シリコンバレーのルールとアップルのルール

全部にツッコミいれたいので、全文引用させてもらう。

Be Evil! - 池田信夫 blog


Wired誌のアップル特集は、IT企業の「成功のルール」について、あらためて考えさせる:


シリコンバレーのルール1:プラットフォームを開放し、協力せよ
アップルのルール1:自分のマシンだけで動くソフトウェアを開発せよ


シリコンバレーのルール2:企業情報を顧客に明かし、コミュニケーションをとれ
アップルのルール2:メディアには何もしゃべるな


シリコンバレーのルール3:市場の主導権をとっても、独占しようとするな
アップルのルール3:優位になった市場から、徹底的に利益を上げろ


シリコンバレーのルール4:顧客を中心にせよ
アップルのルール4:自分の作りたいものを作れ


シリコンバレーのルール5:社員のアイデアを大事にし、ボトムアップで意思決定せよ
アップルのルール5:すべてをトップが決め、社員はそれに従え


この産業で人々が買うのは必需品ではないのだから、彼らが何を求めているかは予測できない。
ヒットはまぐれで、それをいくら分析しても、どんな法則も帰納することはできない。
もし「名曲の法則」があったとすれば、すべての音楽家がモーツァルトになれるだろう。
IT産業は、エンターテインメント産業に近づいているのだ。

「成功のルール」について、あらためて考えさせられた。


これらは必ずしも対立するものではないと思うがどうだろう?

シリコンバレーのルール1:プラットフォームを開放し、協力せよ
アップルのルール1:自分のマシンだけで動くソフトウェアを開発せよ


プラットフォームを開放し、
協力したほうがより多くの力や市場を確保できるだろう。


でもそのスタートアップは自分のための、
自分のマシンだけに最適化されてもいいんじゃないか。


シリコンバレーのルール2:企業情報を顧客に明かし、コミュニケーションをとれ
アップルのルール2:メディアには何もしゃべるな

情報を公開し、多くのコミュニケーションを取った方が
より有用な情報を手に入れられるだろう。


ただメディアを通す必要はない。
メディアには盛り上げるための意図的編集が入るが、
必ずしも自分にプラスの編集とは限らない。
今は、ブログも自社サイトもあるのだからそこから発信してもいいだろう。

シリコンバレーのルール3:市場の主導権をとっても、独占しようとするな
アップルのルール3:優位になった市場から、徹底的に利益を上げろ


独占するとイノベーションが止まってしまうかもしれない。
すると、別の巨大な市場が急激に伸びたとき対処できないかもしれない。


しかし市場の主導権を取ったら、徹底的に利益は上げれるだろう。


シリコンバレーのルール4:顧客を中心にせよ
アップルのルール4:自分の作りたいものを作れ


自分という、最高の顧客を中心に物を作れ。


シリコンバレーのルール5:社員のアイデアを大事にし、ボトムアップで意思決定せよ
アップルのルール5:すべてをトップが決め、社員はそれに従え


こればかりは同列に語れないw
ジョブス並のビジョナリーなら黙って従うのもありだろうか?


しかし、Macは一度徹底的にWindowsに破れている。
右ボタンをかたくなにつけなかったり、
Maccubeとか売れない物だしたり、
ホイールもなかったり(あれはMSが作った物か)
ウィンドウのリサイズがやりにくかったり、
爆弾が爆発したり、、
全部どこかの記事から見たことだけど、
報われない社員も多かったと聞く。


もちろん、今のMacや、ipodなどのビジョンは素晴らしい。
同じ夢をもてるなら、彼に心底誇れ込んでるのなら黙って従うのもありだろう。
そうでないのなら、、、、

ヒットはまぐれで、それをいくら分析しても、どんな法則も帰納することはできない。
もし「名曲の法則」があったとすれば、すべての音楽家がモーツァルトになれるだろう。


「名曲の法則」は存在すると思う。
すばらしい作曲家はいつの時代も感情のこもった素晴らしい曲を書く。
そういう「名曲」はたくさんある。


ただ「名曲」がヒットするかどうかが別の話なのだ。


ゲームも同じ。
「面白いゲーム」はたくさんあるのだが、
「ヒットするゲーム」はわずか。


任天堂はずっとそういう法則に従ってゲームを作り続けてるが、
64や、GCの時代にかならずしもすべて大ヒットしたとは言えない。
Wiiの、ゼルダや、マリオだって海外では数百万の大ヒットだが、
日本ではミリオンにも至ってないはず。



「ヒットの法則」をいくら分析しても帰納することはできない。
それを分析したタイミングと、場所と、内容が、
そのヒット作がでたことによってすこしづつ変わってしまうからだ。
TPOが変わると、そのまま当てはめるわけにはいかない。



ヒットを狙えるのは、自分でタイミングと、場所と、内容を作れる人だ。
たまに、、そんな革新的な情熱をもった奴が出てくる。
自分の情熱で、世間を燃え上がらせるような、、
そんなスティーブジョブスのような奴が。



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スティーブ・ジョブズ-偶像復活ジェフリー・S・ヤング ウィリアム・L・サイモン 井口 耕二

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