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日本でボードゲームが普及しない理由

20代の本音ランキング: 【男性編】電気を使わず盛り上がる家ゲームランキング [COBS ONLINE/コブス オンライン]
http://cobs.jp/enquete/realranking/2011/08/2_1.html


1位 UNO 43.6%
2位 トランプ 29.6%
3位 人生ゲーム 24.9%
4位 黒ヒゲ危機一髪 15.2%
5位 ジェンガ 12.8%


なぜ日本では運要素の高い卓上ゲームばかりが人気なのか - 部屋とボードゲームと私と酒と泪と男と女
https://sites.google.com/site/jun1sboardgames/blog/whyluckgamesinjapan


「大人がやるのは、競技か、博打。
 それ以外のゲームは子供がやるものでしょ?」

こういった固定観念を、多くの人が持っているのではないだろうか?


ランキングにあがってない、カタンや、ドミニオンなど、
より戦略性の高いボード(カード)ゲームが日本でいまいちなのはなぜ?
という面白い記事でした。


これには僕も思う所あって、ドイツがボードゲーム大国という
脳内印象と比べてのただの仮説ですが
他の理由を列挙してみます。


理由1・ 日本人は空気を読みすぎる


和を以て貴しと為す、のでしょうか。
日本で「一般的な常識はこうです。」といわれるより、
海外で「私はこう思う!」という自己主張が尊重される
文化の違いでしょうか。


この点ゲームの勝敗を「運」のせいにできるほうが、
和を保つために都合よくて、
卓越したいやらしい交渉や、
独占を駆使したほうが有利なゲームが
嫌われたりするのかもしれません。


理由2・ 日本では強くてかっこいい女より、守ってあげたいかわいい女の子が求められる?


パーティゲームが、モンハン や ポケモン でも、
女性が参加できるかどうかはゲームの普及に結構重要な要素ですが
戦略性の高いゲームに
日本人女性は参加しにくい傾向があるかもしれません。



例えば日本のアイドルの低年齢傾向は、海外ではありえないそうで
海外では強くて自立してる女性こそがスターになれます。
アジア人だから、顔の彫りが浅く、幼くみえることもありますが
韓国の「少女時代」や「KARA」も、
どちらかというときれいでかっこいいわけで、
昔の「モーニング娘。」みたいな幼さは無いですよね。


女性の強さというのは「知的さ」も含まれますので、
戦略性の高いゲームで女性が勝つというのは
守ってあげたいかわいい女性像ではない。


実際に、ボードゲームで連勝するような女性が
モテないかどうかは関係ないというか、
むしろ逆にモテそうですがw
「男を打ち負かしてやろう」という心理は
女性側のほうが遠慮するように思えます。
その時は男性の目というより、
同性から変な目でみられるほうが気になりそうですけど。


だからといって、
海外の女性が戦略性の高いゲームを好むとも思わないから、
決定的な要素ではないですが、
「男を負かすのになんの遠慮も、周りの目も気にしない。」
プレイヤーに気になる男性がいても、
「あの人には負けてあげよう(´Д`)」なんて思わなくて、
「むしろぼこぼこにして、強く印象づけてやんよ ( ・ω・)っ≡つ ババババ」
という点で、わりと参加ハードルが違うかもしれません。


理由3・ 日本には、「任天堂」がいた


いわずもがな、ファミコンをはじめとした巨大なTVゲーム市場。
数人3ヶ月で作ったようなゲームが世界で何百万本も売れて
ビルが立つとか、当時とんでもない高利益で夢のある市場でした。


同じ、ゲームというククリならば
ボードゲームなんか作ってる場合じゃねえ!!」
と当時の人は思ったかもしれません。
作るにしても、ファミコンの上で「桃太郎電鉄」とか「いただきストリート
作ったほうが明らかに儲かるわけで。


この「ファミコン」を作ったのが、
日本伝統の「花札」そして「トランプ」製造の最大手「任天堂」なのが皮肉ですね。
任天堂が「ファミコン」じゃなくて、
ボードゲーム」開発に方向を決めてたらどうなってたでしょうか?
横井軍平や、宮本茂が作るボードゲームというのも興味ありますが。。。



閑話休題 ドイツにも任天堂ゲームはあったけど?


海外でもファミコン市場はボードゲームよりでかいわけで、
市場が侵食されてるわけですよね。
それでもドイツがボードゲーム大国の名を保ってる
ひとつの理由なんじゃないかと思うのが、
ゲーム機の価格です。


今はどうか知りませんが、当時ヨーロッパあたりの
(たぶんコンピュータの)関税がめちゃ高かったんですね。
15000円のハードが、2万とか2万5千円とか、
子供のおもちゃとしてはちょっと高価になりすぎる。
日本の物価を考えると、むこうでは5万円とかの感覚だったかもしれません。


つまり、「高い関税」のゲーム機に比べたら
ボードゲームの方がずっとお手軽に遊べたんじゃないかと。
みんなでウイニングイレブン大会をやる環境が子供たちには限られてて、
それよりボードゲームのほうがもっと面白かったかもしれません。
子供の頃ボードゲームに慣れてれば、
そのまま大人になっても遊ぶ確率も高くなりそうですし。


理由4・ 日本ではまとまった休みが取れない


まずボードゲームをやる前提には、
みんなで集まったうえ、
それなりの場所と時間を確保しないといけません。
大人が遊びづらい理由としては大きそうです。


しかしそれでも、「冬休み」と、「正月休み」が重なる年末年始だけは、
子供と大人が同時にまとまった休みがとれる時期なわけです。
だからこのときだけ、「人生ゲーム」や「かるた」のようなゲームでも
「みんな」でプレイできるチャンスなわけです。


もちろん「ゴールデンウィーク」や
2009年からは「シルバーウィーク」も出てきましたが
まとまった休みが他にない大人にはわりと一大イベントで、
家族旅行とか、趣味のイベントとか
ボードゲームどころじゃなかったりしますね。


逆に、海外の人から見ると日本は「祝日」が異常に多いそうで、
月になにかしら1〜2回の祝日があるのは変だと。
祝日は廃止して、年間有給30日ぐらい自由に使えるような
社会や企業システムに変更できたら、
ボードゲーム普及的には有利かもしれませんね。
(でも有給使いづらい空気なら、祝日のほうがいいのか?)


もう少し言うと、

理由4.1 日本では「家族やプライベート」より、「仕事」を優先してきた


「5時に帰って、家族と過ごす時間を大切にします。」
だったら、家族や子供たちとボードゲームやる時間を確保しやすいでしょう。


会社によっては18時、19時に仕事終えてそのまま飲みに流れるよりは
アフター5を充実させるように早い時間で仕事きり上げ、
新しい趣味や技術を学んだり、
家族や子供との時間を大切にするほうが
仕事うつ人間を作らず、生産的になるという会社もあるみたいですし
日常的にボードゲームをやれるぐらいの人生が、
豊かさの指標になって欲しいもんですね。


ボードゲームに未来はあるのか?


これはそんなに悲観してなくて、
たぶん、10年後ぐらいにはそれこそ任天堂あたりから
完全な360度3Dホログラムゲームとか出ると思うんですよね。
TVから飛び出る3Dじゃなくて、
こたつの上に映像が浮き上がるような奴。


それに、立体映像を自分の手でつかんで動かせるよう
AR、現実拡張的な透明サイコロ状のインターフェースを複数とか、
52枚の、紙のような
トランプカード型電子インクディスプレイとかセットで
(いくらかかるんだw)
そういうのがいつの未来か安価で出てきたら、
そのときこそTVゲームがボードゲームに融合して、
実質的ボードゲームの復権となるんじゃないかなと、夢見たりします。



最後に、

ボードゲームは非生産的か?

私はいちボードゲーマーとして憂鬱な気持ちになった。
ボードゲーム?いい年した大人が・・・」という反応だ。
「大人がやるのは、競技か、博打。
 それ以外のゲームは子供がやるものでしょ?」
「ゲームに真剣になるなんて、子供っぽくて恥ずかしい」


ボードゲーム」という言葉は、
日本では「子供向けの運が中心のゲーム」という意味付けが、
すでに一般的に浸透してしまった。
このイメージを覆すのは容易ではないが、
友人による「固定概念なんて、皆がやればあっさり覆される。
ゲーセンも昔は不良しか行かなかったが、今は老若男女誰構わず」
という言葉に勇気をもらって、これからも堂々とボードゲームを遊び、
また普及していきたい。


確かにボードゲームを遊んでもプロの世界もなければ、
金も稼げないという意味で非生産的ですが、
僕は戦略性の高いボードゲームにおける、心理戦や、交渉術の読みなどは、
ゲームで鍛えるべきなんじゃないかと思います。


普通に仕事やプライベートでも、
相手の心を気遣ったり、交渉したりするのは必須ですが、
仕事や人間関係で思い切ったリスクは取りづらいじゃないですか。


まあ、もともとそういう権限やチャンスも少ないと、
鍛える場面もないのですが、
ゲームでは頭フル回転して後頭部が熱くなるほどの心理戦は
よく発生しますから、普段使わない能力を鍛えるのに
有効だと思うんですよね。


僕はゲームからたくさんのことを学んだと思いますし、
このブログでも、ゲームを起点とした視点が多かったりするのは
気づかない内に、人生何かの役に立ってるのかもしれません。


夏休みでも、正月でも、
今度はUNOでなく、戦略性の高いゲームに挑戦してはどうでしょうか?
元記事に、熱くなれるゲームが紹介されてるので一度覗いてみるのをお勧めします。


一応僕からも3つほど紹介しときます。


ドミニオン 日本語版

2〜4人用。
1プレイ30分前後。


ゲーム終了まで、領土を広げ勝ち点を多く集めるゲーム。
1ゲーム10種類のカードを使用して、
「銅貨」と「屋敷」だけのスタートから
はまれば倍々と、加速度的に領土が拡大していくなか
その組み合わせとお互いの戦略で以下に出し抜くかを競う。


カードの組み合わせは結構あって、
戦略の読みがモノを言うゲームですね。
なにより1プレイが短く、
戦略の学習効果を次に試してみたい中毒性があります(*゚∀゚)=3


ゲームバランスを考えて最大4人用なんですけど、
勝ち点や、カードの種類、ルールをちょっと書き換えたら
5〜6人で遊んでも、、、バランスはメチャメチャなんですが、
そのめちゃめちゃな組み合わせから
素早く勝つ方程式を編み出す勝負というのも面白かったですよw





ポータブル カタン

3〜4人用。
1プレイ1時間前後。


これも、カタンという開拓地から、
加速度的に開拓される地で
いかに10点の拡張を先に達成するか?
というゲーム。
プレイヤー同士の「交渉」があるので、プレイ時間が1時間前後。
ダイスの目も重要なので「運」も必要です。
こういうのは「戦略」や「交渉」も大事ですが、
上で書いたように負けても「運」のせいにしやすくて、
いいですねw
4人でやるならイチオシです(*゚∀゚)=3


ドミニオンはカードゲームのくせに結構でかい箱なんですが、
こちらのポータブルカタンは、
セカンドバックに入れられるぐらい小さなものなので、
友人の家や(または会社)にもっていくのもかさばらなくて
オススメです。





Ravensburger スコットランドヤード

3〜6人用。
プレイ時間 15分〜1時間?。
24ターン、一人の泥棒役が逃げきるか、
その他刑事役がうまく捕まえるかの勝負。


泥棒は、マップ上に見えないけど
どの乗り物に乗ったかという足あとの情報を残していく。
また特定のターンだけマップ上に姿を表すので、
この2つの情報から、捜査線を絞り込んで追い詰めるゲーム。


というと、そんなに戦略も、心理戦もないんじゃないかと思うけど
泥棒役で逃げるのが熱い。
見えないターンの時、
絞られてくる捜査線の刑事ギリギリをすり抜けるときは
ニヤニヤ、ドキドキしっぱなしですよ(*゚∀゚)=3


定石として犯人はポーカーフェイスで
何もしゃべらないほうがいいかもしれませんが、
刑事たちが、みんなで捜査線の絞り方を相談してる時
会話にあえて介入して、かき乱すのが楽しかったり、
逆に、友達が動揺してるのか、動揺してる振りなのかを
バカ話をまぜながら、微妙なしぐさや表情から読み解くのが
楽しかったりします。
人数が多いときはこれですね(゚∀゚)




どのゲームも、学生時代のようなバカバカしい会話が生まれるので、
心理戦を鍛えるというよりも、
みんなとそういう楽しい場を持てることが
ボードゲームの良さかもしれませんね。