげる。

指導側としては、解釈は1つしかないはずなんだが
受ける側は10個も方法を考えるので1割しか当たらない。

つまりあれこれ可能性を考える論理バカには、
指導側の「常識」がまるで通用しない。

だから言うだけでわかるだろう、、ではなく、
目の前でやってみせる事が大事。

そして「させてみて」、
1回で覚えるわけないのだから
合格点がでるまで、毎日チェックする。

指導2 「論理バカ」の部下には「論理バカ」だった上司をあてる

これが一番手っ取り早い。
常識が通用しない相手には、常識のない上司が一番なじむ。
ルールブックに書いてないことは、
会社や顧客のためになることであれば
何やっても自由とか考えかねないので、
自由にやらせて責任取る上司に任せるのがよい。

真面目と素直さがあるなら、相談もせず
極端に馬鹿なことはしない。

気に食わない部下とか、理解できない部下なんて、
一緒にいてもアラしか目に入らなくなる。
土を掘っては叱り、埋めては叱り、
何もしなくても叱って、鬱まっしぐらなだけで、
そういうのは気が合う人に任せるのが一番。

指導3 「発明」「発見」「研究」「企画」の分野に置く

あれこれいろんな考えを思いついてやたら抽象化するのが好きならば、
そういうイノベーションが起こる役職につかせるのが最適。
決まりきった業界のフォーマットの中で
金を稼げる兵隊として扱うには、
常識的な思考を離れすぎてるので扱いにくい。

でもそういう場所で、
これまでとは違う発想やアイディアを出すには
うってつけの人材になれる可能性がある。


そういう人はどれだけいるのだろうか?

そういう人は少数派と書いたけど、、
意外と多いのではないだろうか?

世の中の仕事では体育会系や、ヤンキー系の方が
行動してから考えたりするので、
仕事の成果が出やすいとも言われる。

そうすると論理バカのコミュ障オタクは、
成果を出して出世した反射神経に優れた上司たちとは
特に若く焦ってる人達とは相性が悪い。

たんに採用されないとか、うまく世渡り出来ないとか、
周りからのバッシングに弱いとか、
それこそ他人とあまりとミュニケーションとれないばかりに
世間の日陰者として能力が発揮できないとしたら、
組織でその常識からはずれた視点は活用されず、
みんな汗と努力で頑張るのが正義だとしたら
ちょっともったいない話とも思う。


体育会系や、ヤンキー系に使われるのが相性悪いだけなので
組織の中で、「ロジックレイヤー部門」とか、
他部署では扱いづらい論理系の新人をまとめて扱う部署、
扱える部長を設けて、そこから頭角を現した人らを、
権限移譲込みで分散させるのも悪くないかもしれません。

単純に、その人が成果を出して周りから評価されたら、
その人のディスコミュニケーションは、
周りが理解できてなくても
「まあ、あの人はああいう感じの人だからw」と、
いい感じに吸収補佐してくれるので、
通訳や文章化も必要無くなるからです。




「長すぎる」「記事自体が全力スマッシュだ」と言われたので、
別の表現で短く書きなおした↓

コミュニケーション問題をMMORPGで考えてみた - teruyastarはかく語りき
http://d.hatena.ne.jp/teruyastar/20140809/1407559126