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Kindle unlimitedがしくじったのは欧米書籍と同じページ単価で日本の漫画まで取り込もうとしたからでは?

言いたいことはタイトルで全部なのですが。

Kindle Unlimitedに参加したら月296万円稼いだ話 - 同人サークル「IronSugar」の戯言帳

アマゾン「キンドルアンリミテッド」サービスにおける
講談社 作品の配信停止につきまして(pdf)
http://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/20161003amazon.pdf


Kindle Unlimitedは出版側にとって神か悪魔か - ITmedia Mobile

 まず、AmazonはKindle Unlimitedで作品を読まれた作家さんたちに払うお金を「グローバル基金」という形で毎月用意します。これを、その月に読まれた全世界全作品の合計既読ページ数で割り、それに各作家の読まれたページ数を掛けることで報酬を算出します。

細かな契約内容がどういう状況なのかわからず、大手出版社はまた別契約のようですが、これらの情報から推測できるのは

「ページ単価を漫画と書籍で同じように扱ってしまたっのでは?」

「日本における漫画市場を考慮せずに、そのグローバル基金を日本人が漫画を読むスピードで食い尽くしたのでは?」

といったところでしょうか。

もし、世界中のサービス加入者からなるグローバル基金の5割とか7割を日本人が読む漫画だけで消費したとしたら、欧米の作家への還元率が極端に減り、作家が離れて、日本の漫画のせいでKindle unlimitedが成立しなくなる可能性もあります。ページ単価が全て同じなら、技術書や教科書のような学びながらじっくり読んでいく書籍はかなり不利ですね。Kindle単体での売上もほぼなくなったものは出さないよりマシということもあるかもしれませんが。

アメリカにもコミックはありますが元の単価は日本よりずっと高いですし、日本みたいに漫画週刊誌が毎週何十冊も発行されてるわけではないので、そこまで問題にならなかったのかもしれません。でも、日本は日本のサービス加入者の基金だけで運用しないとこのページのみの値付けはまずいですよね。もしあとから日本だけグローバル基金から切り離されると、単価は10分の1とかになってしまう恐れもあります。それぐらいの変更がAmazonの一方的な通知であったとしたら、それは最初の約束(グローバル基金からのページ閲覧数)と違うということで怒るでしょうけど、これはちょっと日本の漫画市場におけるページ消費速度をあまり考えてなかった結果ではないでしょうか。


Kindle unlimited が再スタートするには、
「日本だけ改めて基金別にする。」
「コミックの分野と、通常の書籍や雑誌で単価を分ける。」
「ページ単価ではなく、本を開いてる時間で単価を計算する。」

などで、サービス料金の大半を日本のコミックで吸い込まない、あるいは日本は日本だけで完結する体制が必要になってくるのではないかと思います。