teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

西野サロンは月額千円で参加できる文化祭では?

note.com
これね。
僕はサロンの人じゃないけど、説明は下手だなと思うw
いつものように複数の記事と、著書とYoutubeあたりから考察。

マルチだカルトだ宗教だ洗脳だと、ブコメで凄い批判されてるけど、
月額千円の西野文化祭でしょ?
他に集金システムがなさそうなので問題ないのでは?

私の人生はチームには無いし、オンラインサロンにもありません。
私の幸せを決めるのも、つくるのも私自身。
その事実から逃げるのは、もうやめようと思っているんです。

オンラインサロンはあくまでプラットフォームのようなものであり、
それ自体に私の人生を変える力はありません。

洗脳されてるようにも思えない。

私は10万円と労働時間で”信用”を買いました。

ここに反応する人も多いけどさ、

最終的にチケットは目標であった100枚を大きく超え、158枚(79万円分)を売り上げました。

とあるから、別に10万損したわけじゃない。
原価で仕入れたものを原価のまま売ったなら営業努力だけ。

正確には
「私達はチケット79万円販売した分の、サロン内の信用と営業経験を得ました。」となる。

私は「えんとつ町のプペルのブロードウェイ公演がしたい」という、挑戦を応援することで信用を得て、今度は自分の挑戦を応援して貰えるチャンスを得ました。

これは仲間から認められて、自分の企画をクラウドファンディングに通すターン。クラウドファンディングにプレゼンしたあと、投資するのはやはりサロンメンバーか知人だろうか? VRの人の額見ると、一定の投資集めたら、その何倍かのサロン予算ついてそうだけど。

とはいえ学生からの付加価値といっても、サロン内では「頑張ってるこの人を応援したい」という、新たなファン活動かもしれない。でも行動するのは1割未満だろう。この行動できるというのが大事で、例えばつまらないお笑い芸人有野でも西野でも、TVで接触効果が増え、顔や名前出せるだけで親しみがわき、欠かせない存在価値が深まる。 ほとんどの人は顔も名前も恥ずかしくて出せないので、前に出て目立つとこで頑張るだけで価値がでる。メインの投資するのもガチャ課金できる大人だろうしこの規模だとほんとにお金回ることはありえそう。

西野亮廣エンタメ研究所内部では、ここに書かれている”信用経済”でお金が回っています。

「信用経済」は、岡田斗司夫が言ってた「評価経済社会」というのとほぼ同じ。西野も著書で「評価経済社会」を知ったと言ってる。

しかし、この先「信用経済」が「貨幣経済」に取って代わるみたいな言い方は筋が悪い。錯覚させた西野の責任。昔から「信用」はお金に変えれた。君に任せるからやってみたまえとか、信用をもってないと大きな資金は託されない。友達同士の小さな貸し借りでもそうだ。学者が「ほんまでっかTV」に3万円のはした金で出演したとしても、TVの信用を得れば、講演のギャラは10倍に膨らむし、NHKの筋肉体操もできる。昔から存在してた経済である。

なので「信用経済」という他人の言葉を使わずに説明する必要がある。

西野のポイントとしては「信用全振り」
お金に困らないためには、お金を稼ぐのではなく、信用を稼ぐのが一番だということを体現している。

サロンの信用を失わないための、絵本や、プペルやその他のプロジェクトである。
サロン収入は自分の生活費そこそこに、全部をプロジェクト投資してるので儲けすらも信用に全振りしている。

自分の利益を直接追わず、周りを豊かにしていけば人が集まり、協力も得られる。周りの豊かさは金銭的にでも、精神的にでもよい。信用でいえば後者の方がずっと重要だろう。

他に集金システムがなさそうと言ったけど、元記事リンクにもある無料公開著書にはこうある。みんなこれ読んでないよね?

r25.jp
スタッフになれる権利を買った彼らは、美術セットを作ったり、照明を作ったり…『サーカス!』を作るまでの「仕事」に価値を見出した。

スタッフは、客席の最後列から、自分達が作ったイベントをニヤニヤしながら観ているんだよ。

文化祭に近いかもね。

これ、本当に面白くてね、『サーカス!』のチケットって、「SS席」「S席」「A席」「B席」、そしてオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』内だけで販売される「サーカス!のスタッフになれる権」があるんだけど、毎回、「スタッフになれる権」が一番初めに売り切れるんだ。

ホント、数秒で売り切れる。

と、なってくるとね。

今、2000席のうち、1800席が一般席で、200席がスタッフ席なんだけど、一般席を1700席にしてスタッフ席を300席にしてもいいわけじゃない?

ていうか、「スタッフになれる権」の方が「B席」よりも値段が高いので、イベントの売上のことを考えても、その方がいい。

ここを突き詰めていくと、究極は、スタッフが有料で、お客さんが無料というイベントを作ることができちゃう。

これまでの「お金」や「働き方」の常識が染み付いている人達からすると、もう、ワケがわかんないよね。

サービスを提供する側がお金を払っちゃってんだもん。

でもね、それぐらい今は「作ること」が娯楽になってきている。

完成品を受け取るのではなくて、完成させるまでの苦労や達成感に価値が発生しているんだ。

それに、「圧倒的に面白い作品」や「圧倒的に面白いイベント」の作り手側に回ると、自分の信用ポイントが上がる。

「サーカス!を作った俺」っていう感じで。


スタッフとして働く権利を数千円とか数万円で売ってるんだよねw
実際、スタッフロールに名前が乗れば履歴書に書けるし、7万4千人いるサロン内の信用も上がるだろう。

みんな「働く側がお金を払う」ことに意味がわからない、労働基準法に反すると言ってるけど、得られる体験がお金を上回るというのは「労働」じゃなく「祭り」なんだよ。同人活動なんかにも言える。ライスワークとは別の活動。

イメージわかなければ、エヴァ新作の動画1カット担当できる権利とかにしたらお金払ってでもやりたい人結構いるんじゃないかな? もし時間戻せるなら金払ってでも作画崩壊してた初代ガンダムTV放送に参加したいでしょ?

Googleが大学の「キャンパス」という文化の延長で組織を作りあげたように、西野サロンの「文化祭」というコンセプトはとてもうまくマッチしてると思う。鈴木敏夫が「プロジェクトはお祭りにして、スタッフを熱狂させなければいけない」というように「祭り」というコンセプトとアマチュア感覚は日本人と非常に相性が良いように思える。「コミケ」とか「ニコニコ超会議」とかね。

「祭り」であれば、祭りを楽しむ参加者じゃなく、お神輿担いだり、花火打ち上げる、祭り作る方も面白そうと思うでしょ?


この「信用全振り」というのは、サロンメンバーや西野本人だけでなく、サロンの出資としても動いている。


はれのひ事件を覚えてるだろうか?

成人式で被害にあった人達に向け、八王子市やいくつかの業者が救済に動いたが、真っ先に行動したのが西野サロン。

ameblo.jp
応募が殺到したので、追加募集は被害者のみの限定。
新サービスの宣伝になるから、1ミリも気を使わないでいいという大盤振る舞い。

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結果、数百名の参加、費用数千万円。クルーザーでの式で追加して2隻。
でも協力会社がいくつか名乗り出たので、負担はそこまでいかなかったそうな。


これも偽善だ宗教だと批判する人は一部いたものの、西野サロンとして信用に全振りした。ここで成人式をした人達やスタッフからは一生分の信用を勝ち得ただろう。

西野の隣にいつも写ってるスタッフ、田村有樹子氏の発案で彼女の仕切りなしには実現出来なかった事も特筆に値する。


そうはいっても、働く側がお金払ったり、慈善事業で成人式やってどうやって食っていくの? と疑問あるだろうけど、その慈善事業が7万4千人超える月額課金の信用となったり、祭りに参加する人も外のライスワークとは別だったりする。祭りといっても、365日神輿や成人式をやるわけじゃないでしょ?

著書を見ると、サロン内で普通の貨幣経済も回ってるようだ。

この人数になってくると、それこそ一つの「町」で、そこには、あらゆる職業が存在する。

ボクのサロンには、「エンジニア部」や「デザイン部」や「不動産部」、中には、公務員の情報交換を目的とした「公務員部」といった様々な部活動があって、経営者が集まる「経営者部」なんかは3000人を超えている。


サロンでの学びを実生活に持ち帰る人もいれば、サロン内で仕事を回す人もいる。


経営者部のメンバーは、イベントのロゴや、WEBサービスのデザインの依頼を「報酬○○円」とコンペ形式でデザイン部に投げたりしている。


ボクがWEBサービスを作る時は、エンジニア部にギャランティーをお支払いして開発をお願いして、デザイン部にギャランティーをお支払いしてデザインをお願いしている。


先日、経営者部から、「都内に貸し会議室があると助かるんだけど……」と相談されたので、サロンメンバーだけが利用できる貸し会議室を都内に作ったんだけど、これも、不動産部にギャランティーをお支払いして物件を探してもらって、建築部にギャランティーをお支払いして、内装工事をお願いした。

中のプロにはちゃんとギャラ払って頼んでるんだよね。
「アマチュア」が「祭り」を金にするのは難しいが、「プロ」なら「祭り」の仕事を金にすることはできる。アマチュアのコミケが金稼げない祭りで、プロのコミケが金稼げる祭りのように。

西野のオンラインサロンに関して絶対わかりあえない壁がここ。

「アマチュアだろうが "労働" には "給料" を払うべきだ。」

という固定観念なんだけど、これは労働組合の理想論で「会社」にしか通用しない。西野のサロンも人材育成のジョブトレーニング施設ではなく、プロしかできない仕事は金払ってプロを雇う。しかし、

「 "労働" じゃなく"遊び(祭り)" なら金を払ってもいい。」

という考えもあるだろう。
賃金の発生する「プロの仕事、労働」か、逆に賃金を支払う「アマチュアの仕事、遊び」かというのはそのクオリティにある。コミケで大半が趣味の赤字なのと、壁サークルがプロとして黒字なこと。ニコニコ超会議でギャラで参加してるプロと、趣味として参加の素人。球場に金を払って遊ぶ草野球と、観客から金をもらうプロ野球。

基本やってることが同じなんだから、同じ行為を全て「労働」というなら、赤字のコミケ参加者は全て準備会に労働対価を請求すべきで、超会議参加者は全てドワンゴに労働対価を請求すべきで、草野球やってる人も労働の対価としてチームや観客に対価を請求すべきだ。対価を支払わないのならコミケも超会議も参加すべきではないし、草野球を無料でやるべきではない。

はてブもサロオーナーのはてなが利益総取りで無料でコンテンツ探してきて無料でコメントして盛り上げて搾取されてるんだから同じようなもん。どう言われても皆はてなじゃなく自分の楽しみのためにやってる言うでしょ


その通り。これらの批判を「はてブ」でやるのも矛盾している。僕らははてブでホットエントリーを生み出し、コメントを費やしてはてなのコンテンツエンジンとなって無料で「労働」している。その利益をはてなが搾取している。「労働」に対する「給料」を請求するべきで、はてなが支払わないのなら「はてブ」という無料労働を辞めるべきだ。Twitterも同じ。

無課金ソシャゲ勢に至っては、課金勢に優越感をもたらし、運営が利益を搾取するという、2重に悪質な「無料奉仕労働」である。オンラインの無料MMOや対戦ゲームもそう。いやMMOなら月額課金勢か? 労働の対価を訴えるなら、運営会社に給料をもらい、払ってもらえないなら即辞めるべきだろう。

あなたがソシャゲやMMOでモブ雑魚プレイヤーやってるのは「労働」だけど、自分の意志でやってる「遊び」というでしょ? ドワンゴの祭りを盛り上げるための「労働」も自分で好きだからやってるというでしょ? 壁サークルのためにクソ雑魚島販売で祭りもりあげる「労働」してるのに、自分は壁サークルの利益のためにやってないというでしょ? 一緒だって。それぐらい「遊び」と「労働」の境界線は曖昧。

プロジェクトごとに集合と解散を繰り返しているんだけど、制作過程のイチイチを1万2000人全員が共有しているので、次に新チームを結成する時に、世界観やルールをゼロから説明しなくても良い。


そして、全員が「次、こんなプロジェクトがあるんだけど、やりたい人は、この指、とまれ〜」でスタッフを集めているので、そもそも、そのプロジェクトには前向きなスタッフしかいない。


おかげで仕事のスピードとクオリティーはピカイチ。


大企業なら1年かかることでも、ウチなら1週間ほどで決着がつく。

そりゃ、エンジニア、デザイナー、経営者、不動産、公務員が複数揃って、ビジョン共有してる会社なんてないから、ある意味強い。というかこれは西野が潤沢なサロン資金から利益度外視で、みんながワクワクして信用が上がるかどうかしか考えてないから判断早いのだろう。投資家に利益還元する株式会社じゃひとつひとつほんとに利益出るかどうか精査するから無理。

毎度、「いい仕事をするなぁ〜」というメンバーが数人いるんだけれど、どこの会社にも所属していない「フリーランス」の人が多かったりするんだよね。

その代わりに、彼らは複数のオンラインサロンを渡り歩いている。

ボクのオンラインサロンだったり、ホリエモンのオンラインサロンだったり。

その先々で、面白そうなプロジェクトがあれば、「ボク、やります」と手を挙げて、仕事を取っている。

彼らは「面白いプロジェクト」にしか参加していないので、「いつも面白いことをしている」という信用を稼いでいる。

何度も言うけど、稼いだ信用は換金できる。

ある時、彼らに「会社に所属しない理由」を訊いてみると、なんとも痛快な答えが返ってきた。

会社に所属してしまうと、会社の事情で場合によっては『面白くないこと』に参加しなければいけなくなって、信用を落としてしまうじゃないですか

いや、腕のいいフリーランスはみんな仕事選びます。
しかしオンラインサロンが、その選択肢に入るというのは面白い知見。

この著書は2018年ゆえ1万2千人となってるが、2021年1月Facebookグループの登録は7万4千人。もしかして7万4千人の中にStudio4℃のスタッフなり経営者なりいたら、映画化案件なんかゲットしやすいかもしれない。

 

blog.livedoor.jp
こちらも最近ホッテントリに上がってきたやつ。

いや、いくらOculus Quest2が発売されたとはいえ、俺だったらまだVRは様子見、、
どんな企画かわからんが、有料アプリでもプロモーションとしても4500万のリクープは難しいんじゃないだろうか?
よく、学生の土下座でGoサインだせるなw

とはいえ、これがバンダイナムコなら予算も少なすぎて通らないとしても、野生のフリーエンジニアや、いろんな人脈使えるサロンならありか?
この予算でVR1作目の経験値積めるとしたら安いものかもしれない。
めちゃめちゃ批判されてるけど、学生インターンが月額千円でできる経験としては破格?
バンダイナムコに就職してもまずディレクターのチャンスなんてこないしね。

いや、ライスワークのために就職はした方がいいけどw

いくら西野サロンが文化祭といっても、普通、学生や社会人1-2年目に任せないような大きな祭りを経験できるのはやっぱでかい。プロ未満、キッザニア以上の真剣な遊びと考えれば人によっては悪くない出費じゃないだろうか?

今の世の中で「文化祭の延長」からもしかして目指す仕事へつながる可能性と、就職以外でいろいろ体験できるとしたら、こういうサロンの存在もあり?


学生が生活貯金全部使ってリスク取る、などは背水の陣で信用と同情得てもちょっと賛成しかねるけど、生活する分に余裕のあるお金や、サロンの金やクラウドファンディングで他人の金使ってやる分にはね。

あと「カルト」だ「宗教」だって意見たくさんあるけど「会社」「学校」「家族」「恋人」とか人間関係の全てに洗脳と依存の宗教関係あるからな。自分とこがブラックやメンヘラだったらまさにだろうが、ホワイトでも他人からみたら充分カルト。


著書からもうひとつ

《今、大阪ミナミにいるんですけど、近くで美容室を経営してる方います? 髪を切ってもらいたいッス》

まもなく近所の美容室で働いているサロンメンバーから手が挙がり、彼の店に行くことになった。

最初はサロンメンバーの店を支援するつもりで行ったんだけど、どっこい、そこで受け取ったものは大きかった。

自分と同じようなコトを面白がっていて、共通言語を持った彼との会話は、寄り道もなく、本当に心地良かった。

初めて行く美容室の会話って、お互いに距離を探り合って、最後まで全然盛り上がらないじゃない?

あの感じが、まったく無かった。

このことをサロンの皆に伝えたところ、

「俺も、サロンメンバーが働いている店にお金を落としたい」

「私も、よく分からない人が働いている店にお金を落とすぐらいなら、話が合うサロンメンバーの店にお金を落としたい」と皆が言った。

なるほど、面白い。

ということは、サロンメンバーが働いている店の場所が一目で分かる地図さえ作ってしまえば「サロンメンバーが働いている店」と「サロンメンバーが働いている店に行きたいサロンメンバー」をマッチングすることができる。

さらには、『西野亮廣エンタメ研究所』に所属するサロンメンバーの店の売上を具体的に伸ばすことができる。

さっそく、エンジニア部に声をかけて、たった一週間で『エンタメ研究所MAP』が完成した。

マップを開くと、サロンメンバーが働く店の場所が一目で分かるんだ。

現在1万2000人のサロンメンバーは、この地図を使って、店を検索している。


もちろんボクも、店を選ぶ時は、この地図を使って、サロンメンバーが働いている店に行っている。

どうして、この地図の需要がここまで高いのか?

このマップは、オンラインサロンの人脈を最大限生かしてそう。
こういったメリットがあるなら、個人経営の飲食店やどこかのフランチャイズ経営者などは月額千円以上の価値があるかも。というか「経営者部」が多すぎるのはこのせいではw


まあ、国内最大のオンラインサロンがどう運営されてるのか?
この大組織の運営で起こるさまざまな問題をどうさばいていくのか?
というのは経営者目線で千円以上の価値があるかもしれない。
オンラインサロンとして経営者同士の繋がりもあるだろう。


それだけ経営者層が多いなら「引き抜き」とかないんですかね?
サロンメンバーとして信用を勝ち取るというのは、その行動力や結果に対して3000人以上の経営者(予備軍?)に評価される可能性もあるわけで。例えばYoutubeで西野が漏らしてたけど、吉本の大崎会長も名前隠してメンバーにいるようで、お笑い芸人としてじゃなく、マネージャーとして引き抜きたい人とかいないのかな?


批判コメントにこういうのがあったけど

うちわでしか通用しない信用に傾倒している。

みんな西野サロンを外の世界に影響ない小さなコミュニティと思ってるけどさ、3000人以上の経営部に有能フリーランサーも含め、国内最大コミュ7万4千人が外につながってるという規模は無視できないよ。はてブ使うアクティブユーザーより多いかもしれない。この規模で認知されたら充分な価値になりえる。むしろ7万4千人以下のつながりで商売してる会社の方が圧倒的に多い。

西野サロンを退会し、西野にまったく関係ない場所で、西野とまったく関係ない事業でクラファンしてみれば、自分がどれだけ信用を得られたのか分かるんじゃないかな。

批判してる人の会社はそもそも社員7万4千人いるのかと。そこで社長や上司の信用勝ち取れてるのか? あなたの社内での信用は他社の転職に役立つのか? 自分が会社辞めて会社と知人とまったく関係ない事業でクラファンしたら、、って問うと死にたくなるでしょ? じゃあ一緒だって。

今は頭おかしい宗教扱いされるオンラインサロンだけど、慶応卒とか早稲田卒のOBつながりのように「あのきついとき西野のところで頑張ってた人ね」と認知されないとも限らない。

「オンラインサロンが世間にもっと認められてからの参加でもいいのでは?」

という意見もあるだろうけど、初期のウルティマオンラインの混乱が一番面白かったというのもある。はてブだってサービス初期の、技術者とインテリばかりの方がずっと濃いコメント多くて、年月たって大衆化していくほどそういう人達が離れ、脊髄反射の薄いコメントに埋め尽くされるようになる例とかね。

minsalo.com
例えば先程の田村有樹子氏は自分のサロン立ち上げて2800人突破。
ほとんどが西野サロンの人だと思うけど、もっと話を聞きたいとか、一緒にお喋りしたい、この人ならもっと応援したいという人が2800人以上いる。一般には知られてなくても、それだけの信用を勝ち取ってきたのだろう。


個人オンラインサロンが「上がり」かというと、これはそうそうできるもんじゃない。
西野サロンのみんなが、西野サロン内の信用だけで「上がり」を目指すのはそもそも成り立たない。

キミが「自分もオーナーになって、自分のオンラインサロンを持ちたい」を選ぶのなら、それはそれで応援したい。

というわけで、ここからは、国内最大のオンラインサロンを運営するボクが、日本で一番説得力のある「サロンオーナーに必要な条件」についてお話しするね。

とあるので、詳細は著書を。
、、と言っても元記事のリンクから著書読んでたらあんな批判にはならないので、結論抜き出すと

現在(2018年)、オンラインサロンは“迫害段階”なんだ。

5〜6年前のクラウドファンディングと全く同じで、今、オンラインサロンをやっていると、「宗教でしょ?」とか言われちゃう。

オーナーもメンバーも両方ともね。

メンバーからすると、毎月、いくらかお金を払って参加してるというのに、たまったもんじゃないよね。

オーナーは、メンバーが味わっているこの痛みを拭ってやらなきゃいけない。

でも、どうやって?

(略)

「みんなが集まれる場所を提供しま〜す」だけでは、乗り切れない。

批判を全て跳ね返すだけの圧倒的な作品をコンスタントに発表できる力が必要だね

幻冬舎の箕輪さんのオンラインサロンでは、年間に100万部の本を売っているし、ホリエモンのオンラインサロンでは宇宙ロケットを飛ばしている。

とある。これをできる人は限られるだろう。
あるいは、田村有樹子氏のようにみんなに愛され、応援される信用を長い時間かけて勝ち取っていくか。


一応これが西野に近く古い人ほど有利なマルチと違うのは、やりようによっては西野サロンから、才能と作品と楽しい性格で、西野から客引き継いだうえ西野サロン以上の独立したサロンを作ることも可能な点だ。別に複数のサロンまたいでも、自分でサロン作っても構わないのだから。

となるとYoutuberがコンテンツずっと生み出したり他のYoutuberとコラボしたり、同人作家が毎年2回作品作ったりとかも本質は変わらないよね。それを自分だけでやるか、ファンコミュニティを運営し、巻き込んで一緒に大きな物を作っていくかの違い。自己実現という意味では自分のコンテンツを作りたいが、誰かのサポート、イベントの仕切り、ディレクション、エンジニアやデザイナーの方が適職ということもあるだろう。

批判もうひとつ。

鴨かどうかより、他人のコンテンツを売ってることで何かを成したと思うのはなんか違う気がする。自分や自社のコンテンツを売るならまだわかる。

なのでこの批判は的を得ていると思う。自分でYoutubeや同人やなろう小説でコンテンツ作れるならそっちの方がもっと自由で割がいい。とはいえアンダー25で得られる月額千円の文化祭活動が洗脳や詐欺かというと、別に悪質には見えない。確かに行動力が空回りする人が目立つけど、大半はROM専だろう。


西野が本気でディズニー超え目指すなら、他にも大量のコンテンツに原作者や監督が必要だろう。方向性が合う人なら、西野をプロデューサーとして利用するのもありかもしれない。


んで、貯金はたいて空回りしちゃった80プペルの人だが、、

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そうすると色んな方から「買いたいです!」「手伝いたい」「頑張れ」など連絡いただきました。
ほんとに言葉にできないぐらい嬉しい...ありがたい。

(略)

あるオフ会の2次会!飲食店を経営されている方が夜11時すぎているにも関わらず駆けつけてくださいました。

チケット台本をどうしようかという相談をしたところ

『それを他の誰かじゃないあなたから買うことで相手がどう幸せになるのか言える?』

・・・自分から買うメリット。何も思いつかないし、、でも買うって言ってくれてる人もいるし、、

『助けての同情で買ってもらって外で稼いだ大事な3000円のお金をもらう。後でありがとうの気持ちより同情で買っちゃったなとなるかもしれない。それは搾取にもなりかねる。』

・・・返す言葉もないですね。本当にその通りです。

『仮にそれで売れても関係はそれで終わりで自分に信用も残らない。残るのは少しの利益だけ...』

・・・確かに、買ってもらったそれで終わりかも…自分を変えたいって言ってたのに

『自分が始めたことだからその80セットの約24万は自分で責任をもって負担して、自由に80セットという武器を使ってどう幸せにするかを考えよう』

まってwwww
何も出来ずにリスク取った人に対して意識高すぎww
買うの邪魔しないでw
買ってから諭してあげてw

7万4千人、国内最大のオンラインサロンだよ?
同情でもなんでも、80プペルぐらい絶対さばけるじゃん。
挑戦する人、応援する人、のサロンでしょ?
間違ったリスク取った人のフォロー含めてのコミュニティだと思うけどなあw
言ってることは正しくても、出会いが悪すぎ。
西野か誰かフォローしたれよ。してるかもしれんけど。

自分で「どうしたらいいか分からない。助けてください💦」と言えたり、カッコつけずに素直に思っていることをさらけ出したりしてきました。
一つ、壁は超えられたかなと思います。

これが救いかな。大人になって周りに助けてと言えない人多いので、生きていくのにかなり重要なスキル。

まあ、20代でこれぐらいブレて迷うのは別に珍しくないかと。

この人に余計なアドバイスするとしたら、自分が何のプロとして生きていくか、いろいろ試しながら決めていくことかな。その方がサロンでも何をすべきか、サロン内のどのプロと仲良くなって教えを乞うかずっと明確に動きやすい。こういう余裕ある大人たちは若者に教えたがりだ。そしたらいずれクラウドファンディングの特典にも自分の技術提供できるようになるわけだし。

 
もし自分に子供がいたら「お前は何のプロとして生きていくかとりあえず決めろ」と小5あたりから、毎年聞き直しその準備に協力するかな。子供が想像できる職業は狭いので目標はいつ変わってもいい。自分が何者であるかブレずにすむし、それにつながる勉強にも身が入る。これで生きていけるという自信があれば、意識高い集団に依存する必要もない。信用経済でも貨幣経済でも生きるにはプロとして武器もつ必要がある。プロの武器一つでも信用が稼ぎやすくなる。複数組み合わせたら無敵。武器なしで狩りにでかけるにはよほどの知恵か時間が必要。

新世界 (単行本)

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  • 作者:西野 亮廣
  • 発売日: 2018/11/16
  • メディア: Kindle版
 

まあ、こういういろんな問題がこれからも起こること込み。オンラインサロンが宗教みたいに見られる事や、労働、祭り、遊びに対する理解の違いはあれど、マルチや悪徳宗教お布施みたいな、やばい集金の話が7万4千人の中から出てこない限りは問題無いと思う。そういう話が出てきたら手のひら返して謝る。意識高くプロの技術持たないU25を狙って、マルチや悪徳業者が中に入り込んでも感のいい人が自浄してくれるだろう。

本のタイトルは新世界となってるが、文化祭やりつつ先頭はプロ、といえば知らない世界ではない。お金が発生したり、しなかったりで、西野・スタッフ・他社経営層・プロ・アマ・ファン・サロン研究者など7者以上の混在サロンを煮込んでるのでモヤモヤするが、コミケや超会議やゆくゆくはそれを超えるものを自分達でやりたいんだなと思うのが理解早いかと。


むしろ、ブコメがオンラインサロンで慌ててるのって、岡田斗司夫、イケハヤという先駆者のせいじゃね?

いや、オンラインサロン維持や拡大に作品をどんどん出す必要があるため、実態以上の虚勢張る必要あって、その夢や希望や未来の前借りにスキが大きいのかな? 西野はうまく拡大してるが、もっとクリエイター必要な気がする。