オフィスが必要かどうか

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面白い考えなのでメモしておきたい。
ちなみに孫泰蔵さんは、ソフトバンク孫正義の弟でYahooJapanや、古くはラグナロクオンライン、最近はパズドラのガンホーの立ち上げに関わってる。他色々ネット系サービスを展開。

孫泰蔵 - Wikipedia

今回の話はベンチャーキャピタル会社。スタートアップに投資する会社だね。

mistletoe.co

これまでの日本の企業文化では、社員と会社が1対1で報酬を交渉するという場面はほとんどなかったと思います。フリーランスの業務委託契約と同じように、「これだけのパフォーマンスを提供すると約束するから、これくらい欲しい」「その額を希望するなら、この部分をさらに強化して欲しい」といった交渉を誰もができるようになるといい。今の雇用関係は会社にとって有利な契約を一方的に結んでいるだけ。正社員という名の奴隷制だと言ってもいい。

結論から抜き出すと、全部フリーランス業務委託で交渉したほうがみんな幸せなんじゃないかということかな? さかのぼってオフィスはいらない。新人教育どうすんだと思うがそういう会社じゃないね。人材は外に飛び出していいし、また一緒に仕事してもらえる魅力ある会社でありたいと。

何か見えていない“オフィスの重要な機能”があるのかもしれない、ともう一度じっくり考えてみたら、あったんです、1個だけ。その1個だけを表現した「新しいオフィス」を作ることにしました。

ミートアップ(出会いの場)です。つまり、皆、偶然の出会いから得られる気づきや刺激、交流を求めているんです。会議というのは議題と目的を決めて行うから、「いつ、誰と」という計画を立てることが可能で、オンラインに向いている。ミートアップは偶然性を重視するから、物理的に人と人が出会える場が重要。

これは、タバコ部屋の事かな。
結構重要な裏事情が飛び交う休憩室。
その雑談からの偶然のひらめき。
ああいう場所で仕事の重要な何かが心で決まったりするんだよね。仕事じゃない雑談や愚痴に、会議では本音で言わない重要なポイントが詰まってたり。まあオープンで風通しの良い会社だと会議で本音言わないとかそういう心配あまりないかもしれないが。

これもオンラインで実現不可能ではないけどね。
ただ、仕事の場で遊びのスレッドを延々と話してるわけにも、本音も書かないので、それこそよほど風通しの良い文化でないと、普通の会社は無理。

ここでまず立てたいのは、「なんでサボっちゃダメなの?」という問いです。「サボっちゃダメに決まってるだろう!」と怒っている上司も、実はパソコンでゴルフ場の空き検索とかしていないですか? ぶっちゃけ、匿名で答えたら、皆、本音は「サボりたい」だと思うんです。

この「サボりを許す」度量のある会社は、普通の会社よりずっと風通しが良い。
まず社長がこういう考え方でないと、風通しもなにも関係ないからね。もちろんサボりっぱなしで何も仕事しない人は契約解除だろうけど。

:そうです。僕も指摘されることがありますよ。「泰蔵さん、思考停止になっていますよ」と。

-孫さんに対して、社員の方々がそんな進言ができるんですか?

:できますよ。なぜなら、うちの会社は、評価と報酬を完全に切り離しているんです。つまり成績がいいからといって給料が上がるわけではないし、その逆もない。

個人の成績と報酬が連動しない。
これもフラットな業務委託関係というのか、本音で語り合えるひとつの風通しの良さか。

-では、何によって給料の額が決まるんでしょうか?

:個々の事情によってです。例えば、仕事上でまったく同じ成果を上げた2人がいて、独身の1人暮らしで当面はそんなに生活に困っていないというAさんと、子どもが4人いて教育費に出費がかさむBさんだとすると、Bさんに多く取ってもらいます。それをアンフェアだと言う人もいるけれど、僕はむしろフェアだと思う。Aさんもいつか出費がかさむライフステージに来たら同じだけもらえばいい。「アメリカ人のように高い報酬を望む」と言うならアメリカに行って勝負をすべきであって、あの国は日本より家賃も物価も高いから、その分、報酬が必要になるというだけです。

このブログでよく言う同一賃金、業績連動報酬のメリットを上げるのは、20代前半の若い新人がそれなりのお金もらえることなんだよね。つまりすぐに結婚資金溜められるし、異性にアピールできるし、よりステータス高い人にアプローチできる。30代後半になってからではなく、若い内から家庭持って安心して子供作れるようになる。

引用の仕組みはそれと違って、将来的に仕事が保証されていないときは子供作ろうとか思うだろうか? みんな優秀だからその心配はないのかな? むしろこの仕組みのほうが「この会社は結婚して子供作ったほうが得だ」となるだろうか?


オフィスの要不要に話し戻すと、物理的に実現できるオフィスワーカーはたくさんあると思うんだよね。それである程度サボり許したとき、サボりすぎて締め切りをぶっちぎる人が出てくると困るんだよね。フリーランスとしてのアニメーターや漫画家は日常茶飯事な事。米Yahooとか、仕事の選択と集中、あるいはその偶然のミートアップがうまくいかなくてリモートワーク禁止したんじゃなかったっけ?

実際にオフィス無しでどうするか考えるとき例えば

d.hatena.ne.jp
この辺はSqwiggleみたいな、定期スクリーンショットビデオチャットで、コアタイムは常時つながっているというリモートワークは、ひとつの締め切り対策になると思う。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

 

あるいは「一度も納期に遅れたことがない男」の知見から
「小学4年生から、夏休みの宿題は7月中に終わらせて、 あとは好きなことをしていた」

「期限までの日数の2割で、仕事の8割を終えて後は流す」

普通の人は締め切り残り2割切ったところから、妥協しつつも残り80%の仕事を全力で終わらせるように動くのだけど、逆に日程の前半2割で80%できる計画を立て、達成できなかったら即アラートというスケジュールでも良いのかと。

このコラムは続くようなので、しばらく追っていきたい。

 

孫泰蔵「思考停止を疑え」:日経ビジネスオンライン