teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

『激笑 裏マスメディア 〜テレビ・新聞の過去〜』が面白かった

●NHK放送記念日特集
『激震 マスメディア 〜テレビ・新聞の未来〜』
http://www.nhk.or.jp/special/onair/100322.html
今後、マスメディアはどう変革していくべきなのか。
変革するためには何が必要なのか。
そして、それは私たちの暮らしにどんな影響を及ぼすのか。
世界のメディアの最新状況を伝えるVTR取材と、
有識者によるスタジオでの討論をもとに、
ネット時代のマスメディアのあり方について考える。


<キャスター>
藤沢秀敏解説委員長、
黒崎めぐみアナウンサー


<ゲスト>
日本新聞協会会長   内山斉  
日本民間放送連盟会長 広瀬道貞 
ドワンゴ会長     川上量生 
ITジャーナリスト  佐々木俊尚
学習院大学教授    遠藤薫  
NHK副会長     今井義典 


この番組は、ツイッターもやっています。
アカウントは@nhk_mediaです。
ハッシュタグ「#nhk_media0322」でつぶやきをお待ちしています。



●ksorano(Ustream生中継)
『激笑 裏マスメディア 〜テレビ・新聞の過去〜』
http://www.ustream.tv/channel/ptf-live
明日22日22時からNHKスペシャル http://bit.ly/9dWmRE
突っ込みをいれる裏番組
『放送記念日特集 激笑 裏マスメディア 〜テレビ・新聞の過去〜』
をUstします!


参加者:
上杉隆さん、
堀江貴文さん、
津田大介さん、
切込隊長山本一郎さん、
弾小飼さん


ハッシュタグ
#ura_media0322
みなさんも同じ番組を見てご一緒に突っ込みまくりましょう!


ツッコミといっても、
NHK番組の方がどう変革していくかの討論に至らず、
それぞれ言いたいこといって終了。


裏番組の方は放送中は同時放送に無理があってグダグダ。
NHK放送後に、ドワンゴ会長、川上量生氏が合流して
そこから本領発揮。
ネット番組のありかたと、
ホリエモン絡みの裏話を中心に居酒屋談義となり、
それがとても面白かったです。*1


NHK番組で会話が成り立たなかったこと


裏番組で、
NHKのVTRはよくまとまってた」が、
「爺さんたちとまったく話が噛み合ってない」
「え? 爺さんたち話そこから?」
「佐々木さんや川上さんにあまり話ふられなかったよね?」
みたいな意見があった。
ロートルがまったくネットで起こってる変化を
理解してないみたいな。


僕も番組見てそう思った。
おばちゃんは立場的にともかく、
TVと新聞代表のじいちゃん二人。



でも、
実はそうじゃないのかも。



あの二人が自分たちの敵である
「ネットメディア」を、
よく理解しているとしたら?



理解した上で、自分たちのシェアを
これ以上崩さないためになにをするか?



敵に対する最大の攻撃、
愛情の正反対、
それは「無視」だ。


マスコミ最強・最終の武器(FTKST Magazine)
http://ftkst.com/p7241



これを、歴戦の爺さん二人が意識しないわけがない。
するとこのマスメディア変革をうたう番組は、
ネットと融合を計ることを模索するNHKとしてはOKでも、
そうでない民放としてはやっかい。
出演しないという手もあるが、
それでは理解ある人達だけで番組が成立してしまう。


ならば、

出演した上でネットの会話を完全に無視だ!


結果、番組の会話は一切噛みあわず、
ネットをあまり使わない視聴者にも
何かよくわからないまま変革への理解が遅れる。
これで爺さんらの局地戦は戦術勝ち。



一方の川上氏

NHK終了後


Twitter / KAWANGO:
http://twitter.com/kawango/status/10874652755


裏番組では「これは黒歴史」発言。


たぶんここは、川上氏も、佐々木氏も、
爺さんの理解など完全無視で、
VTRにそったまま番組テーマの
メディア変革を語るべきだったかもしれない。


裏番組の告白では
そういう流れに持って行きたい意図もあったそうだ。
だが、さすがに司会はそれを許さない。
最近目にするようになった企業と、ジャーナリスト、
かたやTV,新聞界重鎮。
どっちの発言に時間や気を使うか言うまでもない。


つまり今回の討論は
すでに番組を舞台とした
利権保守と、
変革側の戦いが、
心理戦で激しく行われていたのである!!



、、などと妄想しながら見てたら、
NHKの方も楽しめましたとさ(・∀・)

*1:誰かのまとめ期待