teruyastarはかく語りき

TVゲームを例に組織効率や人間関係を考える記事がメインのようだ。あと雑記。

スタートアップ企業の人材はどうすべきでしょうね?

この話、納得できるようなできないような。

私がもっと早くにクビにするべきだった5人 | サンフランシスコ・シリコンバレー拠点のクリエイティブエージェンシー・btrax スタッフブログ
http://blog.btrax.com/jp/2012/11/05/failcon/


1. 初期メンバー

2. 指示待ちで自主性がないタイプ

3. いつまでも出世しないタイプ

4. アーティストタイプ

5. 型にはまったタイプ


初期メンバーは成長しながら後から入ってくるエキスパートに及ばず、アーティストの異常なこだわりは作品としてのそれで、自社の商品やサービスと合わないことがある。
その他3つはまあそうかもしれないとして。


でも、これ矛盾するよね。みんながみんな自主性をもって出世して型にはまらずそのうえ方向性を一つに絞ることなんてできないでしょ?


指示をもらうのは会社の方向性が決まってるからでみんなが出世しても管理職やエキスパート職が向いてるとは限らない。エキスパートが活きるよう雑用周りを片付けるプロも必要なわけで。

あと、CEOではなく特別なアーティストが会社の方向性を決めるほどのデザインを生み出すことも多い。何を核にするのか決めるのはCEOだけど一番情熱のでかい人をどう扱うかが経営者のうでの見せ所ではないかと思う。


初期メンバーが会社の成長スピードに追いつけないことはよく聞くけどこれは多分最初に合意しておくべきなんだろうね。つまり、会社がどんどん成長して方向性や能力の問題に達した場合、どこかで分社化しようと。初期メンバーは初期メンバーなりにノウハウがたまり成長してるわけだからその成長速度にあった別の会社をまた立ち上げるのもいいのではと思う。初期メンバーならストックオプションとかそれなりの退職金もあるだろうし。


「成長企業はエキスパートで自主性があり現状に満足せず作品ではなく商品を作り出す人材を必要としてます。」なんていうのは、会社をドライブするコアメンバーであって、これとは別に、会社を安定させる指示待ちや型にはまったスタッフも必要だと思う。


この記事での問題は、ドライブスタッフと、安定スタッフがコアメンバーとしてごちゃごちゃ混ざってることであって、この組織系統をきっちり区分するように運営することがCEOの考えることではないかな。